次のように考えます。ご見解をどうぞ。
1. 神は 絶対性ゆえ 相対性としての有る無しのいづれとしても 人間が自由にまた互いに対等に忖度しうる。
1-1. かくして 同じひとつの普遍神について 《有る神》派と《無い神》派とが 平和裏に共存する。はずだ。
2. ただし 相対性としての愛憎や真偽や善悪についてそれぞれの両者が互いに自由に対等なかたちで えらばれることは出来ない。
2-1. 憎悪の神や悪の神が あり得るかに見えるけれども それらは 善の神や愛情の神と――相対的に有限なかたちで――対立するものであるに過ぎず 絶対性なる普遍神とは別である。
2-2. 普遍神は 善悪の彼岸 真偽を超えた真理 愛憎をおおきくつつむ慈愛であると忖度される。
2-3. 言いかえると 《善の神と悪の神と》というふうに つねにペアとして持ち出して決して切り離さないならば まぁ 大目に見られるかも知れない。文学における表現の問題におさまる。
3. 忖度の内容としての可能性の話であるが 《神は人間がこしらえたものだ》なる命題や《神を人間がナイフで刺してころした》なる推理は 成り立ち得ない。
3-1. こしらえたものなら 壊せる。また たしかに殺せる。――だが 絶対性をどうして相対存在である人間が(人知を超えたナゾの何ものかを 人間がその知性によって) 創造したり殺害したりすることが出来るというのか? ニーチェ葬送を早く済まそう。
A 回答 (18件中11~18件)
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No.8
- 回答日時:
三十年近く、Jesus病に冒されていましたが、Jesusが体内から消え失せて、神力?も失ったことから、一人の人間に戻れたようでなによりでした。
ニーチェ作品に、「あまりにも人間的な」という著書があったとおもわれますが、(未読)です。
まぁ、信徒ではないですが、自己評価としては自分は、「薄汚れた罪人」だとしています。
自然本性から 汚れていると見るのですか?
あとから(後天的に)マイナスの側面が現われるのでは?
つまり 性善説とも性悪説とも言っておらず 自然本性は言わば中立であるはずです。
そのあと 環境に応じて プラスおよびマイナスの意思や心が現われるのでは?
No.6
- 回答日時:
付和雷同と切られてしまえば、それまでです。
多勢の国民が神々を信仰するようになれば、神々を信仰するようになると、私はそのような人間です。少なくとも、信教の自由が合憲とされている現代社会では、異教徒同士のぶつかり合いもあるのではないかと思われるのですが、テレビ報道を散見する限りでは、日本の場合は、異教徒同士の大規模な争いに発展したという事件は現代はあまり、耳にしません。
アマアガリ・シンドローム(これは お二階さん)に呼応したアマテラス予備軍症候群(これは 一階の市民たちの中から出てくる)だと思います。
夢遊病に近いと思います。
No.5
- 回答日時:
無宗教の人が増えたのであれば、
治らないような病気を患う人が減ったのでしょう。後は、不条理な事件・事故も減ったとしか。
ある意味、宗教性が日本人は薄くなったのであれば、犯罪率も低下し、不条理も減少したのでは?
飽くまで、一般的ですよ。^^
No.4
- 回答日時:
精神世界に神も仏もあるのは確実ですが。
なぜなら、生きていたら、死に物狂いになるような体験が多いからです。詰まり、生き地獄を味わうような体験が多いから、天に行きたくなる。
で、トップの人が、神とか仏とか発言すると、あたかも外界に神・仏がいるように散見される。
実際のところ、外界に神・仏がいるのかどうかは不明。多分、いない。
トップをどう思うのだが。発言力が高いので、人心に与える影響は大きいだろうとの判断まではわかりますが。
ご回答をありがとうございます。
★ 精神世界に神も仏もあるのは確実ですが。
☆ これだけでは 哲学としては 合格点は取れません。
神やブッダが 形而上学の問題だと承知しているのなら 《精神》という用語をそのままにして用いるのは 素人になります。
たしかにヘーゲルなどは 世界精神( Weltgeist )と翻訳される言葉を用いていますが とうぜんのごとく《無限と有限》とは区別しています。
有限世界におけるヒトの心ないし精神と 超自然=超経験なる場としての《精神(つまり 霊性)》とを峻別しています。
(さらに言えば この絶対性なる世界精神が相対世界に〔おける人間の精神に〕はたらきかけるという事態を出して来ます。これは 主観的な神観であり 特殊絶対性としての表現です)。
★ なぜなら、生きていたら、死に物狂いになるような体験が多いからです。詰まり、生き地獄を味わうような体験が多いから、天に行きたくなる。
☆ このような経験世界での体験を 神論に持ち出すのは 主観的な神観による場合です。
無限なる神が 有限なる存在でしかない人間にハタラキカケをおこなうという設定です。
★ で、トップの人が、神とか仏とか発言すると、あたかも外界に神・仏がいるように散見される。
☆ これは さすがにクウキ教の信徒でないかぎり 起きません。付和雷同は 人間の意志行為ではないはずです。神観にも入らないのです。
★ 実際のところ、外界に神・仏がいるのかどうかは不明。多分、いない。
☆ 形而上学(または 超越論的な議論)だというのならば 《いるかどうかが 分からないし それは分かるか分からないかが 分からない》と規定するはずです。
《不明》あるいは未知というのは 相対世界のことです。《いない》という推定も 相対性に属します。《いるか いないかの二項対立》です。《花も嵐も》の問題です。
★ トップをどう思うのだが。発言力が高いので、人心に与える影響は大きいだろうとの判断まではわかりますが。
☆ それは ただのアマテラス教です。あるいはつまり アマアガリ・シンドロームに罹っています。《右向け右! あるいは 右へ倣え!》の世界です。
言うなれば 思考停止であり 人間以前の状態にある人間のすがたです。
No.2
- 回答日時:
相対存在である人間が絶対性の極北である神を認識できるとするのは論理矛盾である。
絶対的認識を持ち得ない人間が、なぜ神の存在を絶対だといえるのか、いえない。故に絶対神が在るというのは背理である。ご回答をありがとうございます。
まづ表現の問題についての――くどくどしい――ツッコミです。
★ 絶対性の極北である神
☆ 極北というのは 極南との相対性の世界にあります。
ですから 文学として表現のあやをねらうならよいのですが 哲学としては 芳しくないでしょうね。
★ 相対存在である人間が絶対性の極北である神を認識できるとするのは論理矛盾である。
☆ いえ。じつは そうでもないのです。
なぜなら 《絶対性なる神を 相対存在たる人間が 認識できない》という命題も じつは証明し得ないのです。《認識できる》とも むろん 証明できないです。
★ 絶対的認識を持ち得ない人間が、なぜ神の存在を絶対だといえるのか、いえない。故に絶対神が在るというのは背理である。
☆ 神については 初めに《超自然かつ超経験なるもの》として規定するのです。
つまり 《絶対性》という概念で神を――ただそのような論理のみによって――想定し できれば神論を展開したいという人間の欲望です。
そういう忖度を人間は 持ちます。
★ なぜ神の存在を絶対だといえるのか
☆ そうではなく 初めに――前提として――《絶対性なるもの》として忖度し 想定してしまうのです。
意外と不都合ではないのです。
人知を超えているものを 人知で捉えようとすると そういう恰好になるはずです。
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