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物理
水平投射の問題について質問があります。
問題
ボールを地上h1の高さから速さv0で水平に投げた。
高さh2となった時の運動エネルギーは?

ここで質問なんですが、ここでいう運動エネルギーというのは何ですか?x方向の運動エネルギーとy方向の運動エネルギーそれぞれを求めて足せばいいんですか?

A 回答 (2件)

まず、物理で出てくる量には


大きさだけをもつ量(スカラ量といいます)
大きさと向きを併せ持つ量(ベクトル量)
がありますよね
速度という物理量は後者のベクトル量なんで
求めるべき速度のx成分は ○○ 
y成分は ●●
というように把握しておいて 
x成分とy成分を合成したときに
速度は、■■の向きに △[m/s]
というように 常に向きと大きさが分かるようにしておかなければいけません

ところが、(運動エネルギーを含めた)エネルギーは
向きには無関係な物理量(スカラ量)なんで
どのむきに □[J] なんて答えることはないんです

その証拠に 位置エネルギーもエネルギーの一種ですが 
基準の高さから10mの位置にある物体の位置エネルギーの向きは~方向
なんて考えたこともないはずです
位置エネルギーも運動エネルギーも(このほかに熱エネルギーや電気エネルギー)もすべてひとくくりにエネルギーには向きがないんです!!

そのため x方向のエネルギー y方向のエネルギー なんて考えるのもナンセンスで、 速度がx方向にa[m/s],y方向にb[m/s]なら
あわせて 速度の大きさは|→V|=√(a²+b²)[m/s]ですから
向きは度外視して、速度の大きさから運動エネルギーは
(1/2)√(a²+b²)²[J]
と答えることになるわけです
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この回答へのお礼

天才やな

一番わかりやすかったです。ありがとうございました

お礼日時:2020/12/25 16:47

「力学的エネルギー保存の法則」というものがあります。

詳しくは教科書をよく読んでください。

「ボールを地上h1の高さから速さv0で水平に投げた」という段階で、ボールは
・高さ h1 に相当する位置エネルギー
・速さ v0 に相当する運動エネルギー
をもつことになります。

「力学的エネルギー保存の法則」とは、この
 高さ h1 に相当する位置エネルギー + 速さ v0 に相当する運動エネルギー
が一定に保たれるということです。

従って、「高さh2となった時」の
・高さ h2 に相当する位置エネルギー
・そのときの速さに相当する運動エネルギー
との間には
 高さ h1 に相当する位置エネルギー + 速さ v0 に相当する運動エネルギー = 高さ h2 に相当する位置エネルギー + 高さ h2 のときの速さに相当する運動エネルギー
の関係が成り立ちます。

この関係から
「高さ h2 のときの速さに相当する運動エネルギー」
が求まります。
要するに「速さ v0 に相当する運動エネルギー」に「高さ h1 と h2 の差による位置エネルギーの差」を足したものになります。
h1 > h2 なら運動エネルギーはその差分 mg(h1 - h2) だけ大きくなり、h1 < h2 なら運動エネルギーはその差分だけ小さくなります。

>x方向の運動エネルギーとy方向の運動エネルギーそれぞれを求めて足せばいいんですか?
 
エネルギーには「x 方向」や「y 方向」はありません。ベクトルではないので。
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この回答へのお礼

解決しました

回答ありがとうございました。理解できました

お礼日時:2020/12/25 16:47

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