知財の仕事について

５６歳の元半導体技術者です。２年半ほど前から大学で知的財産の仕事をしています。発明内容の理解と評価そして説明、企業との契約とその協議、展示会の資料作成、知的財産管理一般（拒絶理由通知対応）といった内容です。いずれも専門技術や知財法の理解が必要です。これらは私にとって初めての仕事内容なのですが、始めたころから殆ど仕事のペースが変わらず、理解不足によるミスが多いと指摘されています。自分ではわかったつもりでも、質問に答えられず、再度の準備をすることが多いです。
　仕事の期限に間に合わせるため、残業や休日出勤で対応してきました。しかし、周囲に溶け込めない問題のあった同僚が辞めさせられてから、仕事の量が格段に増えました。上司からは更なるペースアップ命令が出ました。契約が延長になることを期待して、我慢して仕事をしていたのですが、とうとうストレスによるめまい症状が出てしまいました。あと数か月で契約が切れることも影響しているようです。このため現在では上記の知的財産管理一般のみの仕事となり、残業も休出もしていません。なお今の仕事の契約の延長は無いと上司から最近、言われました。
　そこで、将来のため知財関係の方に教えていただきたいと存じます。
１．比較的考えないと上司から指摘される私は、こういった知財の仕事に向いていないのでしょうか。
できる人は、始めて早い段階からできるようになる様です。知財の仕事従事者は平均年齢が高く、収入も結構高く、堅い仕事だと思います。できれば今後も続けたいのです。
２．知財関係の仕事ができるようにするためには、何が必要なのでしょうか。
技術内容の理解と勉強は好きなのですが、説明が下手です。わかっていないためか、同じ質問を発明者にすることが多いと様です。契約交渉では相手の立場が分からずに難航して、相手を怒らせることが多い様です。
３．知財法の理解は、どの程度必要でしょうか。
知財管理技能検定試験は３級のみ合格していて、２級に合格できるように勉強しています。
　
　どうぞ、宜しくお願い致します。

No.1 回答者： ハイジ20188 回答日時： 2018/12/30 22:29

私は知財関係に勤務しているので、回答してみようと思いました。

但し私は特許明細書を英訳する翻訳者ですので、
周りの技術者や弁理士を見た範囲のことしかわかりませんのでご了承ください。

＞１．比較的考えないと上司から指摘される私は、こういった知財の仕事に向いていないのでしょうか。

具体的にどの程度「考えない」のかはわかりませんが、質問者様が元半導体技術者としてのご経験があれば、充分考える能力はおありかと思います。
私の職場にも、企業の元技術者の方はたくさんいます。

＞２．知財関係の仕事ができるようにするためには、何が必要なのでしょうか。

技術内容の理解と勉強がお好きであれば、発明者とはなるべく文書でのやり取りをしてみてはどうでしょう。
私の職場の人も、一回くらいは発明者と打ち合わせしますが、
あとは、発明者の書類を持ち帰り、メールでやり取りしています。
対面で口頭でやり取りするよりも、じっくり文書を読んで理解し、じっくり考えて文書で書く、
というスタイルの方が、こうした仕事には合っていると思います。

＞３．知財法の理解は、どの程度必要でしょうか。

もちろん弁理士並みの知識があるのが理想ですが、
全てを理解していなくても、大枠がわかっていれば、
通常利用する範囲はある程度カバーできると思います。
あとは、実践しながら、その都度、こういう場合はこうなのだ、
とオンザジョブで覚えて行くのも有効だと思います。

知財関係は、知識や経験さえあれば、割と高齢でも転職可能で、仰るように収入も高いです。
がんばってください。

この回答へのお礼

年の瀬が迫っておりますが、早速のご回答をいただきまして、有難うございます。
大変に参考になりました。とても励まされました。今後も頑張ってみようと思います。
有難うございました。

お礼日時：2018/12/31 16:21