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国学とは日本古来の思想を求めることにより古典を研究する学問だと解釈していますが、日本古来の思想を辿ると神道思想にいきつくと思うのですが国学と神道のかかわりはあるのでしょうか?
また、日本古来の思想を求めることで現代にどう関わり影響するのでしょうか?

A 回答 (3件)

国学の大成者本居宣長の主著のひとつが


神道の経典である古事記の注釈なのですから、
国学と神道には当然かかわりがあります。
というか欠かせないものです。

国学とは、おっしゃるとおり、
>日本古来の思想を求めることにより古典を研究する学問
ですが、ある社会が持つ宗教体系というのは
その社会における思想や価値観を知る上で
非常に重要な手がかりになりますから、
これを無視して国学を進めるのは不可能です。

また現代における国学の意義ですが、日本古来の
思想を知るということは、普段あまりに身近であるが
ゆえに意識されることのない、日本人の心性の
根本的な部分を明らかにするということですから、
それが舶来の思想・価値観とどのように違い、
どの部分が相容れ、どの部分が対立するか、また
過去の日本人たちはどのように異文化を受け入れて
きたのか、などといったことにも理解が深まるわけ
です。
国際化の時代である現在、そのような理解は真の
国際理解のために必ず必要なものだと思われます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
過去を知って今を知るですね。
国学は過去を知るためだけにあると思っていたので納得です!

お礼日時:2005/01/22 23:41

 むしろ、いまわれわれが神道の思想と思っているものは、国学者によってつくられたものかもしれません。



 日本古来の思想とは、なにを指すのでしょう。日本書紀や古事記、律令格式から読みとれる慣習や習俗でしょうか。また詩歌や物語文学に痕跡をさがすのでしょうか。

 仏教・道教や儒家の思想も、当時の日本列島では「神道」以上におこなわれました。神社とお寺が一体のものだった時代もあります。しかし明治時代にはこれらの社寺は神道と分離され、破壊も行われたのです。これは国学の考えにもとづくものです。

 国学がおこった時期はいつでしょうか。対外的にどんな状況だったでしょう。ある意味で、「日本古来の思想」をつくる必要があった時期ではないでしょうか。これが、最初に述べた想像(国学者が日本古来の思想をつくったかもしれない)の理由です。

 そのようなことを考えると、国学を学ぶこととは、思想がどうつくられたのかを探ることです。現代も、その思想が国の基本なのですから、国学は我々を覆っているといえます。どこがよくてどこがよくないのでしょうね。
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この回答へのお礼

神道が国学を育て、国学が神道を動かしたといった感じを受けました。
やはり今を知るために国学を勉強する念が強いのでしょうか。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/01/22 23:47

国学は新しい学問です。


幕末にはとても斬新な学問だった筈です。
日本古来の古事記の研究などというとなにやら古めかしく思えますが、幕末なんかに古事記の存在などそんなに知られている訳でもなく、それまで藩という統治体系で地域しか頭になかった人々に、日本という概念を植え付けるのはそれだけで幕府には脅威だったろうし、斬新だったでしょう。
ただいまの時代、地域ごとに領主がいて、地域の領民がその往来を規制されている訳もなく、みな自分を日本人だと知ってますし、国内の行き来は自由ですし、何も国学などを持ち出さなくてもテレビひとつあれば、国民意識形成には事足ります。幕末に使われた時とは、別な料理の仕方が現代には国学にはあるかと思います。
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この回答へのお礼

そうですね。確かに国学で育てられたという気はしないですもん(笑)ブラウン管を通して日本を刷り込まれて来た感じです。ただ、国学ということにまったくきづかずにあたりまえのようになってる習慣もあるのでしょうか。国学の新しい研究意義を探してみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/01/22 23:52

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