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日本の茶道の流派はなぜたくさんあるのでしょうか。よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

茶道に限らず、華道でも剣術でもたくさんの流派があります。



柔道も昔は流派がたくさんあったのですが、オリンピックに採用されるために「柔道」と名称でルールを統一したので、今では柔道は1種類しかありません。ただそのルール統一に参加しなかった流派もあって「柔術」と呼ばれることが多いです。

茶道に限って言えば、今の茶道の原型は千利休が作ったとされていますが、元々「茶道」というのは千利休以前にもあって、今の標準的な様式を広めたのが千利休であるわけです。

で、現在各流派として残っているモノは千利休の子供達が開いた3つの流派、これはすべて「○千家」というので「三千家」と呼びます。その他に千利休が茶を流行させた時期に、日本の各地で楽しんでいた茶道のやり方を今に受け継いだものがたくさんあり、柔道のように「世界に向けて標準かしよう」ということにはならなかったので、今でも多数の流派があるのです。

また「なぜ日本には流派がたくさんあるのか?」と言う点について別の言い方をすれば「日本がずっと日本だから」でもあります。
世界の殆どの国は、異民族支配などを受けていて、たとえば中国なら元・清などの異民族支配の時代もあれば、宋は北宋時代と南宋時代で文化が異なり、ずっと同じ文化を継続できた国、というのはなかなか存在しないのですが、日本はずっと同じ国なので、戦国時代や明治維新などの内乱はあっても、各地の文化がそのまま継続してきた、と言う特徴があります。

だから古い時代に出来た各流派がそのまま残っているのです。
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この回答へのお礼

わかるようになりました。ありがとうございます。中国の歴史にお詳しいですね。がんばります。

お礼日時:2020/09/08 13:28

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