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古事記や日本書紀などには
「天」をアマと読む場合とアメと読む場合がありますが、
法則はありますか?
本によって読み仮名が違っていたりするのですが、
どちらで読んでもかまわないのでしょうか?

A 回答 (4件)

はじめまして



突然ですが、「日本」ってどう読みますか?
「にっぽん」ですか?「にほん」ですか?
きっと誰かが「ジッポン」と読んだから、それが変化して「ジパング」や「ジャパン」という呼び方が出来たのだと勝手に思っています。

http://homepage2.nifty.com/osiete/seito118.htm



海外の話しになりますが、フィリピンの言葉である「タガログ語」は
O⇔U、E⇔I、D⇔R
が変化します。
http://www.saranggola.net/tagalogujuku-kiso.html II:アバカダは変身する!

英語では「ア」と「エ」の中間の様な音もあります


「天」の読み方も人によったり、地方によったり、時代によったりで変わってくるのでは、と思います
そう考えると「アマ」が正しいとも「アメ」が正しいとも言えないと思います。
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専門家ではありませんので、法則が存在するかどうかは分からないのですが、


『広辞苑』には、

あま【天】
(アメの古形) そら。てん。

あめ【天】
1.てん。大空。天空。古事記下「雲雀は―に翔かける」
2.天つ神、造物主のすむ所。高天原(たかまのはら)。

とありました。「あま」と読む方が古いようですね。
個人的には、「あめ」の方が古いように感じられるのですけれど。
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松崎静雄「古語辞典」に記載があります。

ただ、長いので、まとめるのはたいへん。要するに「アマ」というのは修飾形的、「アメ」というのは実体形ということのようです。「アマならびにこれに連繋助詞ツ、またはノを添えたアマツおよびアマノは修飾形としてアマクモ(天雲)、アマテラス(天照)、アマツカミ(天神)、アマツソラ(天空)、アマノカハ(天河)、アマノハラ(天原)のごとく(用いる)・・・」
 確かに、天照大神は「あまてらすおおみかみ」、天の河は「あまのかわ」ですよね。「あめ」ではありません。
 実体的に用いる例
天照(あまてら)す 日女(ひるめ)の命 天(あめ)をば 知しめすと(万葉集2,167)
 複合語で「アメ」と読む場合もあるが、それはやはり独立したもの、並列的とみなされる。
 例:天地は訓読して「アメツチ」と読まれるが、別に天が地を修飾しているわけではない、ただの並列関係、英語で言えば、the heaven and the earth。 記紀の中の読み方の区別についても記載がありますが、長いので割愛させていただきます(^^; 詳しくは図書館などでお調べください。
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既にNo.3さんの回答がありますので、若干の補足を。



語尾の[e]←→[a]の音韻変化は一般的に起こる現象であり、かなり法則的と言ってよいでしょう。

雨音(アマオト)、雨足(アマアシ)、雨水(アマミズ)[修飾形]
雨(アメ)、長雨(ナガアメ)、俄雨(ニワカアメ)[実体形]

瞼/目蓋(マブタ)、眉毛(マユゲ)、睫/睫毛(マツゲ)、眼(マナコ)[目の~:修飾形]
目(メ)、鳥目(トリメ)、腫れ目(ハレメ)、弱り目(ヨワリメ)[実体形]

手綱(タズナ)、手折る(タオル)、掌(タナゴコロ)[修飾形]
手(テ)、組手(クミテ)、仕手(シテ)、大手(オオテ)[実体形]

以上の例と同じように、「天~」のときはアマ、「(~)天」のときはアメという読みが基本かと思います。

天地を「アメツチ」と読むのは天と地を並列、別物として認識した読みと言えます。もともとはこのような固有名詞でない古事記や日本書紀の一般名詞の本文は音で読んでいたようで「テンチ~」と続けて漢文読みしていたはずです。これを訓で「アメツチ」と読むのは後代のことかと思われます。(本居宣長などは必要以上に多くの箇所で訓読みをしています。)
実際に続けて発音する場合は(人名など)「天地」を「アマチ」と呼ぶのが普通ですね。

なんとなく読み方の要領がつかめましたでしょうか?
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