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キトサンについて調べています。

調べていると「プラスに荷電している」とか「プラスイオンを持っている」と出てきます。また、「天然で唯一の食物繊維」とも出てきます。

プラスなので、体内に入ると胆汁酸や塩素、重金属などのマイナスイオンを持ったものとくっついて、体外に排出する作用があるそうなのですが、いくつか疑問に思ったので教えてください。

1.
巷では「マイナスイオン=良いもの → プラスイオン=悪いもの」的なイメージがありますが、キトサンがプラスイオンを持っているということは「キトサン=悪いもの」とならないのでしょうか?

2.
前述した胆汁酸や塩素、重金属などはマイナスイオンを持っているというこは、”良いもの”ではないのでしょうか?

3.
キトサンが「天然で唯一プラスイオンを持っている食物繊維」とありますが、これは食物繊維の中だけの話であって、食物繊維以外にもマイナスイオンを持っていて同じように働く物質はないのでしょうか?

よろしくお願いします。

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    キトサン学会webサイト
    http://jscc.kenkyuukai.jp/special/?id=1932
    ↑ここの Q2キチンとキトサンの特徴は何でしょうか? の回答に、

    「キチンやキトサンはさらに窒素を含みます。この窒素はアミノ基として多糖類の構造に組み込まれ、キチンやキトサンの様々な生理活性を示す要因と考えられています。」

    とありましたが「プラスに荷電している」とは言っていませんでした。
    キトサンがプラスに荷電しているというのは、誇大広告のようななのでしょう。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/02/07 17:04
  • うーん・・・

    沢山のご回答ありがとうございます。
    引き続きよろしくお願いいたします。m(__)m


    >「酸性溶液である胃液により溶け」と書いてあるでしょ?酸性なんだからH+がアミノ基について正電荷を持つということです。

    >アミノ基はアミノ酸に含まれ、たんぱく質を構成している

    >つまり、アミノ基をもっていることをプラスイオンと表記しているのならば、
    食物繊維以外でアミノ基を持ったものはたくさんあると思いますよ。


    上記のことを踏まえると、たんぱく質を含む食べ物である肉や魚、乳製品などもアミノ基を持っているので、キトサンを摂ったときと同様に、胃を通過する際に酸性の胃液と混ざり、プラスに荷電しキトサンの健康食品メーカーが謳っている作用、例えば胆汁酸の吸着作用は起きるのでしょうか?

      補足日時:2020/02/07 22:23

A 回答 (7件)

一言で言えばデタラメです。



ここで、キトサンの構造式を見てください。
どこかに+の電荷が書いてありますか?
どこにもありませんよね?

https://ja.wikipedia.org/wiki/キトサン
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
(ご回答いただいた後、調べてみましたが、さらに疑問が出てきました。ご教授いただければ幸いです。)



すみません。構造式の見方がわかりませんが、+の電荷とは https://bit.ly/2H29iHN ←このように点が付くということでよろしいでしょうか。
リンク先の構造式を見ても確かに付いていません。

「キトサン プラス」で検索しましたら、下記のサイト内に「アミノ基(+に帯電)」とあり、「アミノ基」を調べたところ構造式に点がありました。
http://www.sanai-seiyaku.co.jp/about/act.html


Q4
キトサンの構造式には「NH2」があるので、このNH2が+の電荷を持っていることをあたかもキトサン自体がプラスに荷電していると謳っているのでしょうか?


上記のほかにもいくつかのサイトもありましたが、これらのサイト内では「キトサンはプラスに荷電している」というような書き方でした。
http://jhs.jp/about/quality/component-info/
https://www.jomo-news.co.jp/kenko/koumoku/9901ss …
https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/seikasenshu/2 …


Q5
また、手元の資料に、
「キトサンは胃内で酸性溶液である胃液により溶け、プラスの電荷を帯びた食物繊維となり、陰イオン交換樹脂としての働きを発揮しながら腸管内を移動し、マイナスの電荷を帯びた胆汁酸と結合する。」
とありますが、これはそもそも間違いなのか、前述したアミノ基によるものなのか、いかがでしょうか?

お礼日時:2020/02/07 16:54

いったい、どこからそんなガセ情報を仕入れているのですか?


