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前楽器屋で耳にした噂話。
どうやらハカランダは幻の木ではなくなったらしい。

ブラジル政府は1960年代に原木での輸出を禁止。
1992年にワシントン条約で規制されてからは世界的に枯渇状態にあるはず。
それがあのぶっ飛び価格に結びついているわけ。
それがアンチ・ハカランダな人たちまで生み出しているというのに?
ハカランダは供給過剰な状態に ある。
今や国が輸出を禁止したマダガスカル産ローズウッドの方が近々幻になるとかならないとか。
代替材の方が高価になったりして?
そんなことがあったら、それこそアンチマダガスカルになっちゃう。

そもそもブラジル政府が原木の輸出を規制したのも、別に絶滅の危機なんかじゃない。
実は価格を操作したかったからという話もあった。
国内で加工して輸出することで輸出量を制限。
自国の経済の活性化と価格を高く維持しようとしたとか。
そもそも伐採されすぎて絶滅の危機になったんじゃない。
生息地を開発していったため減少していったのだから。
ギター屋や家具屋や箸屋だけが悪者にされているようだが(?)
要は木より環境より開発だったわけ。
そのつけが回ってきてのワシントン条約。
どうやら今、ブラジル政府はハカランダの輸出に対して何の規制もかけていないらしい。
アメリカは今、ワシントン条約の厳守に命かけているらしい。
輸出も輸入もとても難しいらしいけれど当のブラジルはいつの間にやら無関心になってしまった!

そんな状態であればマーチンのような大きなメーカーが根こそぎ買っていきそうだ。
事は簡単ではないとのことだ。
マーチン社はハカランダのギターにちょっと考えられないような値段をつけてしまった。
そんなものをたくさん作ったって売れるはずがない。
ギター好きの金持ちなんかそうそういない。

これからは個人製作家の方たちが、過剰供給のハカランダからよりすぐりの材を使って素晴らしい音と法外でない値段の作品をどんどん作ってくれるのではないか。
ちょっとワクワクする話ですね。どう思う?

A 回答 (1件)

ブラジルは最初から「種の保存」という点ではさほどの関心はなかったと思いますよ。


理由は何にせよCITESの附属書Ⅰにまで載ってしまった以上、商業取引がかなり面倒なのは確かですし、これが附属書Ⅲまで引き下げられない限り高値が続くのは間違いないでしょう。
私もかなり以前にアメリカから古いギターのバイヤーをやっていたので経験がありますが、輸出割当/輸入割当の書類を揃えるのは結構面倒です(書類さえ揃っていれば通関は全く問題ありませんが)。

高い楽器に関しては(ビンテージギターもそうですが)アメリカでは投機目的に買う層は結構いるというのが実感です。持っていれば値が下がることはあまりなく、株や不動産より安全ですから。アメリカのお金持ちは本当に金持ってます。しかもそういう人が少なくない。

個人的には近年のいわゆる「ハカランダ」はあまり興味ないです。
ダイナミックに渦巻く板目の木目は美しいとは思いますが、古い柾目のハカランダはあんな木目じゃなかった。木目の美しさだけに今の金額を払う気には到底なりません。

また柾目のハカランダの良い楽器が手頃な値段で作られればいいということには同意です。
でもCITES問題が解決したとしても伐採してすぐ楽器が作れるわけではないから、手元に届くのは数十年後でしょうね。私は生きていないかもだなぁ。

あ、マホガニーも忘れちゃいけないね。
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