遺伝子とDNAの違いを教えてください

遺伝子とDNAの違いを教えてください

No.1 回答者： はかたんもんたい 回答日時： 2021/07/04 17:36

DNA配列が生物の設計図（遺伝情報）の役割をしています。

しかし、すべてのDNA配列が遺伝情報を持っているわけではなく、遺伝情報を持っている部分と持っていない部分があります。 遺伝情報を持っている部分のことを「遺伝子」と呼びます。

No.2 回答者： F-猫〇 回答日時： 2021/07/04 17:37

ＤＮＡには遺伝情報をもっている部分ともっていない部分が存在し，

遺伝情報をもっているＤＮＡの一部（領域）のことを遺伝子といいます。

No.3 回答者： 63904702s 回答日時： 2021/07/04 17:52

基本的には同じことだよ。

日本という国はおかしな国で、余計な屁理屈を並べ立てたがるんだよ。
シャベルとスコップを別物扱いするが、シャベルは英語で、スコップはオランド語。
どちらも同じものなのに、日本だけは別物扱いをする。
遺伝子とDNAも同じだよ。
日本語と横文字の略語の違いだけだよ。

No.4 回答者： osaji-h 回答日時： 2021/07/04 19:04

遺伝情報を司る遺伝子というものが生物の体内にあるのではないかというのは、DNAが発見される前から唱えられていました。

その後、DNA（デオキシリボ核酸）が発見され、遺伝情報がその中に書き込まれていることがわかってきました。
つまり、DNAの中に遺伝子があるわけです。
DNAは物質なので、実験で比較的簡単に取り出すことができます。
しかしこれを「ほーれ、遺伝子だぞー」と言うと、ちょっと間違っていることになると思います。
遺伝子は英語でgene、DNAとまったく同じものを指しているわけではありません。
まったく遺伝情報を持っていないDNAもあるわけです。
遺伝子は遺伝情報を持った物体、DNAはそれを含む物質、この違いを理解していないと大学受験などでは通用しないこともあるかもしれません。

No.5 回答者： head1192 回答日時： 2021/07/04 19:38

１．DNAとは物質面から見たものの言い方。

　　遺伝子は機能面から見たものの言い方。

２．生体における働き方

①DNA自体は「デオキシリボ核酸」という物質である。
　それがいくら連なっても「DNA鎖」というものにしかならず生体内での役割を特定しない。

②しかしDNA鎖の塩基がある配列になると、生体のある特徴を次代に伝える役割を持つようになる。
この働きが遺伝である。

④ふつうDNA鎖すべてがそういう役割を持つことはない。
DNA鎖の一部分がそういう役割を持つ。
一本のDNA鎖の中にはそういう部位が複数ある。
つまり一本のDNA鎖には複数の遺伝情報が含まれる。

⑤この、遺伝情報が格納されている部分を遺伝子という。

No.6 回答者： ddeana 回答日時： 2021/07/05 12:55

遺伝子学を修了したものです。

遺伝子とDNAとは別物です。同じものならば、日本語の「遺伝子」の英訳はDNAになるはずですが、実際はGeneが「遺伝子」であり、DNAの日本語訳は「デオキシリボ核酸」です。
よって、同じとの回答は誤りです。

なるべく簡単に違いをお知らせすると、、、
1．DNAとは生物の遺伝情報を格納する化学物質。遺伝子とはさまざまなたんぱく質をコード化しているDNAの配列です。

2．DNAは遺伝子の制御など多くの機能を決定します。　遺伝子は生物の形質を決定します。

3．DNAはポリヌクレオチド（ヌクレオチドが直鎖状に重合した高分子化合物）の長い鎖。遺伝子はDNAの小さな断片の一つ

4．遺伝子はDNAまたはRNAから構成される。DNAは違います。

この4つは二つのあきらかな違いです。

No.7 回答者： sandaba 回答日時： 2021/07/05 15:54

「文書」と「紙束」の関係と同じ。

前者は意味に注目していて、後者は材質に注目している。

文書は紙に書かれることが多いが、何なら布にだって書けるし、石板に彫ることだってできる。同様に、地球上の生物のほとんどは遺伝物質としてDNAを使っているが、今問題のコロナウイルスなんかはRNAを使っている。

文章の書かれていない紙束が存在するように、DNAがすべて遺伝子というわけでもない。たとえばヒトの核内には、染色体と呼ばれる46本のDNAが入っている。一番長いやつで約2.5億塩基対、短いやつで約4700万塩基対。各染色体中に数十から数千の遺伝子が含まれる。

ここでいう遺伝子とは、タンパク質のアミノ酸配列を決めている部分を指す。これは最も狭義の定義で、高校の生物くらいならこの程度の理解で十分。

ただし実際にはその周辺に、そのタンパク質が「いつ」「どこで」「どのくらい」作られるか決める領域がある。さらに、タンパク質に翻訳されない短いRNAが生体内で重要な働きをしていることが最近わかってきている。なので、DNA上のどこからどこまでが遺伝子である、残りは関係ない不要な部分である、とはっきり言うことは難しい。