1. 言葉の問題から入ります。
わたしたちは コトバを使い分けます。
ふだん日常生活で使っているスサノヲ人間語( S 語)と よそ行きのアマテラス人格語( A 語)とです。
2. アマテラスというのは 多少とも公共の・オホヤケのという意味を込めて用いています。
言いかえると スサノヲ語は 遠慮のないワタクシの出る・それゆえあやまちうる人間のコトバです。
3. アマテラス語は――スサノヲ語が 生活全般にわたる人間語であるに対して そこで――倫理ないし人間関係についての普遍性を問い求めた結果としての 人格語です。規範となり得てあやまちのないと考えられている普遍語です。
4. 普遍語と言えば 事物や現象(モノやコト)つまり経験事象についての普遍的な認識を問い求める科学という行為があり これも公共のための A 語であり 言ってみればアマテラス科学語です。
5. アマテラス普遍語は ふたつの階層があります。
人間関係としての倫理ないし価値判断を尋究したものが アマテラス人格語であり この価値判断を自由に禁欲しおのおの主観の片寄りから自由になって世界の事象を認識するのが アマテラス科学語です。
5-1. 科学と言えば いまでは一般に自然科学のことですね。そしてこれが アマテラス科学語の基礎を成すものと思われます。
6. ところで 哲学は――生きることですから―― すべてをあつかいます。例外をおきません。人間ないし人間性に関する限り この部分は省略できるとか この点は初めから排除するといった扱いは なしです。
7. したがって哲学は コトバとして捉えれば:
《スサノヲ人間語 - アマテラス普遍語(科学語および人格語)》
というふうに二重三重に階層的な構造を成すコトバ全体で成り立ちます。やはりすべてを含むと同時に 一定の分野に分かれて 問い求めがすすめられます。各分野の科学を ことさら哲学であるとは言いませんが。
8. 哲学の特徴は ひとつに 世界のモノゴトないし事実のほかにも 超自然や超経験つまり 非経験の場ないしチカラについても その尋究可能性を扱います。
9. また あらゆる可能性をふくめたすべての世界を相手に――各分野の科学の成果にもとづき――その交通整理をおこないます。これは 特に哲学がになう役割りでしょう。
10. かくして 時空間のすべてにわたってその世界にある《いま・ここなるわれ》の――歴史的な・社会的な・文化的な・・・あり方の中に位置する一人ひとりわれの――哲学的な自己了解を得ようとつとめます。
11. わたしはわたしである。《〈わたしはわたしである〉わたしがわたしする》というおのおのに固有の道を模索します。巡礼の旅路のごとくあらゆる道を経めぐりつつ 一歩一歩うんうんと自分を推してあゆみます。
12. そうして コトバの構造の世界にあって ――われも生きる なれも生きる かれも生きるという――自由を問い求めます。
☆ ご見解を!
A 回答 (27件中21~27件)
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No.7
- 回答日時:
哲学がなかったとしたら
てな世界観をかんがえたら
( ̄~ ̄;)
言葉と数式のみで
人がより良くいきられるのか!
やはり
哲学が間に入ったから
今の形になったとは思うんですけどね
でね
現代社会の歪みって
この哲学てのが、集団の統制を乱しかねないから
排除されちゃって
言葉と数式に重きを置いてますもんね
そのお陰で、効率や利便性はあがったけど
何かしら大事な事が忘れられてますもんね
根幹にあるのは
言葉と数式
そこに割って入ったのは哲学だと
思ってますよ
よく生きることの難しさ
簡単な事が、1番難しいですもんね
★ 哲学がなかったとしたら
てな世界観をかんがえたら
☆ いや 極端に言えば 生きることが哲学ですから――鹿を追いどんぐりを採り魚を食すということから 哲学ですから――・・・。
★ 言葉と数式のみで
人がより良くいきられるのか!
