
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
SDS-PAGEで測定される分子量はあくまでゲルでの移動度により判断されるものなので、実際の分子量とは違うことが多いです(だから単位にもkDが使われています)。
変性条件下と未変性でのゲルでの移動度の違いは、そのタンパク質が3万のサブユニット4つの4量体からなる場合もありますし、また、単量体のたんぱく質でも、未変性の状態ではS-S結合により複雑な立体構造を形成しているために、ゲルの網目を通りきれずに、大きい分子量として出てくる場合もあります。移動度はもっと厳密に測らないと結構アバウトな数字が出てくるしで、相方と違う標準曲線になってしまいました。四捨五入で二人とも3万位でした。
実験の精度をもっと上げて、更にもう一度その部分を詳しく調べていこうと思います。
ありがとうございました!!
No.3
- 回答日時:
立体構造の点でも考えてみてください
(といってもflowerpearさんのみた現象とは
通常逆のことが起こった場合のことなんですけどね)
SDS-PAGEでは立体構造がほどけて1本の鎖の状態でながれますね
一方非変性のLCではタンパク質が立体構造をつくっているために
綺麗におりたたまれ、小さくなることもありますし
大きく出ることもあります
No.1
- 回答日時:
その実験結果で間違ってないと思います。
SDS-PAGEでは、サブユニット構造をとるタンパク質は、各サブユニットに分解してしまいます。したがって、各サブユニットの分子量しかわかりません。
一方、ゲル濾過では、タンパク質は変性していないので、オリゴマー(二量体、四量体など)のタンパク質であれば、そのままの形で存在し、オリゴマーの分子量を示します。
問題のタンパク質は、分子量3万のサブユニット4個からなる四量体と考えれば良いのではないでしょうか。
早速のお返事ありがとうございます!!!
なるほど!そう考えればいいんですね!
サブユニット4個かー!!!!
頭にありませんでした、、なんと初歩的な。
これ以外に考えられることは、私としてはないと思いますが、なにか他にもあるのでしょうか。
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