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自分は新潟県の寒村出身です。タイトルの「はやす」方言扱いされていますが、自分が子供のころ使った辞書には載っています。むろん話し言葉としても日常使っています。いまもときどき。
角川書店 角川国語辞典 昭和四十八年一月二十日 八十三版発行 編者 久松潜一 佐藤謙三
広辞苑を見ても精選日本国語大辞典 を見ても載っていません。
なぜ消えてしまったのでしょうか。
最近 映画「船を編む」をみて辞書好きが再燃しました。
方言・古語扱いのようですが、特定の地域では使っています。広辞苑では生やすという漢字が充てられています。これではひげがはえてくる字源となります。切る刻むにこの字を当てるのは違うはず。
ということが質問ですが、お詳しい方おられましたらご教示ください。

質問者からの補足コメント

  • どう思う?

    角川国語辞典では
    「はやす」[割す]ハヤス 他五 サ(ソ)・シ・ス・ス・セ・セ
    細かく切る。うすくする。きざむ。
    「だいこんを―・す」[文語]四 

    実家にいたときは日常的に使ってました。スイカやダイコンなどなど野菜系が多かったような。
    おんなことば? ではないですよね。

      補足日時:2020/05/14 21:11
  • 割す 割やす(はやす)がないと言っています。
    日本国語大辞典は二版まででていると思いますが、どちらでしょう。
    角川国語辞典は方言とはなっていません。
    私は精選版(電子辞書)で引きました。

    No.4の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/05/15 17:17
  • どう思う?


    割すがないのは何故? からの質問です。
    漢字はあるのになぜ生を使う?

    No.5の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/05/15 17:20
  • HAPPY

    返信欄がなかったのでお礼欄に返信書いてしまいました。
    回答くださったみなさんありがとうございました。
    もう少し、最終的な締め切りは置いときますが、違ったご意見あれば教えてください。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/05/15 17:42

A 回答 (9件)

一説によるとハヤシライスの語源が「割しライス」。

余り食材を刻んだまかない飯のこと。
「早矢仕」を当てたともいう。早矢仕は矢を射るのが早い国枝氏に与えられた姓。手が早いまかない飯。
ハッシュアンドビーフと日本語の「はやし」が明治期に同一化し、大正期にカタカナの「ハヤシ」になった経緯がwikiに書いてあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%A4 …

で、なんで消えてなくなったかというと、東北や三河地方で使われる方言や古語なので口語に過ぎず、
出自は、明治時代に言文一致運動による文語への当て字であり、
大正期から戦前の軍国主義での標準語の全国化、
戦後の現代仮名遣い・新字体化という教育改革や常用漢字の制定などで、
日本語表記は何度も改革が起きているので、意味が統合してしまったのです。

昭和30年代までの国語辞典は戦前や明治期の国語編者が混在しており、昭和48年あたりのの国語辞典は明治期の国語学者が引退して、戦後生まれの編者が現れ、戦後の現代仮名遣い・新字体化の成果が出始めた版なので、前後の時期の版で収録語録が全く違ったりします。

辞書を編むというのは、バラバラだった言葉を集めて統合性をもらたす編集作業なので、世代をまたいだり、編集から漏れてしまった言葉が消失する文化的側面もあるのです。
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この回答へのお礼

なるほど、納得です。編者は明治期の国語学者なんでしょね。漢字はあるのにあえて、生を使う。生(は)えるとなると思うので、昔の角川国語辞典は素晴らしい、と思ってしまいました。

お礼日時:2020/05/15 17:29

No.6/No.8 です。

全く違う内容ですが、前回は「はやす」で検索、今回は「生やす」で検索したら違う内容になっていました。
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「はやす」で引くと【日本国語大辞典】でも「広辞苑」に似た表現になっています。


 以下引用
………………………………………………………………………………………………………………………
はや・す
【生】
解説・用例
〔他サ五(四)〕
(「はやす(栄)」と同語源)

(1)生えるようにする。おい立たせる。成長させる。伸ばす。
*宇津保物語〔970~999頃〕俊蔭「もりをはやしたらむごとくめぐりておひつらなれり」
*信心録(ヒイデスの導師)〔1592〕一・六「ヲナジキ シマ ニ ソノ ドッキ ヲ ケス クスリ ノ キ ヲ fayaxi (ハヤシ) タマウ ナリ」
*俳諧・冬の日〔1685〕「わがいほは鷺にやどかすあたりにて〈野水〉 髪はやすまをしのぶ身のほど〈芭蕉〉」

