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ある文法本には
彼が{来なくて(〇)/来ないで(✕)}安心した。
とありますが、また別の文法本には
やつが{来なくて(✕)/来ないで(〇)}助かった。
とあります。
原因や理由を説明するとき、「来なくて」と「来ないで」どちらが正しい表現でしょうか。

A 回答 (10件)

No.7 の補足です。



混乱した回答が見られますので、もう一度整理しておきます。

まず、「来なくて」「来ないで」は原因や理由を説明するのではなく、事態の経緯を表すもので、結果的に因果関係を表しているに過ぎません。

先に指摘の通り、直接に因果関係の認識を表すのは格助詞の「から」で、

彼が来ないから安心した。
彼が来ないから助かった。

になります。「て」は話者による確認を表す助動詞で、「彼が来ない」ことを「て」で確認し、その結果安心した場合は、

彼が来なくて安心した。

になります。「彼が来ない」という事実を断定し、その結果として「助かった」と感じた場合には、

彼が来ない(の)で安心した。

になります。「の」は「彼が来ない」という事態を媒介的、抽象的に実体として捉えたもので、その後に判断辞「だ」の連用形「で」が続き、動かない確実な事実として強調することになります。

なお、「で」には手段・方法・理由を表す格助詞もあり、

来ない【で】ほしい。
来ない【で】終わった。

のように使用します。■
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2021/03/28 10:28

No.8の続き。





 ネット検索するといろいろ見つかる。
【「~ないで」と「~なくて」】
http://nihon5ch.net/contents/bbs-study/old/mi...
 信頼できるブログのアーカイブだが、当方の読解力では解読できない(泣)。

【にほんごの本 ないで/なくて】
https://www.nihongo-books.com/items/naide-nak...
※もっともらしいが、何か大きな勘違いをしてないか?

【「なくて」と「ないで」について すみません、この二つの接続助詞の使い方の区別を説明してもらえませんか】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10872116.html
 こんなのもあった。まったく記憶になかった(泣)。
 当方がひいたalcのサイトが切れている。いい説明なのに{読めないで/読めなくて/読めず}残念。
 やはり、【原因】や【理由】の場合は「読めない〝の〟で」のほうが自然では。

===========引用開始
(1)宿題をしないで学校にいった。
(2)宿題をしないでゲームばかりしている。
(3)宿題をしないで怒られた。
===========引用終了
(1)~(3)のうち、(3)は「~ないで」の代わりに「~なくて」が用いられるが、(1)(2)は難しいらしい。 
(1)は、〈別の行為(「学校に行く」)がどのような状況・事情のもとにおこなわれたかという、他の行為の付帯状況〉を表わすとのこと。もう少しわかりやすく書いてもらえませんか。明鏡モドキの⑴ 状態副詞的に動詞の意味を修飾するだろう。
(2)〈「宿題をする」という行為と「ゲームをする」という行為が対比的〉になっているとのこと。これって(1)と分ける必要があるのだろうか。明鏡モドキには見当たらない。
(3)〈「~ないで」が原因を表しているもので、「宿題をしなかったために怒られた」のように言い換えることが可能〉とのこと。明鏡モドキのか〈⑶ 因果関係や並列関係を表す〉だろう。
 結局、alcのサイトでも【原因】や【理由】の場合は両方使えるとしている。
 個人的は(3)は「宿題をしない〝の〟で怒られた。」のほうが自然に感じる。
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この回答へのお礼

ご丁寧に説明していただき、ありがとうございます。いろいろ例を挙げていただき、大変勉強になりました。

お礼日時:2021/03/28 10:25

まず結論を書きます。


〈原因や理由を説明するとき、「来なくて」と「来ないで」どちらが正しい表現〉なのか。
 いろいろ調べてみましたが、ハッキリしません。
「なくて」も「ないで」もいくつかの働きがあり、【原因】や【理由】を示す場合はどちらも使えるとしている辞書?やサイトもあるので、×にする理由はない気がします。個人的な感覚では、文脈しだいという気もしますが。

 そもそも例文の判定は妥当なのでしょうか。辞書?やサイトの記述は別にして、個人的にはどれも不自然な気がします。「誤用」とまで言う気はありませんが。
「彼が{来なくて/来ないで(△)}心配した」なら、「来なくて」は自然でしょう。
「来ないで心配した」も【原因】や【理由】を示しているのでしょうが、異和感があります。
「彼が来ない〝の〟で心配した」なら、自然な文で【原因】や【理由】を示しているのでしょうが。