出典を示してみてください。

>巷では「マイナスイオン=良いもの → プラスイオン=悪いもの」的なイメージがありますが

何ですか、それ?
どこの「ちまた」ですか?
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

出典というほどではなくネットの情報です。

http://jhs.jp/about/quality/component-info/
https://www.jomo-news.co.jp/kenko/koumoku/9901ss
https://www.ffpri.affrc.go.jp/pubs/seikasenshu/2
http://www.sanai-seiyaku.co.jp/about/act.html


また、”巷”とは、空気清浄機やドライヤー、エアコンなどの機能としてマイナスイオンが”良いもの”として謳われていたり、テレビ番組などで「マイナスイオンを浴びる」ことが良いようなことを言っていたのをたびたび見ます。


がしかし、調べているうちに下記のサイトを見つけました。
http://www.sciencecomlabo.jp/health_goods/negati …

中途半端な質問をして申し訳ございませんでした。

お礼日時:2020/02/07 17:12

>マイナスイオン=良いもの → プラスイオン=悪いもの」的なイメージがありますが・・・・



エアコンなどのコマーシャルで、マイナスイオンを発生させ、プラスに帯電したチリやホコリ
ウィルスなどをあたかも捕獲するようなイメージが流されているので、そのような印象を持っている
人がいるのかもしれません。
人間の生命維持に不可欠なカリウム、ナトリウム、マグネシウムなどのミネラルはプラスイオンです。
今回議論しているアミノ基はアミノ酸に含まれ、たんぱく質を構成しているので、アミノ基自体は
人間にとって必要不可欠です。
つまり、マイナスイオン=良いもの → プラスイオン=悪いもの  といった単純なことではなく
人間が摂取する場合、身体にとって必要不可欠なものに、プラスイオンのものもあれば、
マイナスイオンのものもある。
当然、身体に悪いものにも両方のイオンのものがあります。

ですから、1番目の質問である「キトサン=悪いもの」とならないのでしょうか?ですが、
なりません。というのが答えです。
2番目の質問も同様です。
繰り返しますが、マイナスイオン=良いもの → プラスイオン=悪いもの  といった単純なことでは
ありません。

アミノ基には-NH2 >NH ≡N など種類がありますが、例えば -NH2が水中では
-NH2 と H2O → -NH3+ と OH- とになるので、これをプラスイオンと
表記しているのかもしれませんね。

つまり、アミノ基をもっていることをプラスイオンと表記しているのならば、
食物繊維以外でアミノ基を持ったものはたくさんあると思いますよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

人間にとって、必要不可欠なものにプラスイオンもマイナスイオンもあって、逆も然りなんですね。

また、アミノ基を持っているということよりも、どこから始まったかはわかりませんが、「マイナスイオンが良いもの」というイメージのように「キトサンは天然で唯一プラスに荷電している」ということがキトサン業界では広がっているのかもしれません。

お礼日時:2020/02/07 21:52

>このように点が付くということでよろしいでしょうか。


違います。きっちり+が書いてあるということです。

>「キトサン プラス」で検索しましたら、下記のサイト内に
製薬会社を名乗りながら、そこまでいい加減であるのは驚きです。アミノ基が正電荷を持つとするならば、それは酸を加えた時か、酸性の時に、H+はアミノ基にくっついた時に正電荷が持ち込まれるからです。中性でもそうなっているものは0ではありませんが、0に近いです。

>「キトサンは胃内で酸性溶液である胃液により溶け、プラスの電荷を帯びた食物繊維となり、
それであれば理解できます。つまり、そこに、「酸性溶液である胃液により溶け」と書いてあるでしょ?酸性なんだからH+がアミノ基について正電荷を持つということです。そういったことを書かずに、正電荷を持つなどと言いだせば正しくない記述ということになります。

>これらのサイト内では「キトサンはプラスに荷電している」というような書き方でした。
いちいちその内容をチェックする気にはなりませんが、そこに書いてあることが間違っているか、あなたが「酸性」という記述の重要性に気がついていないだけかもしれません。

結局、アンモニア水に塩酸を加えれば、塩化アンモニウムになり、アンモニウムイオンは陽イオンであるというのと同じことです。アンモニアのままでは電荷を持ちません。もちろん、アンモニアが水に溶ければ一部はアンモニウムイオンにはなりますが、アンモニアは弱塩基なので、その量は極めてわずかです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>+が書いてあるということです。
調べてみました。確かに「+」が付いています。

>あなたが「酸性」という記述の重要性に気がついていないだけかもしれません。
仰る通りです。「酸性なんだからH+がアミノ基について正電荷を持つということです。」腑に落ちました。

お礼日時:2020/02/07 22:11

タンパク質の場合、アミノ基は殆どありません。


つまり、大部分がアミド結合になっています。なので、酸性でも簡単にはH+を受け取りません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

“なるほど”です。

キトサンは、一つの分子としてそれぞれにアミノ基を持つグルコサミンが、数千から数十万繋がっているということが特徴で、酸性になるとその数千から数十万のアミノ基がH+を受け取るので、例にあげた胆汁酸の吸着が起こるということでしょうか?

