No.5
- 回答日時:
柄側を左にするのは、観賞用です。
柄側を右にするのは、戦闘を実際に行った時代の飾り方で、
日本刀の世界は基本的に右利き扱いですから、
鞘が左で柄が右に来ると、いち早く抜きやすい事にあります。
もし、現代で、この過去と同じ向きで飾り方を行うと、
「いつでも刀を抜いて斬るぞ!」
と言う意味となり、大変失礼で、無作法とされています。
博物館や刀剣商などで、過去の置き方をしているような無知な所は、
さすがに無いとは思います。
No.4
- 回答日時:
ご存知かどうか分からないので、一応書いておきますが
「作法」と呼ばれるものはすべて「相手を攻撃しにくい状態」から来ています。
たとえば西洋人が右手で握手をするのも「お互いの利き手(右手)を握りあうことで接近しても抜刀しない」という約束になります。
日本人のお辞儀は逆に自分の目線を相手の顔や手から外して首を無防備に差し出す形を作り「あなたに切られるかもしれないが、私はあなたを切りません」ということを意味するところから来ています。
欧米人が椅子に座って足を組むもの、相手を襲うときに必ず足組を外すところからの動作になるので「あなたを襲うことはしない」という意思表示なっています。
さらに言えば#2さんが書くように、日本刀は自分の右側に置いて、さらに反りの向きを向こう側にしてさらに抜きにくくして「あなたに対して抜刀することはありません」という意思を表します。
ついでに言えば、昔の船は港に入る際に大砲を全部撃って「港の中で大砲を撃ちません」という意思表示をしていたことの名残が、今でも残る礼砲・弔砲などの起源とされています。
刀を飾る際は「あなたにお見せしたい」という意思を表すもので「この刀であなたを襲うことは無い」という意思を表す必要があるので、柄を左側にして抜刀しにくくしてあるのです。
No.3
- 回答日時:
お答えします。
これが「マナー」です。抜きにくくしているマナーであり、置き方の作法です。近藤勇の画像検索して見てください。抜きやすいように置いています。新選組は集団で同時に一人に斬りかかるなど実践を重んじました。
No.2
- 回答日時:
質問者さんは「抜刀座」って知ってますか?、
武士が他の人と対面する時、或いは接する時は、必ず腰から外した大刀を右手に持って自身が着座した右側に置きます、
抜刀する意思の無い事を知らしめる為に、
刀懸けに懸ける形は正にその形を踏襲した物だからです。
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