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リミデットスリップデフは、内輪差外輪差の調整を強制的に止めてしまう物と考えていいのでしょうか?

その際、右にハンドルを切っている場合、右のタイヤが遅く左のタイヤが早く回転していますが、多版クラッチはそれをどう見分け調整しているのでしょうか?スパイダーギアが回転すると機能が働く?

youtube などの動画を何本も観ましたが今一、よく理解出来ません。

どなた様か、分かりやすく教えて下さい m(--)m

A 回答 (8件)

>リミデットスリップデフは、内輪差外輪差の調整を強制的に止めてしまう物と考えていいのでしょうか?



 差動装置を強制的に止めるモノ、っというか差動装置の働きを強制的に制限するもの、ということです。(リミテッド=limited=制限する・・・っという意味です。)

>多版クラッチはそれをどう見分け調整しているのでしょうか?

 リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)というと多板クラッチ型のことを指している様な風潮がありますが、上述したlimitedの意味の通り差動装置の働きを制限する装置全般がリミテッドスリップデフであり、多板式とは限りません。
 リミテッドスリップデフには大きく分けて2種類あり、それぞれの数値を検出して差動装置をどれだけ制限するか?を自動的に調整しています。

①左右輪の回転数差で差動制限を加えるもの(回転数感応式)
 多板クラッチ式、ビスカス式などはこのジャンルのLSDで、左右輪の回転数差により差動装置を拘束しています。多板クラッチのプリロードは、見かけ上差動装置の拘束強度を調整している様に見えますが、機構的にはLSDが作動する左右回転数差を設定しているだけです。(注;ウィキペディアでは機械式=多板クラッチ式を後述するトルク感応式に分類していますが、間違いです。ウィキペディアは便利なネット辞典ですが、自動車工学関連ではLSDに限らず誤記が多い様です。)
 回転数差があれば必ずLSDが作動するので、実はちょっと交差点を曲がるだけでもLSDは作動しています。ただフツーはプリロードをある程度弱く設定しているので、交差点を曲がる程度の回転数差では差動装置を拘束し切れないだけです。プリロードをガチガチに上げるとちょっとした左右輪の回転数差でも差動装置を拘束し、車庫入れなどが不可能になります。

②左右輪のトルク差で差動制限を加えるもの(トルク感応式)
 トーセンデフ(トルクセンシングディファレンシャル)、シュアトラック(トルクカム)、ボールテックなどがこれに当ります。左右輪の駆動力の差で(まさしくトルクをセンシングして)、差動装置を拘束するかどうか決めています。
 回転数差は関係ないので、例えばジャッキアップした状態(負荷が無く、左右輪の駆動力=トルク差が発生しない状態)では、差動装置を殆ど拘束しません。

>youtube などの動画を何本も観ましたが今一、よく理解出来ません。

 LSDの機構を知る為には、まず差動装置の働きを理解しなければなりませんが・・・ここで文章だけで説明するのは不可能です。
 そもそも・・・YOUTUBEなどの動画を見てもよく判らないのであれば、差動装置とその拘束方法について新たに説明しても、誠に残念ながら理解出来ないかもしれません。

>スパイダーギアが回転すると機能が働く?

 違います。
 上述した様に、多板クラッチ式はあくまでも左右輪の回転数差で作動します。左右輪の回転数差によりピニオンキャリアがピニオンギア(スパイダーギヤ)の回転軸にモーレツなフリクションを発生させ、結果、差動装置が働かなくなります。ピニオンギヤが回転するかどうかは、LSDの直接的な差動条件ではありません。(ピニオンが回転し出すとそれにブレーキをかける様にLSDが働くのは、あくまでもLSDが作動した結果の現象です。)
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デファレンシャルギアと言うのは、ご存知のとおり 内輪差で起こる回転差を取り除く気のを持たせたもの


リミテッドスリップデフLSDは、一定の回転誤差を検知してからクラッチがONし 左右回転差を起こさないように 左右直結にするギアです。
車でコーナリングしている際 ハンドルを切っても真っ直ぐ進むようになります。
なのでドリフトの様な 前輪グリップを失いながらも逆ハンドルでコーナーを曲がっていくのです。

ノーマルでは、内輪差で駆動が抜けてしまうので LSTで強制的に左右同一な駆動を伝え続けさせるものです。 パワーロスがなくなる訳です。

最近のスバルインプレッサーS4など CVT車には、ヴィスカスLSDも付かず 電子制御で デフ代わりの制御をさせてます。 トラクションコントロールの技術の進化です。
MT車以外もう LSDも使わなくなりそうですねー
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デフは、ご存じのとおり左右の(前後もありますが)タイヤの回転差を吸収する機構です。

