プロが教えるわが家の防犯対策術!

学者の世界は政治家顔負けのドロドロネチネチした世界だというのは本当ですか。
具体例、体験談(?)なども挙げていただけると幸いです。
御回答よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

No.2です。

例えばこんな実例が。

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11097070.html

こうやって拡散する「まっとうに信じる素人の取り巻き」(善意でやっていることも多い)がいるようです。

ちょっと昔、「西暦2000年問題」のときにもいろいろな学者さんが危機をあおっていたような。
(危機をあおって、話題になって、マスコミに取り上げられて、結果として自分の書いた本が売れるというのが、その手の学者さんの常套手段のようです)
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元大学教員です。

大学教員になりたい人の大半は,自分が興味を持った研究内容について他の追随を許さないくらいの高い業績を上げたいという人達だと思います。大学はたいてい塀に囲まれています。これは個々の教員の自主的な興味で研究をする「常識的な普通の社会から隔離された特殊な場」であることを意味します。ですから,「成果が実用的で売れる」とかは業績の直接的な指標にはなりません。
 この業績ってのは,自分の組織ではなく,世界中にいる専門家によって評価された「論文」を世に明らかにするということです。自分と利害関係の無い他者による論文審査(「査読」と呼びます)を受けて国際論文集に発表し,それをより多くの人に引用されるようになることが第一に重要な業績になります。もちろん論文集のレベルも高い必要がありますが,それは同じ分野の中で高い評価(「インパクトファクター」と呼びます)を得ているもので高い評価を得るのが望ましいというです。ということは・・・全世界を相手にして自分の研究を高める必要がありますから,競争的環境ですが,他人のいい論文が高い評価を得ても自分は損はしませんから,どこにも「ドロドロ」ってな雰囲気は存在しません。ま,ときどき変な査読者がいて嫌味ったらしい否定的な意見を出す人もいますが,それはその査読者個人に問題があるだけです。また評価するのは他組織の人間ですから,自分の上司や同僚が足を引っ張ることを直接にはできません。
 もちろん,大学から交付される研究費を取り合いしないといけない学科や研究室では,どこかでゴマをすらないといけないかもしれませんが,昨今交付金は少ないので,この研究費も外部に頼らざるを得ませんから,その競争は他組織の他人との間でやることになり,上司や同僚が手を出せるわけではありません。僕が勤めていた「まともな大学のまともな学部」では,教授はいくら,准教授はいくらということを明らかにして研究室に配分していましたね。
 確かに「小講座制」という運営体制をとっている研究室はあります。教授と准教授・助教が同じテーマの研究を深める場合には,やはり外部資金を教授がとってきて,実験や現場測定に頭と手が必要ですから,研究室の3教員+学生が一体となって研究を遂行せざるを得ません。ですが,准教授や助教には個々の研究をする余地はたいていはあります。そして,その外部資金を教授がピンハネすることはできないように(帳簿が別という意味で)なっているのが「まともな大学」です。時間的には自分自身の研究には重点がおけないかもしれませんが,嫌な仕事だけをせざるを得ないわけでもないし,自分の研究を禁止されるわけでもありません。が,そういうことをする教授がいるという噂はときどき聞きますね。ま,それは組織の問題というより,その「教授個人」の問題ですから,異動等で対処すればいいことではあります。大学病院の医者も友人にいますが,外来業務とその科での共同研究が終わったあと,例えば夕食後に大学に戻って研究してました。
 一般論としては,卒論の学生を数名ずつを教授・准教授・助教で担当して,教員が興味を持っている研究の支援を学生にしてもらって論文にしていきます。教授は,金集めや学内の雑用で多忙ですし,僕のように歳をとって頭が固くなっている場合もありますから,修士や博士の学生くらいしか担当しないかもしれませんが,このように,個々の教員が学生さんに研究支援スタッフになってもらって研究します。似たようなテーマであれば口くらいは出しあいますが,足を引っ張る必要もありませんよ。
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ごく一部ではそういうこともあるようです。



特に、政府・霞が関・役所関係の「○○委員会」とか「○○諮問会議」とか「有識者○○会議」などにお呼ばれするようになると、予算は付くし名前は売れるし、マスコミ受けもよくなります。また、何かのニュースのインタビューやワイドショーに出演できるようになると「著名人」「タレント学者」になれます。
そういうものを目指す人には、純学問的な「競争」よりも「すでに有名な人や競争相手の引きずりおろし(スキャンダルや過去の悪行などの不名誉なことの暴露など)」が活発になるようです。

あるいは、まっとうな「学問的成果」では太刀打ちできないので、「学界」よりもマスコミや素人大衆や無知なネット民を相手に「トンデモ理論」や「真実はこれだ!」的なエキセントリックな持論を展開する学者がたまにいます。「学界」では相手にされないので、素人相手に一定の「支持者・信奉者」を作ろうとする輩で、その学界では「正論」「定説」とされている理論・仮説や、偉人・功労者とされている人を攻撃・否定することを喜びとしているような人です。それをまっとうに信じる素人の取り巻きがいるものだから、ますます「ドロドロネチネチ」に拍車をかけるようです。
(「地球温暖化」や「自然保護」のような「政治」と「金儲け」「利権」が絡む領域や、「歴史」などの直接政治に係る領域に多いようです)

純粋に自分の学問領域で勝負しようとするふつうの学者なら、そういうことは少ないでしょう。
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教授の意に反する見解を示すと、干されるらしい。


(小松左京『日本沈没』)
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