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乗りたいのに。

A 回答 (10件)

見せるための車で、走るためには造られていないから。

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元ショーモデル屋です。

(ちなみに言うと、その後自動車メーカーの研究部門に転職したので、奇しくも『ショーモデルを作る側』『ショーモデルを発注する側』の両方の事情が判ってしまいました。)

 え?ショーモデル屋なんて職業あるの?って話ですが、勿論2年に1回しか来ない仕事なので、これだけでは食っていけません。本業はレーシングカーや自動車メーカーの実験用試作車の設計・製造屋です。(日本に於いてレーシングカーとショーモデルが作れる会社はそれほど多くなく、実は、こういう事を打つと殆ど身バレに近いんですけどね。)
 ショーモデルはメーカーが内製することは少なく(ゼロではありませんが、殆どが外注に出されます)、多くがショーモデル屋によって作られます。

 さて。

>どうして、モーターショーに展示してある車を一般販売しないの?

※まず。
 ショーモデルのオーダーは、夏にならないと具体的な内容がクライアント(=自動車メーカー)から出てこないことも多く、そうなると2~3ヵ月で1台作ることになります。端的に言って修羅場ですね。ショーの会場の搬入日に、部品屋から会場に直接部品を送ってもらい、その場で最終組み立てを行ったこともありました。ついでに言うと、シーズンオフにはレーシングカーの翌年モデルの設計やアップデートもあるので、モーターショーがある年は、秋から翌年の春まで修羅場が続きます。(ワタシは11月から翌年の3月までの5か月間、休日が2日しかなかったこともありました・・・)
 まぁ要するに、毎度毎度こういう『ドタバタ』で作られているのがショーモデルだと言うことで、時間をかけて職人がしっかり作り込んでいるクルマではない、っということです。

※昔のショーモデルは、中身のないいわゆる『ハリボテ』ばかりでした。今は全くなくなった、とまでは言えませんが、自走出来ないショーモデルは少なくなりました。
 自走出来るという点では、一応クルマだとは言えますが・・・

※『ショーモデルに乗ってみたい』と思うのは、恐らく量産車には無い未来的なデザインの内外装の為だと思いますが、ショーモデルの多くは、レーシングカーレベルのクオリティしかありません。
 レーシングカーレベルのクオリティ、っというと殆どスーパーカーの様なイメージを持たれると思いますが・・・レーシングカーでは走行性能には直接関係ないところは『簡素で軽量であることが最優先』で作られます。ショーモデルも、さすがに見た目はデザイナーのスケッチを立体化しないとなりませんが、構造や取りつけ方法に関しては『取りあえずカタチを成していていればどうでもよい』程度のノリで設計されています。(耐久性はレーシングカーよりもかなり低レベルで、『付いているだけ』の部分も多い為、東京モーターショーの後、通称『ドサ周り』と呼ばれる地方のイベントに出品する為アチコチにトラックで運んでいると、段々ヒビが入ったり接着部分が剥がれたりして、その都度補修をしながら地方巡回を続けるほどです。この簡素な作りには、非常に高価なショーモデルの『コストダウン』の意味も多分にあります。)

※またショーモデルの多くは、中身に『クルマとしての意味』がありません。
 ショーモデルは速さを追求するワケではないので、エンジンやサスのジオメトリなどは『どうでもよい』仕様として、設計期間を短縮します。(これも当然、コストダウンと製造期間の短縮を狙ったものです。ばねの硬さすら、車高が維持出来る程度でしか検討されていません。)
 当然排ガスや衝突安全などの法規は全く満足していないので、仮にメーカーから販売証明が出て購入出来たところで、国交省の認証検査には通らないので登録は出来ません。

※しかし勿論、ショーに出品したクルマをそのまま売ったり、後に新型車として販売したり・・・っという例もあります。
 メーカーは『人気があったので販売に踏み切った』と言いますが、殆どの場合ウソです。
 ショーモデルは本来、上述した様に法規の問題が多く、そのまま販売出来ません。(そういう制約を最初から課すと、自由なデザインが出来ないということが大きいです。)
 ショーモデルそのもの、あるいはほぼショーモデルのまま販売されるクルマは、ショーモデル製作の時点で『反響が大きければ販売もアリ』として、『法規を満足させる』『工場のラインで製造出来る』などをある程度考慮して設計されています。
 ショーモデルと量産車にはそれぞれ技術的な違いが明確で、実際にクルマを設計したことがあるヒトなら、ショーモデルを見て『コイツは飾りモノだな』『これは量産前提かも』ということが判ります。

・・・っというワケですが、こんな『出来損ない』のクルマ、欲しいですか?

