ショボ短歌会

どうして男性名詞や女性名詞、中性名詞などが発生したのでしょうか?それと、どうして廃れず今日まで残っているのでしょうか?(英語にも性名詞があったそうです)
宗教が起源?それとも人間の感覚に根ざしているから?
だとしても不思議なのは、おなじ「太陽」でも言語によって男性名詞だったり女性名詞であったりすることです。ご意見をおねがいします。

A 回答 (1件)

名詞の性の区別は日本で言えば縄文時代まで遡るような


はるかな古代の人間の自然との付き合いの中で生まれたものでしょう。従って誰にも分からないのですが、後世の言語学者が推理に推理を重ねて「それらしき答」を見出したのだと思います。文化人類学や言語学を総動員すれば、らしき答は出てくるでしょうね。

古代の人々は自然崇拝であり、万物に霊が宿ると信じるのは世界共通です。人間と自然界には境界はなく、人間の男性、女性も動物界のメス、オスも草木も自然現象も
全てが仲間であり、オスとメスがいます。もし古代人が
人間のオスとメスを区別しなければ名詞の性も後に発達した形容詞の性もなかった可能性があります。

一旦性が生まれれば、後は言葉の発達の中でいろいろな文法的決まりごとが生まれ又後世になって例外が生まれたものと思われます。

太陽や月、星などをオスと見るかメスと見るかは民族によって差があるでしょう。欧米語はインドーヨーロッパ語族なので似通っています。しかし100%同じではありません。

スペイン語の場合

1.人、動物の性(父は男性形、母は女性形、雄牛は男性、牝牛は女性など)
2.自然界の性 民族固有の世界観から月は女性、太陽は男性となり、文字が発明されてから(恐らく)男性形の名詞は語尾をーO、女性形はーAに統一されたのでしょう。しかし例外もあります。
3.男女同形、単複同形  複合語で新しい機能を示す造語など。 例。 Sacapuntas(鉛筆削り)tocadiscos(レコード・プレヤー)
4.男女同形、複数形あり。例。socialista(社会主義者)pianista(ピアニスト)など
5.外来語は男性形として扱う。un "out", un "Daimyo"

日本語では名詞の性は発達しませんでしたが考え方はに通っていたといえます。人間、動物はと植物の一部は押す、メスで区別する。自然現象もイメージとしてどちらかに区別する傾向がある。例。女々しい大型台風とはいわない。柳に男性のイメージは抱かない。

いくら説明しても明確な答えは存在しないというか知りようがないわけで、欧米語は昔から整数変化をするというのが正解でしょう。
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この回答へのお礼

すごく丁寧な解説をありがとうございます!
もやもやっとしたイメージが貴方の解説のおかげでくっきりしてきました。

お礼日時:2004/04/23 10:24

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