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屈折率変化を利用した回折格子について

周期的な屈折率変化を与えられたフィルム等は回折格子として機能しますが、どう言う原理なのでしょうか?
スリット型の回折格子と異なり、光を透過させるので回折現象が起こるイメージがわかりません。位相差が生じたところで進む速さが異なり場面が変化するだけで光は直進しませんか?

A 回答 (2件)

干渉によるとしか言えません。


フランホーファ回折は正確にフーリエ変換と同じものなので
周期的な屈折率の変化が特定方向の光の集束をもたらす
ことは数学的に容易に想像出来ます。
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>どう言う原理なの


回折と干渉
>光は直進しませんか
部分的に屈折率が異なる部分は、その部分の形をした開口とみなせるので、回折(光路の曲り)は起こります。そこを通過した光は光路長に応じた位相で伝わります。周期的に屈折率が異なる場合は透過型回折格子として働きます。影の部分が無いだけ明るくなります。
スリット型の回折格子でも直進する光の成分はあり、それを「ゼロ次光」と呼びます。
屈折率が異なる部分による回折は「位相コントラスト x線イメージング」という手法に応用されています。普通のレントゲン写真はx線の透過率分布の情報しかないので、臓器を見るには造影剤が必要ですが、回折による光路の曲がりを利用すると造影剤なしでもはっきりと形を見ることができます。
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