 ついでに。
 話が前後しますが、そもそもショーモデルってどういうものなのか?って話です。

※ショーモデルは、一部の『ショーモデル担当グループ』が、思いつきや思い込みで作っているだけです。
 メーカーの開発部門の総意で作られることはまずありません。仮に10年前のショーモデルがそのメーカーの現在の技術を指し示していたとしても、あくまでも結果論です。(ショーモデルを作った時点でメーカーの技術動向を反映していたとしてもそれはコンセプト程度に過ぎず、具体的な研究開発途上の技術が反映されているワケではありません。)

※開発途中のクルマをモーターショーに出したり、研究中の装置そのものをショーモデルに搭載することは絶対にありません。
 開発途上のクルマと研究中の装置は、どちらも各自動車メーカーの最高機密です。各メーカーのエンジニアが調査目的で大量に押し掛けるモーターショーに於いて、論文発表も特許取得も未だ済んでいない開発途上のネタを出品するなどあり得ません。
 ショーモデルでは、メーカーは『開発途中』と言いながら、実際の開発車両とは関係のない見栄えの良いクルマをショーモデル屋にマル投げしたり、世間の技術動向を反映して『あれも・これも』といかにも自社で全て研究している様にみせかけた『ドンガラ』を作って搭載するだけです。(デジカメをヨドバシで買ってきて、レンズだけ取り外してカーボンの空箱に貼りつけ、『自動操縦用の画像認識装置』と称してショーモデルに取り付けたこともありました・・・一方メーカー研究部門時代には、ショーモデルグループから『ネタを出せ』と要請がありましたが、当然研究中のネタなど出せるはずがありません。若い衆で会議室を半日占領し、妄想的な将来技術をスキ勝手に出しあってそれを『ショーモデルネタ』として提出しました・・・)

・・・要するにショーモデルとは、ディーラーで売っている『クルマ』とは別のモノであり、メーカーのイメージやコンセプトを無言で表現している『広告塔』或いは『立体カンバン』です。
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保安基準を無視して作っているため、市販に持ち込むのが不可能なんです。

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コンセプトカーというのは、こういう感じのクルマを考えています、というものですが、実際に量産して市販するには、山ほど考えなくてはならないことや守らなければならない規則があるので、そのままというのは難しいのです。



また、コンセプトを見せたいがために、それを強調したようなものになっていることも良くあります。そういうものは、実際には使い勝手の悪いものだったりします。

たぶん、そういったことがあるのでしょう。
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コンセプトカーの場合もあれば、開発途中の試作車



開発段階でも、発売するのには、どうしても大幅に変更しなければならない場合もありますからね・・・
開発していても、状況変化なりで開発中止で発売されないこともある。
発売が決まっても、製品前の車だったりするから、製品として出す場合の修正が加えられていない場合がある。

コンセプトカーなら、外側だけの可能性もありますからね・・・

ショーとかに出すってメーカーの意地で、急遽作った。動かすものでも期間内だけ壊れないで動けばいいとかそんな無茶なことをしているものとかも実際には存在しますからね・・・
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外国車だとレプリカの展示もあります。


自動車は危険品扱いなので(ガソリンを抜かないと運べないので色んな証明書が必要になります)フェラーリのレプリカを輸出入したことあります。
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モーターショーに展示しているクルマは、


販売が確定しているモデルもあれば、開発途中のモデル、コンセプトのみのモデルもあります。

要はそのままじゃ走れないクルマもあるわけです。
評判が良ければもちろん市販化を目指しますが、
結果、どうしても値段が上がりすぎてしまったとか、
大幅な設計変更を余儀なくされたとか、開発してる間に世間の流れが変わったとか、
様々な理由で発売されないこともあるわけです。

あとはそもそも市販化する気がないモデルもあります。
方向性を示すためだけに作ったモデルとかね。
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モーターに展示している乗用車は、デモ車なので販売が出来ないのですよ。

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はりぼてでもええのか?


動く奴はワンオフのハンドメイドだから、1億円ぐらいになるけど?
フェラーリだったか、即売してたメーカーもあるよ。
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あくまでもショー用の車だから。

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