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何故日本と中国では箸が普及して他の国ではスプーンとフォークが普及したのですか?

A 回答 (3件)

中国の影響を強く受けた、朝鮮半島、ベトナム、日本では箸が普及しました。

 それ以外のアジア・中近東では道具を使わずに手で食べます。 フォーク、ナイフ、スプーンを使うのは世界では少数派です。
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箸は非常に古くて、紀元前14世紀から11世紀には登場しているとされますが、まだその頃は食事のためのものではなかったようです。

確実に食事のために使われている記録が残っているのは戦国時代ぐらいでこの時「箸」の漢字が現れますが、当時はトングのようなピンセット上のものだったようです。

その後孟子が「君子厨房に近寄らず」の格言に沿って、厨房(や屠畜場など)で使われている刃物を食事の場で君子が使うことを批判し、調理されたものを出して箸で食べるように変化していったようです。

当時の一大文化圏だった漢族が箸をつかうようになると、周辺の人々も利用するようになり、ベトナムや朝鮮・モンゴル・日本などの東アジア一帯から東南アジアまで箸が広がりました。

その後各国の食事スタイルに合わせて、箸が変化し、日本の箸の先端が細いのは魚の骨を取り除くためで、朝鮮の箸が金属で平たいのは王族や両班(貴族)が銀の箸を好んで使っていたため(銀に触れると黒くなる毒を見分けるため)、ステンレスが主流になった現在でも銀色の箸が好まれるからです。

また中国や朝鮮では汁やご飯は蓮華またはスプーン(匙)ですくい、東南アジアは麺類だけ箸を用いるのに対して、日本は匙が発達せず、すべて箸で食べるという特徴があります。日本の匙は食器自体が代用されていて、日本の食器は高台という持ち手がついているのが特徴です。

世界の3割ぐらいが箸を日常的に使っているとされています。

欧米はナイフとフォークとスプーンを使いますが、汁物をスプーンで飲む以外は手で食べていた時代も長く、手づかみで食べるために、ナイフを使って肉などを切ってから手で食べていたのです。フォークが登場したのはかなり後の時代で(箸と同様、調理道具としてはギリシャ時代からあった)戦国時代の宣教師たちもフォークは使わずに手づかみで食べていたのです。

フォークがヨーロッパに広まったのは14世紀のイタリアが最初で、16世紀になってイタリアの王女がフランスのアンリ2世に嫁入りした際に付いていったイタリア料理人がイタリア料理を出すときにフォークをだすようになり、フランス料理の形式がヨーロッパ中でスタンダードになるにしたがって、ナイフ・フォーク・スプーンを使うようになっていったと言われています。

ヨーロッパでなぜナイフが多用されているかと言うと「オーブンで肉を焼いたから」です。寒冷な北ヨーロッパはオーブンが暖房であり調理器具であったため、肉は塊のままオーブンに入れて焼くか、スープにするのが普通だったからです。
今でも欧米の食肉店では肉は塊で売っていて、現地に居る日本人がすき焼きやしゃぶしゃぶを食べたくても「薄い肉が無い」のです。

このため、肉を一口サイズに切るためにナイフが必要になり、今でも調理法としてはステーキの形のまま提供されているわけです。ドイツにはアイスバインという豚のすね肉を塊で茹でた料理も存在しますが、ナイフで切る必要があります。

ナイフやフォークを使う人々も世界の3割程度だと言われています。

箸3割・フォーク3割だと、残り4割は手づかみの文化です。
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食べ物や調理法の違い


実は日本みたいに何でもかんでも箸で食べるという文化はかなり特殊で
中国や韓国でも匙主箸従型なので実はスプーンを結構多用します

味噌汁みたいに汁物を箸で食べるというのは特殊なため
椀を手に持って口に運ぶというのは日本だけとまで言われています
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