「ある文法本」はどんな本なのでしょう。信用できる書籍なのか、トンデモ本なのか。
 こういう微妙な問題の場合、前後の記述を含めて正確な引用がないとなんとも……。 
 両者の判断が食い違っているのかいないのかもわかりにくい気がします。

 詳しくは下記をご参照ください。
【彼が{来なくて/来ないで}安心した。】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12664747489.html

 根本的な疑問。
  彼が{来なくて(〇)/来ないで(✕)}安心した。
  やつが{来なくて(✕)/来ないで(〇)}助かった。
 という判定は妥当なんだろうか。
 個人的には、全部引っかかる。「誤用」とまで言う気はないけど。「やつが来なくて助かった」ならかろうじてアリかな。
 ああそうか。ちょっとかわった状況を考えれば、「彼が来なくて安心した」もアリかも。
 教え子があやしい場所に出入りしていると聞いて、教師が張り込みをする。噂の生徒は来なかったので「彼が来なくて安心した」……そんなのアリ?
「彼が{来なくて(〇)/来ないで(△)}心配した」のほうが素直だろう。この場合も「来ないで」は△。「来ないので」なら○。
「助かった」のほうも、 
「やつが{来なくて(○)/来ないで(△)}困った」のほうが素直だろう。この場合も「来ないで」は△。「来ないので」なら○。

 過去には下記もあったそうな。
【忘れないでください】※これは下記の辞書にある〈2 (「ないでください」「ないでほしい」などの形で)打消しの希望、婉曲な禁止を表す。〉だろう。
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11746159.html
 またSF文法づかいが意味不明のコメントで荒らしているのね。いい加減にしてほしい。どこにも通用しないこういう異端の説で納得させられたら、質問者が可哀想だよ。
 日国は詳しすぎてわかりくい気がするので、まずデジタル大辞泉(小学館)をひく。

https://dictionary.goo.ne.jp/srch/jn/%E3%81%AA%E …
===========引用開始
なく‐て の解説
[連語]

《形容詞「ない」の連用形+接続助詞「て」》
1 ある状態を打ち消して下に続ける。「欲しい本がなくて困った」
2 (「なくていい」の形で)ある事柄が存在しないことを許可・認容する意を表す。「そんなものなくていい」

《打消しの助動詞「ない」の連用形+接続助詞「て」》
1 ある動作を打ち消して下に続ける。「返さなくて結構です」「うちの子は勉強しなくて困っています」
2 (「なくていい」の形で)ある動作をしないことを許可・認容する意を表す。「もう来なくていい」→ないで 
===========引用終了

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%AA%E3%8 …
===========引用開始
ない‐で の解説
[連語]

1 打消しの意を含んで下に続く意を表す。「仕事もしないでぶらぶらしている」
「逆上 (のぼせ) ―至極よいお薬でございます」〈滑・浮世風呂・二〉
2 (「ないでください」「ないでほしい」などの形で)打消しの希望、婉曲な禁止を表す。「この中へは、入らないでください」「勝手に使わないでほしい」
3 (「ないでいい」などの形で)ある動作をしないことを許可・認容する意を表す。「君は忙しいから出かけないでいい」→なくて

[補説]「ないで」については、打消しの助動詞「ない」に、助詞「で」、あるいは断定の助動詞「だ」の連用形「で」が付いて成ったとする説などがあり、いまだ定説をみない。また、「ないで」全体を接続助詞などとする扱いもある。2は、「お母さん、もうどこにも行かないで」のように文末に用いられることもある。
===========引用終了

 辞書を見る限り、【原因】や【理由】を表わすとは思えない
  やつが来ないので助かった。
  やつが来なかったので助かった。
 ぐらいなら【原因】や【理由】だろう。
「やつが来ないので助かった」の「の」が落ちて、「やつが来ないで助かった」って考え方をできるのだろうか。それは混淆と言うのでは。「誤用」とまで言う気はないけど。

「ないで」「なくて」の用法はいくつかある。
 まず考えるべきは、「なくて」は《形容詞「ない」の連用形+接続助詞「て」》と《打消しの助動詞「ない」の連用形+接続助詞「て」》の2系統あること。
 下記を想起した。
【「~なそう」「~なさそう」「~なすぎる」「~なさすぎる」〈1〉~〈4〉】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-11861500464.html
 まあ、たいていは《打消しの助動詞「ない」の連用形+接続助詞「て」》だから、こだわる必要はないだろう。今回の「来なくて」もそうだろう。
 問題は、「なくて」の前に来る動詞は何かとういうこと。
 これを考えるには、先に「2」の意味を見たほうがよさそう。「ないで」の「3」とほとんど同じように見える。

