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数学1Aの問題集で、疑問に思うことがございまして、「√2が無理数であることを背理法を用いて示せ」いう問題があるのですか、問題集の解答は、
√2が有理数と仮定すると、2つの自然数n,mを用いて √2=n/mと表せる(ただし、mとnは互いに素)。
両方を平方すると、2m^2=n^2
左辺は偶数だから、n^2も偶数。すなわち
nも偶数。このとき、n^2は4の倍数だから、2m^2も4の倍数。よって、m^2は偶数となり、mも偶数。
ゆえに、mとnは共通の約数2をもつことになり、mとnが互いに素であることに矛盾する。
よって、√2は有理数ではない。
すなわち、√2は無理数。
と書いてあるのですが、解答の途中の
n^2は4の倍数だから、2m^2も4の倍数というのは、どうしてn^2は4の倍数だと特定できるのでしょうか。
n^2&m^2が偶数なら、nやmも偶数だと言い切れる理由と併せて知りたいです。
また、このような証明問題が得意な方というのは、暗記に近いパターン認識で解いているのでしょうか。アドバイスいただけると参考になります。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
質問の箇所のすぐ上の行に、
> 左辺は偶数だから、n^2も偶数。
と書いてあるでしょう? この部分は解ったのでしょうか。
n が奇数だとすると、n^2 も奇数になるので
2m^2=n^2 であることに矛盾するのです。
背理法から n は偶数と判るのですが、
よって n=2k {kは整数} と置けます。
これを 2m^2=n^2 へ代入すると、約分して m^2=2k^2 と書けます。
この式を見てピンときませんか?
n が偶数だと判ったのと全く同じ方法で
m は偶数だと言えるのです。
質問文中で引用された証明は、 k を持ち出すのを避けて
2m^2=n^2 の式形のまま言葉で説明しようとしたために
ちょっと解りにくくなったのかもしれませんね。
No.4
- 回答日時:
n^2が偶数ならn^2は素因数2を含む
n^2は同じ素因数を偶数個ずつ持つから
n^2=2^m×k (mは偶数でkは自然数)
従ってn^2は4の倍数。
No.3
- 回答日時:
2m^2=n^2から、n^2も偶数までは良いのでしょう。
すると、n^2は約数に2を含むことになります。n^2=n×nなのだから、2はnから来るしかありません。だから、nも偶数になります。n=2pと表せるのだから、n^2=(2p)^2=4p^2となり、n^2は4の倍数だと分かります。
m^2が偶数ならmが偶数だと言えるのは、nの場合と同じです。
証明を理解するには論理学を勉強する必要があります。むしろ、論理学を理解していないのに、数学の証明を理解した気になっている人達は、論理力が弱いと思います。証明問題のロジックが納得できないあなたは論理力があるのでしょう。
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No.2
- 回答日時:
2m²=n²の先は、素因数分解の一意性を使うのが常道です。
[例:100=2×2×5×5の1通りしか無い。]
[例:30=2×3×5の1通りしか無い。]
と言うのが素因数分解の一意性で、数論の基本定理と言います。
それと、指数法則を使います。
(aⁿ×bⁿ・・・)ᵐ=aⁿ˟ᵐ×bⁿ˟ᵐ・・・・
2m²でmに2と言う素因数が有ったらm=(2ⁿ×・・・)²=2²ⁿ×・・・
となりm²には2と言う素因数が偶数個あります。
例:[(2³・・・)²=2⁶・・・だから、2は6個掛け合わせたから偶数個。]
2m²は、それに2が1個掛け算されてるから、
2m²には2が奇数個。
n²には偶数個
だから=は成立たない。
と言う論法です。
No.1
- 回答日時:
>n^2は4の倍数だから
n²=2m² ですから n² は偶数です。
偶数を二乗すれば 必ず 偶数になりますから
n も偶数です。従って n² は 4の倍数になります。
(奇数を 二乗すれば 必ず 奇数になります。)
「n^2&m^2が偶数なら、nやmも偶数だと言い切れる」のも
同じ理由です。
>暗記に近いパターン認識で解いているのでしょうか。
数学で 暗記は ごく初歩的な定義だけです。
公式などは 暗記では無く、どうしてそうなるかと云う
理解力が 問題を考える上で 必要になります。
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