![](http://oshiete.xgoo.jp/images/v2/pc/qa/question_title.png?5a7ff87)
田中優子が次のようなことを書いています。
*
有名な芭蕉の
「古池やかはず飛び込む水の音」
には本歌があったそうです。
それは、古今和歌集・読み人知らずの
「かはづなく井出の山吹散りにけり 花のさかりにあはましものを」
その変更は
1.山吹の花を消し、カラフルからモノトーンに
2.井出の澄んだきれいな水の川を古池にひっくり返す
3.かはづに泣かせず飛び込ませる
だそうです。
その後、狂歌ができたそうです。
四方赤良の
「山吹の口なしめしやもらんとておたま杓子(じゃくし)も井出の玉川」
質問は、「古池やかはず・・・の本歌は、古今和歌集の「かはづなく井出の山吹散りにけり・・・」でしょうか?
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
芭蕉は西行を慕って、東北を旅したと言われていますね。
歌枕という伝統がありまして、ところに当たって歌を詠む。本歌取りにも関係してくるところです。
井出の玉川と言えば、京都府井手町で、かはずと山吹はセットです。華やかでうきうきした歌が多い。
伝承では、古池の句は滋賀県大津市の岩間寺で詠まれたと言われています。西国三十三か所の有名なお寺です。静寂が漂う句です。
場所違いであり、世界観も全然違っています。そして、井出は玉川。。。川で、古池は、当たり前ですが、池です。
芭蕉には、井出の句もありますが、割とそっけないものです。
山城へ井出の駕籠借る時雨哉
雨が降ったので、せっかくの歌枕なのに、通り過ぎたという句です。
早速の御解答ありがとうございます。
<場所違いであり、世界観も全然違っています。>ですね。
それだけに、俳人達は、したりとにんまりかもしれませんね。
<井出の句もありますが、割とそっけないものです。>ですね。
井出は材料にしか過ぎないのですね。
No.1
- 回答日時:
「本歌取り」は和歌の世界の話で、俳諧には適用できませんが。
「本歌」という言葉には、ごく短い川柳俳諧から見て本来の歌=和歌という意味があります。本歌取りではなく、和歌を本に新たに俳諧をひねり出したという意味であれば、あり得ないことではありません。ただし、その和歌は恋の歌であり芭蕉の句の風雅な自然描写との乖離が甚だしくとても本歌とは呼べそうにありません。
過労死や社畜飛び込む泥の沼
https://twitter.com/yonlee/status/94532132079902 …
早速の御回答ありがとうございます。
<「本歌取り」。は適切な言葉とは言えないののですね。
和歌と句の<乖離が甚だしく>ですね。
ただし、それだけに、芭蕉は思惑通りだとほくせえんでいるかもしれません。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 文学 古池に蛙が飛びこんで水のおとがした、のでしょうか?(あるいは、蛙が水に飛びこむおとを聞いて心の中に古 11 2023/04/09 08:02
- 野球 高校野球の話 1 2022/08/18 09:54
- カラオケ 皆さんはカラオケでどのような歌手の曲を歌うでしょうか。またどのような歌手の曲を聴いている 5 2022/11/02 20:57
- カラオケ 皆さんはカラオケでどのような歌手の曲を歌うでしょうか。 またどのような歌手の曲を聴いて 1 2022/11/07 13:29
- バラエティ・お笑い カラオケバトルの次の出演者の中で歌唱力も魂のこもりようも表現力も抜群と思う人を上位から 1 2022/05/04 14:04
- 文学 この和歌の解釈を教えてください。 「七草を摘むにつけても過ぎし子の年をはかなく数へつるかな」 これは 1 2022/07/03 09:43
- タレント・お笑い芸人 種なし 2 2022/06/22 00:30
- 文学 奥山に 紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき 2 2023/07/05 11:05
- 政治 ガーシー議員は、29万票を取って当選されましたが、これは江戸時代の大大名の石高に匹敵しますね? 44 2023/03/10 10:04
- 新幹線 新幹線の切符について 8 2022/10/21 21:19
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
(閑さや岩にしみ入蝉の声)「...
-
旧制高等学校寮歌
-
「月日は百代の過客にして」は...
-
松尾芭蕉の俳句について教えて...
-
河東碧梧桐の「赤い椿」につい...
-
芭蕉はどうして木曽義仲の墓の...
-
松尾芭蕉の旅への思いとは?
-
松尾芭蕉と曽良
-
「夏草や兵達が夢のあと・・」...
-
芭蕉が詠んだせみの種類
-
俳句についての質問です(物い...
-
芭蕉は、日本でも、共感覚な詩...
-
旅に病んで夢は枯野を駆け巡る
-
『奥の細道』を『おくの細道』...
-
「甲の下のきりぎりす」はどう...
-
芭蕉の桜の句
-
与謝蕪村の句、どう解釈しまし...
-
日本人違和感のない日本語の添...
-
「松島や ああ松島や 松島や...
-
鴨長明は生活費をどのように稼...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
(閑さや岩にしみ入蝉の声)「...
-
「月日は百代の過客にして」は...
-
『奥の細道』を『おくの細道』...
-
旧制高等学校寮歌
-
松尾芭蕉の旅への思いとは?
-
「松島や ああ松島や 松島や...
-
「夏草や兵達が夢のあと・・」...
-
鴨長明は生活費をどのように稼...
-
おくのほそ道 :「庵」の読み方
-
「奥の細道」の冒頭について
-
奥の細道の旅立ちの歌枕について
-
俳句「人来たら蛙となれよ冷し...
-
(芭蕉の句)「旅に病で」と「旅...
-
河東碧梧桐の「赤い椿」につい...
-
奥の細道について 芭蕉にとって...
-
芭蕉は、日本でも、共感覚な詩...
-
松尾芭蕉と曽良
-
芭蕉が捨て子をそのままにして...
-
仙った。←なんて読みますか?
-
芭蕉の句の意味を教えて下さい。
おすすめ情報