カーブを曲がるとき、内側と外側のタイヤの回転数が異なることは容易に想像できると思います。
現実的なクルマでは無いですが、内側のタイヤが回転円の中心で、外側のタイヤだけが回るような状態を想像してみると、内側のタイヤは全く動かなくて外側のタイヤだけ回っている状態になります。デフがあると、このような状態もできるわけです。

ここで、どこかでタイヤが空転している状況を考えてください。片側のタイヤは石の間にハマって動かず、もう片方のタイヤが砂の上を空転しているとか、そのような状況です。この状況が上記の回転円の中心に片側(内側)のタイヤが来ている状況と同じことがわかります。つまり、片側(内側)のタイヤは全く動かず、もう片方(外側)のタイヤだけ回っている状態ですね。
このようにデフがあると、動力を伝えても、空転するタイヤが空転するだけで、もう片方のタイヤは全く回らない(回ろうとしない)状況になってしまうわけです。

これでは悪路を走るときには意味がないからというので、デフの動作を止める機構ができました。1つはデフロックで、完全にデフの動きを止めます。もう1つはLSDで、タイヤの回転差が大きくなった時だけ、デフの動きを制限するような装置です。

ドリフトなどをしようとすると、左右のタイヤの、どちらかが先にスリップしたらスリップした方ばかりに動力が行って、グリップしているほうには動力が伝わらなくなります。そうなると、片輪しかスリップ(空転)しない、つまりドリフトしてない状態が続いてドリフトできなくなってしまいます。なので、ドリフトするならLSDが~という話になります。
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youtube の Warking of Limited Slip differential では、スパイダーギヤ(左右の回転差が出ると回転を始めるギヤ)に回転力が加わると、スパイダーギヤのシャフト~LSDのケースを通じて機械式のLSDの多板クラッチに圧力をかける(=左右の回転差を制限する)ことを説明しています。



ただし、読んで字のごとく、あくまでも制限されたスリップであってロック(止めてしまう)ではありません。
よって、多板クラッチはスリップしていることになります。
No1さんも書かれていますが、多板クラッチの組み立て方によりその制限(調整)度合いも変わります。
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一輪が、雪のくぼ地に落ちて、空転している。

普通のデフは、空転していない方のタイヤには、駆動力を伝えない仕組み。LSDは、ある程度の、回転差で、直結になる。
コーナーで、片輪が、空転した時にも、同様に、反対側に駆動を伝える。
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完全に片輪駆動になってしまうデフの機能を制限し、


両輪に駆動がかかるようにする装置です。

路肩(片輪)だけがぬかるんだアスファルト道で、急発進すると、、、
普通のデフだと、路肩(左)側が空転し、右は駆動が掛からず、発進出来ない。
LSDの場合は、右側にも25%とか30%とかの駆動力が掛り、発進出来る。

内輪・外輪の回転差をなくしてしまうと、
緩いカーブでもパワードリフトしなければ、デフロックして不動車となります。

危ないから試してはイケマセン!
一般デフの2駆車なら、片輪をジャッキアップした状態で、エンジンを始動。
Dにシフトし、ゆっくりと駆動(ブレーキ離せば)を掛ければ、
上がった方のタイヤはクルクル回転するが、
接地側のタイヤに駆動は掛からないので車は不動のままです。

しかし、LSD車でこれをやると「発進し、ジャッキから外れる」。
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リミテッドスリップ→限定スリップ。


極端に言えばギアなしで、この多版クラッチだけでもデフの働き可能?、すくんくともタイトコーナーブレーキングは起きないかも。
センターデフなしのところえへ、この多版クラッチを設置すれば、限定的にスリップすれば左右の回転差クリヤー可能です。
検出は回転数ではなくトルクの大きさです、上の多版クラッチだけでも、クラッチ容量以上のトルク差がかかれば、勝手にスリップします。
トルクの差は動画その他視覚情報で直接確認はできないでしょう
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リミデットスリップデフは、内輪差外輪差の調整を


強制的に止めてしまう物と考えていいのでしょうか?<

強制的に止めるのではなく、リミテッドの名の通り差動を制限する機構です。
その為、作動制限の度合いをロッキングファクターと言う値で表します。

例えばロッキングファクター65%など
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