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地理です。
普通サンゴ形成過程で裾礁→堡礁→環礁と真ん中島が沈んで行きますよね。
ある問題の考察でこの島はおそらくサンゴ礁が隆起したことによってできた島だろう。とありました。
ということは真ん中の島は沈んだけれどもその島の上にサンゴ礁が発達してできたということでしょうか?

A 回答 (1件)

基本的には珊瑚礁は海面近くの高さで作られますから、珊瑚礁形成物が海面よりも高いところで見られれば、隆起したことになります。

たとえば、沖縄本島南部の高台は、琉球石灰岩と呼ばれる珊瑚礁で作られた岩石で覆われていますから、珊瑚礁が隆起してできたといえます。元の島が沈んでしまっていたのかというと北部の山地は珊瑚礁より高いところにありますから、珊瑚礁が作られていた頃も島になっていたと考えらえます。

 前半に書かれている「裾礁→堡礁→環礁」という過程は、海洋中の火山島が沈降していく過程で見られる変化です。さらに沈降が続けば、島そのものも海中に没し平頂海山になります。こういった用語は、珊瑚礁が作る形だと考えてください。
 真ん中の島というのが理解しがたいのですが、珊瑚礁を乗せている土台の島ということ、言い換えれば元の火山島本体の事かなと推測します。実際には火山島本体が海中に没してしまっていても、環礁は島として存在しています。
 一般的に海洋中の火山島は、沈んでいく一方なので再び隆起することはなののですが、沖縄県の北大東島、南大東島、沖の大東島は隆起環礁といわれ、いったん環礁になったものが再び隆起するという例外的な地形をしています。これらの島では、環礁だった頃の珊瑚礁が隆起して島全体を作っています。火山島を作っていた火山岩は島では見ることができません。
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