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日経平均やS&P500のインデックスファンドを長期で保有すれば、平均年利5パーセントくらいになるというのが理解できません。
例えば、今日経平均のインデックスファンドを購入して、来年あたりに日経平均が17000円くらいに落ちて、2050年まで待っても30000円代に到達しないというシナリオも十分あると思います。
そしたら、儲からないと思いますが、そういうシナリオが来る確率は極めて低いのですか?

A 回答 (6件)

既に回答は出てますが、個人的に一部補足します。



1そもそも株式市場というのは時間とともに市場価値が全体で上昇するようにできてます。株式市場の根源的価値は企業の経済的活動ですから、企業が活動をすれば時間とともにその価値が高まる可能性が平均的には高いことになります。指標に含まれる企業はいずれもその時のその国を代表する上場企業ですから胡散臭い企業は淘汰されて勝ち残れる優秀な企業になります。よって根源的にその国の経済成長が緩やかでも見込めればその経済を代表するものの平均値の資産価値は相対的に上昇するのは自然な考え方です。

2 1にも関係ありますが、国家戦略として経済が成長するようにするのが国の仕事であり、紙幣制度や経済政策はそれを前提にある程度”恣意的”なことを行います。よって、経済成長する方向に国家が恣意的に経済を操作することが認められてるので結果的にそこに乗っかってる人は損するよりも得をする可能性のほうが長期的に見て上がります。

3 >そしたら、儲からないと思いますが、そういうシナリオが来る確率は極めて低いのですか?

もちろんあります。たとえば日本なら1990年初期のバブル絶頂期に買った人は20年以上もの間それより資産がしたまわってたこともあるでしょう。米国株式は比較的ここ50年以上のリターンは高いですが、無理やり切り取れば10年ぐらい損をし続けるようなタイミングだって狙えます。よって、一般的な長期投資はそうならないように積み立てなどによって購入平均価格を分散させ、結果的にプラスになるようにするのです。また、売りのタイミングによっては損をする可能性も当然ありますが、長期投資というのは特定の決まったタイミングで絶対売却しないということに強みがあります。コロナで市場が暴落しまくったタイミングで絶対売却しなくてもいいなら、1-2年まって市場が戻ってきたタイミングに利確すればいいのであって、長期的に見れば必ずいい時も悪い時もできるので、いい時に売却することを前提にすれば損する可能性はいうほどないのです。それは統計的なものです。

4. たまに「分散投資ができるから」という人がいますが、これは正しいようで必ずしも正解ではありません。例えばゴミ株をいくら分散しても結局ゴミでしかなく、さらに複数のゴミに分散してしまうことでたまたま1つが当たっても利益が希釈されるので結局負けることは同じです。分散投資が意味をもつのは、あくまでその分散することで個別銘柄の外れ値による想定外の損失リスクを最小にしつつも全体の利益を最大化できるからで、その全体の利益がプラスになる根拠というのが主に1,2ということになります。ちなみにこのような考え方でポートフォリオを組むのはいわゆるポートフォリオ理論などといった金融ファンドの投資家などの長期の資産運用でも採用されてます。

このような根拠で、人によっては今後の経済の中心も米国であることから日本株に投資するより米国株の方がいいという人もいます。

5. 以上のことを前提にすると、基本的には長期投資は、市場全体の緩やかな右肩上がりが今後も期待されることを前提に、その市場全体からの外れ値(購入や売却のタイミング、銘柄)リスクを減らしながら、長期的な複利効果を前提に稼ごうってのがインデックス商品のメリットになります。インデックスは購入戦略が明確なので、アクティブファンドに比べても運用手数料が相当安いのも、個人の資産運用で長期的に重荷になる部分からメリットと言われてます。

逆に言えば、この前提から外れる状況があれば損をするリスクや、インデックス投資が必ずしもプラスではない状況というものが明確になります。
1、個別銘柄に合理的分析を自分でおこなって売買などの合理的戦略を自分でとってそれ以上のリターンが狙える自身のある運用ができる人(*アクティブファンドがインデックスに負ける理由の一つは運用手数料が高いからというのもあるので、アクティブファンドの運用が悪いから個別銘柄によるアクティブトレードがインデックスに突っ込んで放置よりもか鳴らすしも優れてない訳ではありません)、
2、定年後など今から投資をはじめてもそんなに時間的余裕がない人や一定のタイミングで絶対にそのお金を現金化して使わないといけないことが明確な種銭。時間的余裕がない場合は短期で損失が出た場合にその金を取り戻す時間的余裕がないので一般的には株式よりも債権などの安定運用をベースにすることが推奨されます。また学費目当ての運用など特定の対ミグに必ず必要な金はそのタイミングで相場が悪いと損をするので慎重に判断する必要があります。
3. 昨今の金融緩和や世界の経済構造の変化などによる既存金融や経済市場状況の大きな変化。これまで儲かったから今後も絶対儲かるという保証がないのは誰だって同じです。当然経済構造が大きく変われば国が困るので従来の経済基盤が大きく変わたことで従来儲かってた金融システムが一瞬で廃れることはないでしょうが、数十年単位という時間を考えるとそれが絶対である保証はありません。実際細かい部分では既存金融の枠組みは結構歪みが生じ始めてる部分もありますし、日本の場合はバブル崩壊直後ぐらいまでは貯金でも金利5%-10%なんてのもありましたらからそれを考えてたら今の貯金の金利は全く異なります。また、国の世代分布の変化なども今後かわることで主要経済や産業構造そのものが関わればいくら優良企業でも国全体が没落もあり得ます(その場合米国を除く全世界株や、米国株インデックスに分散というはなしもありまうが)。また、仮想通貨といった新たな技術や価値観の到来も今後どうなるかで法定通貨のあり方も変わってくる可能性がゼロとは言いません。


