限定しりとり

これはその文章の一部分ですけど。分からないところがあります。おしえていただきたいとおもいませんか。

娘の中で、なにかが変化したのを、わたしは目撃したように思った。実は祖父の死というものが、これほどの衝撃を九歳の子どもにあたえるとは、わたしは予想もしなかったのである。
シホの変化は、そのまま雑木林のおばあさんとの交際にもつながった。東北から帰ってきてから、シホはまるでおばあさんのことを忘れたように雑木林から遠のいた。
それがきわめて自然だったので、わたしも妻も顔を見合わせただけでひと言もふれなかった。おばあさんがシホを心待ちにしているだろうことは察せられた。
しかし、わたしたちにはそのときの娘の心に立ち入ることはどうしてもできなかった。もしかしたら、シホはおばあさんのことを本当に忘れてしまったのかもしれない。そのような自然さだった。
質問(1)「それがきわめて自然だったので」は何を意味しますか。特に「自然さ」です。わかりやすくいうならどうなりますか。
質問(2)「そのような自然さだった」この自然さは前の「自然さ」と同じことをさすのですね。
よろしくおねがいいたします。

A 回答 (1件)

ここで言う「自然」は、下記の辞書で言えば、2-2の


「言動にわざとらしさや無理のないさま」
ということになると思います。
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=0803570 …

質問(1)について
このシホという女の子は、祖父の死以前は、その雑木林のおばあさんのところに足しげく通っていた様子が文章からうかがえます。しかしそれが、祖父の死をきっかけにぱったりと止んでしまった。おそらく、おばあさんと会うことで祖父の死で受けた衝撃がよみがえるからだと思われますが、そこには「行きたいけど怖くて行けない」という恐れや、その恐れから行きたい気持ちを無理やり我慢する、といった様子が全く見られず、後にも書かれているように「忘れてしまった」かのようなふるまいを見せている。そのようなシホの見せる「無理のないさま」を「自然」という言葉で表現しているのだと思います。
言い換えるとしたら、
「それが特に無理をしているようにも感じられなかったので」
となるでしょうか。

質問(2)について
既に上で述べた通り、2つの「自然」は同じ意味で使われています。

参考URL:http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?index=0803570 …
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この回答へのお礼

早い回答ほんとうにありがとうございました。
すごく分かりやすい解釈ですね。やくにたちましたよ。いい勉強になりました。

お礼日時:2004/12/20 17:41

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