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非常に初歩的なことだと思いますが、教えて下さい。
株式会社は、株券を株主に購入してもらい、その資金で企業活動を行うと思うのですが、例えば、1000株発行してそれが、1株100円の値がつけば、100000円の資金を調達することになりますよね。その10万円は企業が自由に使うと思うのですが、その後その株が株式市場で値上がりまたは値下がりしした場合、その企業にとってどんな影響があるのでしょうか?株価の動向で経営者は一喜一憂しているので、きっと大きく影響するのでしょうが、その仕組みが良く分かりません。既に手にした10万円の現金は変わらないと思うのですが…。この辺のからくりを易しくご説明いただけると助かります。宜しくお願いします。

A 回答 (4件)

No1です。



> 株価が高い時に、増資して現金を調達し、その後株価が下がるかもしれませんが、とりあえず、無利子の現金をGETできるとなれば、銀行から借り入れるより良いような機がしますが…。

はい、時価発行増資に限って言えば、企業にとってはおっしゃるとおりのメリットがあります。
しかし、だからと言って無秩序に企業の時価発行増資を認めると、いわゆる「食い逃げ増資」が横行することになり、株主の権利を侵害し、また証券市場の健全化も阻害されます。
引受証券会社にとっても引受手数料が入ってきますが、発行会社の資格審査、発行価格の決定など、いろいろと責任があります。
一般に時価発行といっても、発行価格は時価より若干低めに決められるのが普通です。
1980年代半ばから時価発行増資を含むエクイティ・ファイナンスが盛んに行われました。しかし、この過剰なエクイティ・ファイナンスが1990年初めから始まった株安現象の一つの要因となり、結果的に発行市場の機能も著しく低下させることとなりました。
1990年4月以降の時価発行公募増資は、新規公開時や上場維持目的のものなどを除き事実上停止状態が続きましたが、1994年3月から条件つき(ROE10%以上、2割増配公約、潜在株比率1割未満など)で再開されています。

ROE(Return on Equity)とは当期純利益を、前期及び当期の株主資本の平均値で割ったもので、株主資本利益率とも言います。
株主が直接払い込んだ資金と、本来株主に帰属する利益を再投資している内部留保の合算である株主資本を「元手」として、1年間でどれだけの利益をあげたかを見る企業の経営効率を測定する指標の一つですが、増資を行なうと下がる理屈はわかりますよね?
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございました。
いままで抱いていた疑問がかなり解けました。
もっと深く、勉強してみようと思います。

お礼日時:2004/11/26 11:32

まず、経営者が気にする点は、「株価」と「出来高」だと思います。


やたら高い株価だけど全然売買がない株、また売買は活発だけども株価低迷しているような株ではいけません。
この2つが高水準にあると経営者は嬉しいわけですね。

おっしゃるように、発行済の株式が市場で幾らになろうと、企業の資金調達には直接影響はありません。
ただ、株価が上昇すると会社の価値(=時価総額)は上昇しますし、更なる上昇期待から株式取引も活発になる
ことが期待できます。

会社の価値が上がることは、株主にとっても非常に良い訳で、その株主から選任された経営者にとっても
株主からその経営手腕について高い評価を得られることになり、御身安泰ということになる訳です。

また、株価水準が高ければ、次回の増資の際には同じ株数を発行してもより多くの資金を集めることが出来る
ことが出来ます。
更に言えば、会社の価値が高くなることは、敵対的な買収を予防する(=買収側はより多くの資金が必要とな
るため)ことにも繋がります。
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この回答へのお礼

いろいろ詳しい説明ありがとうございます。
また、ひとつ疑問がでてきたのですが、株式は、企業がお金がほしいときに自由に増発することができるのでしょうか?株価が高い時に、増資して現金を調達し、その後株価が下がるかもしれませんが、とりあえず、無利子の現金をGETできるとなれば、銀行から借り入れるより良いような機がしますが…。恐らくそんな単純ではないと思いますが。

お礼日時:2004/11/25 21:14

「株価が上がる」のは株が買われるからです。


株が買われるのは「この会社はいい会社だ」と思われているからです。
「いい会社」と思われて喜ぶのは当然ですね。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
やはり、株価が上昇するということは、直接的に実際に企業が潤うというよりは、企業の評価があがることで間接的に良いことが多いと考えればよいのですね。

お礼日時:2004/11/25 21:08

> 株券を株主に購入してもらい、その資金で企業活動を行うと思うのですが、



株式会社設立時はそのとおりです。

> 例えば、1000株発行してそれが、1株100円の値がつけば、100000円の資金を調達することになりますよね。

設立後、増資のための新株の発行であればそのとおりです。

> 株価の動向で経営者は一喜一憂しているので、きっと大きく影響するのでしょうが

証券市場における売り手と買い手の通常の取引であれば、どんな値段であろうが会社には直接の影響はありません。
しかし、今後の資金調達を考えれば、高い法がいいに決まっています。
新株は高く引き受けてもらえるし、転換社債は転換が進み(借金が減る)、ワラント債は有利な条件で発行できます。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
まんざら、私の考えが間違っていたわけではなかったのですね。転換社債、ワラント債については知識がないため、勉強してみます。

お礼日時:2004/11/25 21:05

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