色々書きましたが、とは言えど、統計的に見れば長期的には基本的にリスクリターンが最も高いのはインデックスに積み立てる戦略であり、それをidecoや積み立てnisaなどの国の税金優遇措置と組み合わせればそれ自体でそもそも有利にたてるので、素人が初めからプロと同じ土俵で個別銘柄の分析をして勝負するよりも、とりあえず何も考えずにidecoでインデックスであとは普段の仕事に集中するというのは合理的には最もいいでしょう。

ちなみに平均5%はちょっと言い過ぎで実際には10%もあれば-2%もあるし、3%ぐらいもあるしで平均すると概ね2-3%ぐらいの利率で運用できてるね、って感じのものだと思います。現在の日本ならそれは貯金で0.1%とか本元保証されるよりもマシだろうというのはいうまでもありません。


https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_w …

youtubeには胡散臭い投資ネタの動画はたくさんありますが、基本的には以下のようなまともな話も結構あります。

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(1)指数の推移の長期チャートがどうなってるか


(2)今後のその国の景気

この2点を見た場合、

S&P500の場合は
(1)過去100年間レベルの長期チャートで
・基本的に右肩上がり
・大暴落起こっても急速に回復している
(2)今後アメリカ経済が長期の不況に入る兆しは、
今のところ特にはない

という点あたりが「今後も儲かるだろう」と"推測"される根拠と思われます。
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逆に
日経平均とかTOPIXは
(1)よくない(※ここ10年に限定すれば「よい」とおもわれるが)
(2)悪い

なので、はじめに書いた2項目の観点からいえば
「儲かる」と主張するのは、苦しい気がします。
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ネットでよくみかけるのは
「米国株式型」「S&P500連動型」のインデックス投信(とかETF)はいい、
という話じゃないかな?
日経やTOPIXのインデックス投信をおススメしている人は、
見たキオクがないかも。
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ちょっと違います




株連動のインデックスファンド 投資信託にもいろいろ

あなたの言うとおりに下がった場合
利益が出ないのは、実際の株取引と同じ事をしてるんですが←もちろんそう言う銘柄もありますけど

上がっても下がってもプロが運用して利益を出すバランス型の場合は、持ってると、基本的に、少しずつ増えていきます

逆に株が下がれば利益が出る投資信託と銘柄もあります
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> そういうシナリオが来る確率は極めて低いのですか?



 いえ。低くなる可能性はじゅうぶんあると思います。ここ10年間のパフォーマンスが良かっただけかもしれない可能性があるからです。

 ただ、長期的に見れば(10年以上)、儲けが出る可能性はあろうかと考えられます(S&P500の過去約100年の経験則からです)。


 ご参考まで
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>2050年まで待っても30000円代に到達しないというシナリオも十分あると思います。


 ⇒もちろん、あります。

>そういうシナリオが来る確率は極めて低いのですか?
 ⇒わかりません。(^_^;

但し、質問者様が確実に見逃している点が一つあります。
それは、「じゃあ、『日本円の現金』で保有していれば、絶対安心なのですか?」と言うことです。実際には、現金も含めて、絶対安全な資産など無いのです。「2050年まで、インデックスファンドと現金と、どちらを持ち続けた方が儲かるか?(あるいは損するか?)」と言う相対的な話なのです。

ですから、ご質問の内容は、「日経平均等のインデックスファンドが、現金で保有するよりも、儲かると言われるのは何故ですか?」に書き換える必要があります。それに対する答えはいくつか出てくると思います。私からは、「インフレ耐性」と言う観点で、株式の方が現金よりも強いと言うことを上げておきます。
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日経平均は、日本の株式市場の動きを大まかに捉えるように各業種から銘柄が選定されて構成されています。インデックスは日経平均のインデックスもあるし、業種を絞ったインデックスもありますね。

外国株インデックスとか。必ず儲かるかは分かりませんが、ファンドなので、注文を出せばその日のファンドの引値で買えます。個別銘柄は指値や成り行きで買いますから買えるかどうかは分かりませんね。あとは、インデックスファンドは販売手数料や信託報酬が他のファンドより低いことが多いので利益が出やすいかもしれません。あとはインデックスミリオンとか職場の財形で買えるインデックスファンドもありましからリスクは中ぐらいで長く積み立てにも使えると思います。10年単位でリターンを一度見てみるといいでしょう。
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