(2)(「切る」ということを忌んで逆にいう語)切る。
*保元物語〔1220頃か〕下・新院御経沈めの事「其後は御つめをもはやさず、御髪をもそらせ給はで」
*日葡辞書〔1603~04〕「Fayaxi, u, aita (ハヤス)〈訳〉切る。切り分ける。婦人語」
*俳諧・犬子集〔1633〕一四・雑上「いくつになれどしなれざりけり はやし置(おく)(うなぎ)のきれのびくめきて〈貞徳〉」
*説経節・さんせう太夫(与七郎正本)〔1640頃〕下「びんのかみを一ふさはやいておとりあり」
*浄瑠璃・浦島年代記〔1722〕二「少うすめにはやせば片身で六十人のおかずは覚えがござんす」

方言
(1)卵をかえす。孵化(ふか)する。《はやす》茨城県新治郡188栃木県198埼玉県秩父郡251長野県484488492静岡県志太郡535愛知県北設楽郡549
(2)野菜などを小さく切る。切り刻む。切って調理する。《はやす》仙台†057備後†124青森県076岩手県気仙郡100宮城県石巻120秋田県130山形県139新潟県361「すゐかはやしたすけたべなさんないかね」367富山県392398長野県佐久493静岡県志太郡532和歌山県「七草をはやす」691鳥取県711島根県725広島県771山口県玖珂郡800高知県864長崎県対馬910《ふぇえしゅん》沖縄県首里993
(3)切る。《はやす》岩手県気仙郡102新潟県北蒲原郡367西蒲原郡「爪をはやす」371
(4)餠(もち)を切る。《はやす》群馬県勢多郡236埼玉県秩父郡251兵庫県淡路島671和歌山市691徳島県811高知県861
(5)桑を切る。《はやす》群馬県吾妻郡221勢多郡236埼玉県秩父郡「桑はやしに行ってくる」251《へえす》神奈川県津久井郡317
(6)木の葉を切る。門松の松を切る。《はやす》群馬県吾妻郡218大阪府南河内郡「まつをはやしに行く」644和歌山県691
(7)削る。《ふぇえしゅん》沖縄県首里「かつー ふぇーしゅん(かつお節を削る)」993

語源説
((2)について) (1)正月の七種菜を「切る」というのを忌み、その音から囃スといったものか〔大言海〕。(2)ハイヤス(刃彌)の義〔言元梯〕。(3)ヒエ(聶)の転語〔松屋筆記〕。

 既に「大言海」にも載っていたようです。
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この回答へのお礼

さすが大言海 囃スの方が音的にも動作(太鼓など敲く)的にも あってる気がする。割すは意味的にあっている。生すは忌み言葉としては適切なんでしょうが…
>*日葡辞書〔1603~04〕「Fayaxi, u, aita (ハヤス)〈訳〉切る。切り分ける。婦人語」
台所(家事)で使う機会が多いので婦人語(おんな言葉?)か? だからあまり広範囲に広まらなかった(方言扱い)のでは。

引用などなどありがとうございます。
しかし、そんなに辞書がすぐ引けるって舟を編むひとですか。

お礼日時:2020/05/17 14:42

昭和48年発行の「角川国語辞典」には載っていたのですか。

「割やす」
昭和44年発行の「広辞苑第二版」には「生やす」として載っています。
当てられた漢字がちがいます。前にも言ったように、「割」は(漢和辞典で調べれば)
「はやす」という読み方は載せていません。漢和辞典では「切る」という意味はあるというのは分かります。
「はやす」=切る は正しいとしても (「割」は「はやす」と読まないため「はやす」を「割やす」と書くのには無理があります)
 「広辞苑」は 「はやす」という見出しで「生やす」、「栄やす・映やす・称揚す」、「囃す」しか挙げられなかったのです。仕方なく「生やす」に関連付けて、「切る」の忌み言葉として意味が逆の「生やす」を説明しました。この考え方は「大辞泉」も採用しました。「日本国語大辞典」はそこに無理があると感じたのか、「はやす」を「方言」として扱いました。こういうことだと考えます。
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この回答へのお礼