同時に、人体に対して使用できる(食べれる?)素材として、キトサンの様にアミノ基を持つ高分子は他にはないのでしょうか?

お礼日時:2020/02/08 01:44

>例にあげた胆汁酸の吸着が起こるということでしょうか?


さあ、どうでしょうか。吸着というのは、単純な話ではありませんし、アミノ基がH+を受け取って正電荷を持つなら、酸とはくっつきません。酸からH+が取れていれば負電荷を持つので正電荷をもつ部分とくっつくでしょうけど、酸性条件でH+を離すほど強い酸ではありません。
なので、「アミノ基がH+を受け取るので、例にあげた胆汁酸の吸着が起こる」という説明は筋が通りません。胆汁酸とアミノ基が塩になるというのであればわからないでもないです。ただし、酸性条件ではそういうことは起こりにくいでしょうね
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。


>Q5
また、手元の資料に、
「キトサンは胃内で酸性溶液である胃液により溶け、プラスの電荷を帯びた食物繊維となり、陰イオン交換樹脂としての働きを発揮しながら腸管内を移動し、マイナスの電荷を帯びた胆汁酸と結合する。」
とありますが、これはそもそも間違いなのか、前述したアミノ基によるものなのか、いかがでしょうか?


>>「キトサンは胃内で酸性溶液である胃液により溶け、プラスの電荷を帯びた食物繊維となり、
それであれば理解できます。つまり、そこに、「酸性溶液である胃液により溶け」と書いてあるでしょ?酸性なんだからH+がアミノ基について正電荷を持つということです。


>>アミノ基がH+を受け取って正電荷を持つなら、酸とはくっつきません。酸からH+が取れていれば負電荷を持つので正電荷をもつ部分とくっつくでしょうけど、酸性条件でH+を離すほど強い酸ではありません。
なので、「アミノ基がH+を受け取るので、例にあげた胆汁酸の吸着が起こる」という説明は筋が通りません。


②と③は別々の話なのでしょうか?もしくは、
>胆汁酸とアミノ基が塩になるというのであればわからないでもないです。ただし、酸性条件ではそういうことは起こりにくいでしょうね
の”起こりにくい”ことを効果として謳っているのでしょうか?


また、wikipediaで( https://bit.ly/2w4e59q )下記を見つけました。

イオン交換基
イオン交換樹脂はその分子内に、交換されるイオンを放出する基(例:スルホ基)を持つ。

高分子であるため性質上非水溶性であり、水に溶けない酸や塩基と見なす事もできる。

イオン基の性質により、陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂に大別され、またその解離性により強酸・弱酸、強塩基性・弱塩基性に分けられる。

強酸性イオン交換樹脂:スルホ基
弱酸性イオン交換樹脂:カルボキシル基
強塩基性イオン交換樹脂:第四級アンモニウム基
弱塩基性イオン交換樹脂:一〜三級アミノ基


一番下の「弱塩基性イオン交換樹脂:一〜三級アミノ基」とあります。こちらがEZWAY様の仰る「胆汁酸とアミノ基が塩になるというのであれば」にあてはまるのでしょうか?

お礼日時:2020/02/10 10:32

実際にどうなっているかという話は抜きにして、純粋に化学的な話です。


まず、胃などの強い酸性条件であれば、キトサンは胃酸(=塩酸)由来のH+と優先的にくっつき(つまり塩酸塩となり)、その状態では胆汁酸とはくっつきません。
中性条件であれば、胆汁酸と塩を作り、その条件では胆汁酸が吸着されるでしょう。
塩基性条件が強ければ、胆汁酸は、キトサンよりも、強い塩基性条件の原因になっている塩基にH+を与えて陰イオンとなり、キトサンにはくっつきにくくなるでしょう。

>一番下の「弱塩基性イオン交換樹脂:一〜三級アミノ基」とあります。こちらがEZWAY様の仰る「胆汁酸とアミノ基が塩になるというのであれば」にあてはまるのでしょうか?
キトサンに胆汁酸が吸着されるという話であれば、モデルとしてはそれと同じと言えるでしょう。

いずれにせよ、高校レベルの化学と結びつければ、「弱酸遊離」あるいは「弱塩基遊離」の考え方で理解すれば良いでしょう。もちろん、分子が大きいので、それで全てが決まるとも限りませんけどね。ちなみに、胆汁酸は弱酸であり、キトサンは弱塩基となります。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

仰る通り、化学的に理解したかったので、「弱酸弱塩基遊離」で腑に落ちました。

また、化学の話といわゆる”売り文句”の違いを再認識しました。


再三にわたる質問に丁寧にお答えいただき本当にありがとうございました。

お礼日時:2020/02/10 13:53

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