
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
聞きかじったことですので、自信がないのですが、
名詞の性は、その起源において自然の性とはもちろんのこと、さらにアニマシーと関係があったのではないかと言われているそうです。アニマシーというのは命があることを感じさせるものです。
日本語では、アニマシーの高いものが存在することには「いる」という語を使い、アニマシーが低いものには「ある」を使います。動物は「います」が、植物は「あります」。魚は川には「います」が、スーパーには「あります」。ロボットは「いる」と思う人もいれば「ある」と思う人もいます。このように日本語でもアニマシーの高さによって語の形態を変えるものがあります。
名詞の性は、これをすべての語尾や形容詞や動詞に呼応するまで体系化させたものが、アニマシーとの関係性が薄れ文法形式だけ残ったものと言えるのではないでしょうか。
この回答へのお礼
お礼日時:2004/10/30 13:26
回答ありがとうございます。アニマシーとの関係があったとは、目からウロコです。日本語の「いる」「ある」の例も非常に納得しました。とてもわかりやすく、かつ参考になりました。どうもありがとうございました!!

No.4
- 回答日時:
ドイツ語とラテン語に限らず、ロシア語やギリシャ語などヨーロッパの言語には英語を除いて すべて性の区別がありますね。
それらの言語も起源を遡れば、印欧祖語に辿りつきますが、印欧祖語には既に性の区別があったと考えられます。そして、屈折語でした。つまり、名詞の性と数によって、その名詞を修飾する形容詞が語尾変化していました。おそらく、古代の印欧祖語を話していた人たちは森羅万象全てのものに性別があると考えていたのでしょう。つまり、世の中、男と女がいますが、動物にも雄、雌の区別があって、この対立すものが つがうことで、世界のバランスを取ったり、新しいものを生み出すというのが、世界観だったのでしょう。逆に考えれば、日本人の祖先にとっては「性」というもがそれほど重要ではなく、寧ろ「魂」とかを重視していたと思います。
No.3
- 回答日時:
名詞に性の区別があるのは、インド・ヨーロッパ語といわれる言語グループに共通の特徴です。
英語はメジャーなヨーロッパ言語の中で区別が消失した珍しい例の一つです。フランス、イタリア、スペイン、ロシア語等々はみんな性の区別があります。(中性がなくなった言語も多いのですが)。その起源については、古くからいろいろな議論があり、人間に男女の別があることから男性・女性の区別ができたのだろう、分類できないものが中性になったのではないか、という位は言えそうなのですが、それ以上の定説はないというのが現状です。
ラテン語などでは、名詞の変化のタイプの一つの基準になっているという意味があり、ドイツ語も中世の言葉ではそうだったのですが、現在は冠詞等で区別されるだけになりました。(単数2格で女性に-s が付かないという痕跡はありますが)。
結局名詞の種類分けの一つと考えればよいと思います。

No.1
- 回答日時:
noriccoさんが言語学者として名詞の性の誕生を研究するなら別ですが、外国語を単に学ぶ場合はこのような問題にあまり拘らないほうが良いと思います。
疑問はつきませんよ。*何故定冠詞があるのか(定冠詞のない日本語から見れば不思議)
*何故単数、複数があるのか(日本語にはない)
*何故形容詞が名詞の後ろに置かれるのか
*何故動詞の人称変化があるのか
私はラテン系の言葉を学んでいますが、名詞に男性・女性があるのはラテン語にあるから・・・と説明されています。古代のローマ人の宇宙観、世界観が人間にも動物にも性を感じたからでしょう。あらゆるものを男性、女性、中性に分けてしまったのは文法が意識されるようになった後世のことだと思います。
日本語には性はありませんが、中国の影響を受けたのか、宇宙や世界を二つの対立する存在として捉えます。
男女、天地、南北、硬軟、正邪、などです。日本人は
それ以上深く追求しなかったのでしょうが、ローマ人は
人間に男女がるなら、この世の万物にも男女があるはずと考え始めたのでしょう。太陽が男性なら月は女性という風に。ラテン系の言語では、外来語は何故か男性になっています。又千人の女性の中に男性が一人でも加われば、そのグループは男性形の複数で呼ばれます。これは男性名がその種族を代表する名前だったことの名残ではないかと思われます。英語でもmanは男であり、人間も
表します。
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