10代後半から気にしていました「はやす」
美しい言葉なのになぜ東京では通じないのか。いやちょっと先の市街地でさえ通じない。
私の村(集落)には平家(氏)伝説があり、平維茂の子孫
城四郎長秀の居城があったとされています。
蝸牛考 方言周圏論 の典型ではないのかと…
しかも、辞書にはちゃんと載っている「はやす」割す と。
そういうことで辞書に接するとかならず引いていました。
しかし、前述の角川国語辞典以外にその表記をみたことがなく、
そんなとき、ネットのブログに漢字検定で割やすという問題が1級問題として出ていると知り嬉しくなったものです。

話もどりますが、映画 舟を編むを見て辞書好き探求好きが再燃しました。
もしかしたら、gooのような巨大サイトではその疑問に答えてくれるひとがいるのではないかと、dogdayさんの回答は解答になっていますが、
別の視点でも知りたくまだ未解決としております。

割るという字があり、はやすと標記する教科書? があるということで、
質問は次の次元に昇格していますが、裏がとりたくまだ続けています。

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2020/05/16 16:58

「はやす」が問題であって、どんな漢字が当ててあるかは、問題外です。


「生やす」(はやす)の方が正しいでしょう。「切る」(きる)は言いたくない言葉(または言ってはいけない言葉)だから、それを逆に言って「生やす」にしたのです。
【日本国語大辞典】は第二版しかでていません。「割」を「漢和辞典」でひいて「はやす」という読み方がないのを確かめてください。
 要するに「忌み言葉」がわからなければ、どうにもなりません。
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この回答へのお礼

ずいぶん前にはやす自体を疑問に思っていたとき ネットを見てましたら

引用しますが
>「漢字検定完全演習 1級&準1級」(大栄出版)を解いている。この教材は絶版なのだが、1級用の常用漢字の表外読みの大問があるという点で異彩を放っている。


>そのP.135に「畑の野菜を【割】やす」という問題がある。答えは「は(やす)」となっている。「漢字必携」にも「は-やす」の読みは1級用の読みとして確かに載っている。「1級合格捷径」P.18には用>例として「大根を割やす」が載っている。

http://kanji08.jugem.jp/?eid=183

こんな記載があり、それいらい角川国語辞典の表記と合わせいつも気にしていました。たしかに漢和辞典にも載ってないのでなぜか不思議だったのですが、そういうことからの疑問・質問でした。

お礼日時:2020/05/15 19:08

「広辞苑」にも載っています。



はや・す【生やす】
〘他五〙
①植物や毛などを生えるようにする。成長させる。のばす。宇津保物語(俊蔭)「森を―・したらむやうに」。「ひげを―・す」
②「切る」の忌詞(いみことば)。切りそぐ。切りきざむ。保元物語「其の後は御爪をも―・さず、御髪をもそらせ給はで御姿を窶(やつ)し」。「野菜を―・す」

「切る」の忌み言葉。(なるほど)。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

図書館や本屋で辞書があると調べるんですが小型辞典には載ってません。
昔の角川国語辞典は秀悦。

お礼日時:2020/05/15 17:47

【日本国語大辞典】


はやす 解説・用例
方言 ←いきなり「方言」です。
〔動〕

(1)廃する。取り去る。《はやす》埼玉県入間郡054千葉県海上郡268新潟県中頸城郡383大阪市「六日にわちゃんともー松はやしてしもーて」038

(2)絶やす。《はやす》千葉県香取郡267

(3)倒す。《はやす》鳥取県西伯郡718

(4)しめ縄や、お札などを焼く。《はやす》岡山市762徳島県「お松をはやす」812愛媛県840越智郡848

(5)草原などを焼く。《はやす》愛媛県西条市・周桑郡840

(6)棟上げに餠(もち)を投げる。《はやす》徳島県海部郡811

(7)節分の豆をいって供える。《はやす》香川県伊吹島829

ご質問の「はやす」の意味は?(それを書かないと誰も分かりませんよ)
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

広辞苑も大辞泉にも載っていますが、生が使われています。
意味は補足に載せましたので参照してください。
しかし、いきなり方言とは? 方言辞書としても使われるんですかね。

お礼日時:2020/05/15 17:35

補足ありがとうございます。



関西では、その意味で「はやす」は使いませんね。女言葉でも。

ただ元々、関西は古語が多く、東京人が「方言」と言ってきても、「だから何?」と通じない方が不思議と受け取る地域なので。面白がることはあっても。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

蝸牛考にぴったし当てはまるんではと考えていました。

お礼日時:2020/05/15 17:37

はやすの意味は?

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この回答へのお礼

意味は補足に書きました。わかりずらいですよね。

お礼日時:2020/05/15 17:30

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