
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
ものの色というのは、原子に付いているのではありません。
色は原子ではなくて分子についているのです。
原子がいくつか結合して分子となると、
原子と原子の間に、電子が接着剤となって、つながりができます。
そのつながりに、特定の波長の光が吸収されたり、放射されたりして、
物質の色が現れるのです。
私は物理は専門外ですが、大筋では上のような説明でいいはずです。
一種類の原子だけでのものが色が付いていることがあります。
たとえば、イオウは黄色っぽい色をしています。
しかしこれも、原子の色ではなく、
「イオウ一種類でできた分子(結晶)」の色と考えられます。
で、炭素の話に戻ります。
石炭・木炭では、炭素は不規則に並んでいて結晶を作りません。
その場合には、炭素は黒い色を表します。
石墨という炭素の鉱物があります(鉛筆の芯とだいたい同じもの)
これはまた構造が別ですが、色は黒くなっています。
ダイヤモンドの場合は、透明になります。
透明になる原子のつながり方なのです。
とにかく、原子自体には色はなく、
原子のつながり具合で色が出ます。
質問の後半にある、焦げ後の黒いものはやはり炭素です。
木に火がついたとき、完全に燃えるわけではなく、
燃え残りが生じます。
酸素が十分に供給されれば炭素分を残さずに燃えるのですが、
たいていの場合はそうではありません。
黒いところは、酸素が足りなくて燃焼できなかったカスです。
条件のいい燃焼では、黒く残ることはなく、
少量のミネラル分だけが燃え残って白い灰になります。
この回答へのお礼
お礼日時:2004/12/23 17:27
回答ありがとうございます。
>少量のミネラル分だけが燃え残って白い灰になります。
なるほど、考えればバーベキューでもうまく出来たときは白い灰が残りますものね。
とても分かりやすい説明で感動してしまいました。
ありがとうございました。
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