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家の目の前は細いながらもバス通りになっています。
雪が降るとバスが鎖のチェーンを巻き
ガタガタと走ります。
その揺れは地震のように家中響き
築30年以上に建て増しをしている古いわが家は
とにかくこの振動に困っています。

振動のせいか、古さのせいか
気づいてみるとあちこちの壁に
ひび割れや歪みが出てきました。
これってどうにかならないものでしょうか?

A 回答 (2件)

わたし自身は建築の専門家ではありませんが、仕事の中で、あまりにも多い住まいのトラブルとして専門家の方にインタビューした内容から抜粋してアドバイスさせて頂きます。



 交通量の多い街道筋などに面した家屋は大なり小なり揺れるようですが、壁にひびが入り、歪みが出ているというのでは少々重症のようですね。結論を先に言いますと、まず一度専門家に診断してもらうのが一番です。首都圏など近い将来大地震が予測される地域でしたら市など公的機関が無料で耐震性能の調査をしてくれていますのでお問合せになったらいかがでしょうか。

 このような現象が発生する原因はいろいろありますが、大別すると、まず地盤が弱いこと、家屋の構造に剛性(がっしりとしていて変形しない性質)が不足していること、この二つであることがほとんどです。

 一帯の地盤が弱いかどうかについてはご近所の様子も聞いてごらんになればおおよそのことは分かりまが、実際には、これを改善するのは大変な作業になりますので、一般的には、新築時や建て替えの時なら鉄筋をより多く配筋したしっかりした基礎にする、既存の家屋なら既存の基礎に沿わせて「副え基礎」を設けて補強する、さらに基礎と一体になるように床下全面を配筋したコンクリートで固めるといった方法などで基礎の強度を高めることが行われます。

 次に家屋ですが、原因として多いのは「筋交い」が足りないか効いていない、あるいはバランスよく配置されていないということがあります。「筋交い」はご存知の通り家屋の構造部材を三角に組むことで剛性を高める手段で、しかも大変効果がありますので、仮に少々柱材などが弱くても筋交いがしっかり効いていればそうそう家屋が揺れたり歪んだりはしないはずです。

 また、家屋の面積に対して柱の本数が足りない、あるいは偏っているということもあり、さらに、家屋が変形するのを防ぐ「耐力壁」となる部分が無いか足りないといったこともあります。これらはとくに一階に店舗や工場、車庫がある家屋などに多く、家屋の総体的な強度が不足することから揺れや歪みが出やすいようです。

 あるいは、土台(コンクリートの基礎の上に乗っている一番下の木材)や柱の下部が腐ったりシロアリに侵されたりして柱が浮いてしまっているということもあります。その他、独立した基礎である「ローソク」が沈下したりして効いていない、土台や柱、梁などの構造部材が規格より細かったり弱い材料である、あるいは部材の組み方の施工が不良であるということもあります。ことに建売住宅などではこうした施工不良によるトラブルが多いと言われ社会問題にまでなっています。 

 こうした状況は単に家屋に揺れや歪みを発生させるだけでなく、地震の際にも倒壊の恐れがあり危険です。しかし、いずれの症状でもそれなりに補修や補強は出来ますし、一般的に想像したより安く出来るものですから、出来るだけ早く専門家の調査を受けてお住まいの強化を図られることをお勧めします。
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この回答へのお礼

懇切丁寧なご説明、大変アリガトウございます。
公的機関が無料で耐震性能の調査をしてくれる
というのは知りませんでした。

お金があれば立て替えで済むことなのですが
何せそういうわけにもいかず
バス会社の方に苦情を言ってみようか
と思ったこともありました。

janvierさんのアドバイスを受けて
一度専門家に相談してみようと思います。
アリガトウございました。

お礼日時:2005/03/04 17:50

やっぱり建て替えたほうが良いんじゃない?


     

この回答への補足

スミマセン、お金に余裕がなくて立て替えはできないことを言い忘れました。

補足日時:2005/03/04 12:21
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