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「役に立たないように見えるものが、実は大いに役立つこと」という意味だと思うんですが、いまいちよく分かりません。無用の用について、具体的にどのような考え方か教えて下さい。
簡単に書かれている本や、分かりやすいサイトなんかも紹介してくれると嬉しいです。

A 回答 (4件)

荘子が恵子を論破する時に出てきます。

恵子が荘子の理論を世の中の役に立たないと言います。すると荘子が
「今我々が立つのに必要なのは足がついている地面だけで、その他の地面は無用だ。だから、足の面積を残して、ほかの地面がなくなってしまったら、今ある足の地面は有用であろうか」
そういわれた恵子は
「もちろん、そんなものは役に立たない」
と言います。
無用の用でいう「無用」とは有用のものを存在ならしめる為のものであり、そこに常に相互関係があります。
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学生なら学問が大事。

だけど、リラックスの時間も大事ですよね。
社会人なら仕事が大事。でも能率よく働く為に大切な時間もありますよね。
あなたの住んでいる家、建築物は壁 床 天井を造っていますが、実は空間を造っているとも言えます
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私が一番好きな例は茶碗の窪みのことです。

お茶を飲むために必要なものですがちょっと見ると何の役に立っているのか全然わかりません。茶碗を鑑賞するときどんなによい茶碗でも窪みだけ観てほめる人はいないと思います。ざるの目なども同じですね。叉椅子の脚は3本あれば大丈夫なのですが、普通は4本あります。これなども無用の用の例になると思います。地下鉄車両の窓なども同じでしょうね。背広の襟などはどうですか。
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 ビッグコミックの浜崎伝助(つりバカ日誌)ご存知でしょうか?


 あれが無用の用です。
 私たちは目に見えるもの → その中でも有用なもの だけを大事にしがちです。
 ところがその有用なものと無用(に見えるもの)とは実は長期的に見れば
 相互にリンクしていて、たとえば組織などの「存在」は
その分別知を超えたところで
成り立っている面があるのです。
 
 そういうとちょっと漠然としすぎているので少し論理的に解説してみましょう。
 たとえば製品開発理論で言う「製品のライフサイクル」はご存知でしょうか?
 誕生期があって成熟期を迎え、やがて衰退、消滅に向かうというサインカーブです。
 小知恵の利いた企業はそのライフサイクルの「いいとこどり」をしようと血眼になって、
 現在まさに成熟のピークにあるマーケットに新規参入しようとします。
 ところが実はこのマーケッティング戦略が完璧にリサーチされたもので
 あればあるほど、他の企業もその時点での参入を決定しますから
皮肉なことにこのマーケットはあっという間に過当競争に
巻き込まれ、
 共倒れしていくことになります。
 古くはボーリング場、最近ではスーパー、外食産業、
リゾート開発など
身近な例はごろごろ転がっているはずです。
 これが「目に見える有用さ」の限界です。

 次にこのサインカーブを逆向きに(ひっくり返して)見てみてください。
 そうすると裏側にまったく同じ形のカーブが隠れていたことに気づきます。
 つまりこれが潜在意識側のカーブで、これがある事象を
かくあらしめるエネルギーとして常に
存在しているのです。
 もちろんこれは、目に見えるわけではありませんし、一部形を取り始めたとしても
 それは現在の価値基準からすれば好ましくないもの
=無用のものに見えるのですが、
これもまた不可欠、表裏一体のものなのです。

 ついでに言えば、荘子や老子といういわゆる道教思想は
すべてこの
 「何とも名状しがたい」「しかし存在の根底にある」
潜在エネルギー側を寓話的に説いたものと
理解してください。
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