☆ あぁ それは――感性の原野もそうですが―― やはり〔《語り得ぬもの》ではなくて〕語り得るか語り得ないかが 人間には語り得ないナゾの何ものかの問題になってくるでしょうね。尋究可能性として。
★ やはり
哲学が間に入ったから
今の形になったとは思うんですけどね
☆ わたしは 生きる全般としての哲学から分化して行ったと思っています。
★ ~~~
でね
現代社会の歪みって
この哲学てのが、集団の統制を乱しかねないから
排除されちゃって
言葉と数式に重きを置いてますもんね
~~~
☆ ううーん。これも広い範囲にわたる問題でしょうか。
短期の成果や利益を重んじることで ちょっとじっくり考えるということは なおざりになる。
正論は 歓迎されないきらいがある。
すでにその場や世の中一般として クウキで決まっているような場合。
《数字》で表わされるなら 信用できると説く向きがある。
哲学の出番だと言っても 世の中は 経済や政治の力学のもとにじゅうぶん複雑になっていて もう誰もがお手上げの感があるとしたら・・・かも。
・・・
★ ~~~
そのお陰で、効率や利便性はあがったけど
何かしら大事な事が忘れられてますもんね
~~~
☆ そういう指摘に まづ成るんですけどね。
★ ~~~
根幹にあるのは
言葉と数式
そこに割って入ったのは哲学だと
思ってますよ
~~~
☆ そのような狭い隙間へと追いやられたんだと思いますよ。
ルネサンス人が万能選手たらんとしたように もともとは全体論であったのではと。
★ ~~~
よく生きることの難しさ
簡単な事が、1番難しいですもんね
~~~
☆ あの神殿とか寺院とかあの霊験豊かなお札所とか教会とか 巡礼の旅路には むしろことさら人気が出ていてけっきょく誘惑の道だったという線路も敷かれているように思われますね。
余分な回り道を余儀なくされてしまって・・・。
No.6
- 回答日時:
科学は万能ではないから
哲学にはなれないですよ~
だから、哲学は不滅なんですけどね
どうも数学の父親譲りの感じがしますよ
数学と宗教がくっついてた事を考えると
なぜか、哲学嫌いな子供に育ってるろうな気がしますよ
★ 科学は万能ではないから
哲学にはなれないですよ~
☆ あぁ。大きな問題ですね。
通りすがりには議論し得ませんが たとえば科学者である場合も とうぜん科学ではカバーしきれないところは みづからの〔狭義の〕哲学でおぎなうといった事例が あげられましょうか。
★ だから、哲学は不滅なんですけどね
☆ そうですね。狭義には科学は 価値判断抜きで(いわゆる価値自由性のもとに)その世界の認識をおこないますからね。成果としての判断材料だけでは 立ち行かないでしょうね。
★ どうも数学の父親譲りの感じがしますよ
☆ 形式論理ってやつでしょうか。
数学にも 直観に重きをおく学派があるとか あったとか。
★ 数学と宗教がくっついてた事を考えると
なぜか、哲学嫌いな子供に育ってるろうな気がしますよ
☆ いや それは かんたんに解けます。
数学ないし論理科学は 生活や社会のいとなみにとって 判断材料であり手段であり道具(同じですか)であるからには 悪名高きシュウキョウが 利用することは たやすいことでしょう。
いわゆる暴力団も ITを活用していますね。
No.4
- 回答日時:
追記
数学が父親で哲学が母親
みたいな感じかなぁ~
あくまでもワシの独断と偏見な回答なんですけどね
(  ̄▽ ̄)にっこり
そうですね。その場合は 論理の問題と 情感をふくめた価値観の問題とをそれぞれ言っておられるんですかね。
後者は 狭義の哲学ですね。あっ いや 前者も 狭義の哲学だと言いますか 哲学の一部門でしたね。
あらためてですが:
★★ (№3) 哲学は科学の産みの親
☆ つまり いま学問として言わば分業しあっている自然・社会・人文なるもろもろの科学は もともと哲学として出発した。――これでいいですかね。
あるいは 自然哲学も社会哲学もそして人間哲学も みな 同じひとつの樹の幹であり枝であり花や実であった ですかね。
あっ 根っ子も重要ですね。みなに共通の。――ということは 《生きること よく生きること》になるんでしょうか。
No.2
- 回答日時:
「科学」とは「予測すること」「予想すること」と同義。
自然科学も人文科学も社会科学も同じく,人間やこの世の将来なり経緯なりを予測すること。予測するにはモデルが必要。モデルを立てて事実をシミュレーションすることを「科学」という行為だと呼ぶ。だから,そういう理論的な検討で取得した学位を Doctor of Philosophy (PhD) と呼ぶ。ご回答をありがとうございます。
★ 「科学」とは「予測すること」「予想すること」と同義。
☆ 事実または既存の知識(つまり科学の成果)にもとづき将来の予測をもおこないますね。
★ 自然科学も人文科学も社会科学も同じく,人間やこの世の将来なり経緯なりを予測すること。予測するにはモデルが必要。モデルを立てて事実をシミュレーションすることを「科学」という行為だと呼ぶ。だから,そういう理論的な検討で取得した学位を Doctor of Philosophy (PhD) と呼ぶ。
☆ 予測に力点を置いておられるんですね。
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