 辞書にあるとおり、「なくていい」「ないでいい」のような使い方をする。ちょっと変形して、
  やつが{来なくて/来ないで}よかった。
 ならアリだろう。これを「やつが{来なくて/来ないで}助かった。」にすると、途端に異和感が生じる。

 そのことを踏まえて「なくて」と「ないで」の「1」を見比べる。この微妙な違いは何?
■なくて
ある動作を打ち消して下に続ける。「返さなくて結構です」「うちの子は勉強しなくて困っています」
■ない‐で
1 打消しの意を含んで下に続く意を表す。「仕事もしないでぶらぶらしている」
「逆上 (のぼせ) ―至極よいお薬でございます」〈滑・浮世風呂・二〉

「返さなくて結構です」は、「返さなくていい」とほぼ同じだろう。
「うちの子は勉強しなくて困っています」「仕事もしないでぶらぶらしている」は自然。
 何が違うのか。
 頓挫気味なので、しかたがなく、例のサイトを見る。
 困ったことに明鏡モドキに詳しい記述がある。この網羅性の高さは無視しがたい。

 趣旨を要約は省略(リンク先参照)。

 辞書の記述なんで、妙な因縁はつけずにおく。この場合は、「つけないでおく」のほうがずっと自然では。
【原因】や【理由】の話に限定するなら、〈⑶ 因果関係や並列関係を表す場合はいずれも使える。〉だろう。これが一応の結論。
 辞書の用例1「君と{会えないで/会えなくて/会えず}残念だ」
 これは【原因】や【理由】だと思うが、「会えないで」は「会えない〝の〟で」のほうが自然に感じる。
「君と会えないでいると気が狂いそうだ」なら自然だが、これへ〈⑹ 打ち消し状態の維持を表すもののうち~〉では。 
「私に 似ないで/似なくて/似ず、夫に似ている」
 これは【原因】や【理由】ではなく、「並列」だろう。この場合は全部使えそう。

 No.9へ続く。
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「て」は話者による確認を表す助動詞で、「で」は肯定判断を表す助動詞「だ」の連用形「で」です。



確認の場合は「て」で、

彼が{来なくて(〇)}安心した。

になり、断定による判断の場合は、

やつが{来ないで(〇)}助かった。

になります。この場合は、「来ないので」の「の」が省略されたもので、「来ない」を実体的に捉え名詞として表現したもので、それを媒介的に抽象的に「の」で表すか否かの相違です。

直接、原因・理由を表す場合には格助詞「から」を使用し、

彼が来ないから安心した。
やつが来ないから助かった。

になります。■
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この回答へのお礼

ご丁寧に説明していただき、ありがとうございました。

お礼日時:2021/03/28 10:22

来なく「て」⇒継起用法。


来ない「で」⇒理由・原因を表わす。

という用法によって表わされる文意が自然かどうか、ということが焦点になると思います。
それぞれの文意は次のようになるでしょう。

1.彼が{来なくて(〇)/来ないで(✕)}安心した。
〇 a. 彼は来なかった。その結果として安心した。
× b. 彼は来なかった。そういう理由で安心した。

2.やつが{来なくて(✕)/来ないで(〇)}助かった。
〇 a. やつは来なかった。その結果として助かった。
〇 b. やつは来なかった。そういう理由で助かった。

1-b だけが不自然。
「彼が来ないと聞いたので安心した。」という文なら、
〇 b. 彼が来ないと聞いた。そういう理由で安心した。
という文意で自然になる。
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突き詰めたければ、過去の質問


https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11746159.html?pg=1& …
もご覧ください。
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この回答へのお礼

サイトに接続して読ませていただきました。貴重な情報ありがとうございます。

お礼日時:2021/03/24 18:16

「来なくて」はよく分かるが、「来ないで」の「で」は何だろうかと、前から話題になっています。

正しいかといえば、どちらも正しい。「原因・理由」なら、「来ない<ので>」という形になるでしょう。この質問がヒントにになって、「来ないので」「の」が省略されたという考えもあるかも。(多分違うでしょう)「何もしないで遊んでいる。」という言い方もあります。「ので」とは違うでしょう。
「よく分からない」という回答になります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。「なくて」「ないで」はやはり難しい表現のようです。勉強になりました。

お礼日時:2021/03/28 10:22

彼が安心した


思う事によって違いますかね
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2021/03/28 10:19

安心した。

に対しては「来なくて」
助かった。に対しては「来ないで」となります。
ただ、この文章はあまり良い例ではないですね。もう少し状況を書くと、上記がはっきりします。

更には「来ないで」は正しくは「来ないので」です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2021/03/28 10:19

どちらでも、良いと思います

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2021/03/24 16:38

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