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普段使ってるクセに名前の由来が分かりません。
確か神奈川の方に「山の手」という場所があったような気がするんですが関係あるのでしょうか?

お分かりの方いらっしゃいましたらお願いします。

A 回答 (3件)

山手(やまのて・やまて)とは低地に対してちょっと小高くなった大地をさす一般名詞であるとともに、東京都区部西側の台地をさす固有地名でもあります。


具体的には赤羽、上野、皇居、御殿山を結んで洪積台地と沖積低地に分ける急崖のラインが走っていて、そこから西を山の手と称しているのです。
山手線はもともと明治時代に品川-赤羽間、続いて池袋-田端間が開通し、山の手を結ぶ連絡路線であることから山手線(初期は「やまてせん」と訓んだ)と名づけられたのです。

いっぽうで横浜市の西区を中心とする小高い地域も山の手と呼ばれていますね。
東京の山の手と直接の関係はありませんが、これもやはり洪積大地の名残で、地質学的には洪積世後期まで海岸線として東京の山の手と一続きだったところです。
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この回答へのお礼

なるほど、東京23区の西側のことを山手と言うんですか。
それでそこを通る路線だから山手線というワケですね。

それよりも東京都内に急崖のラインがあったことに驚きです。
案外自分が住んでるエリアのことも知らないものですね。

お礼日時:2001/08/09 16:27

sesameさんのおっしゃるとおりだと思いますが、山手線は当初「やまのて」線と読んでいたものが戦後、進駐軍にも読めるように(?)ローマ字表記が必要となり、このとき「YAMATE-LINE」としたことから「やまて」線となって、その後もともとの読み方である「やまのて」線に戻した、という話を聞いたことがあります。

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この回答へのお礼

そういうような推移があったのですか。
でも、なんでローマ字にするときに「YAMATE」にしたんですかね。
短かい方が憶えやすいからですかね。

ご意見ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/09 16:29

kumanoyuさんからご指摘をいただきましたので、訓み方の変遷について若干補足を。



山手線の名がつけられたのは1909年のことで、当時は「やまてせん」が正式な訓みでした。
しかし、地形の称としては「やまのて」が一般的だったので、それに倣って「やまのてせん」という訓みが非公式ながら広まっていました。
「やまのてせん」という訓みが正式に採用されたのは1972年に赤羽線が独立し、環状線としての運行開始を期してからのことです。

※つまり「やまてせん」は戦前からの伝統がある名称で、進駐軍に配慮してのものではありません。
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この回答へのお礼

ははあ、「やまて」というのが正式名称だったのに一般には「やまのて」と呼ばれてたのですか。
やはり大衆は強いのですね、名称まで変えてしまう。

しかしややこしいですよね。
漢字は一緒なのに、電車は「やまのてせん」で道路は「やまてどおり」。

適切な回答ありがとうございました。

お礼日時:2001/08/09 16:34

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