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著作権についての疑問、もやもやが晴れません。
既得権益を守るために文化的発展を阻害してしまう反面、勝手に使用される事で正当な発案者、創造者の受け取る正当な権利を守ります。

〇前者(著作権否定)の論では、音楽、小説、芸術や知識等、本当に素晴らしい物は著作権を必要とはせず、また、余人がおいそれとはマネの出来るものではない。従って著作権を過剰に保護する行為は著作権に寄って立つ者達を守る方便に過ぎない。文化、知識に限らず既得権益を守る為にこれを多用すれば新たな発展や応用、進化を妨げる事になる。
〇後者(著作権肯定)の論では、正当な権利のない者によって著作権者が本来得られる利益を搾取されてしまっては、本来の著作権者が生き残れない。これは、新たに創造しようとする意欲と人材の芽を潰してしまう事になる。だから全ての著作権は厳重に守られるべきだ。

果たして著作権は、現在過剰すぎる一面を持っていると同時に、抜け道も限りなくあると言う状態をいずれ脱する事が出来るのならば、どちらがより将来の文化、知識を発達させるのでしょう。皆様はどうお考えでしょうか?

A 回答 (12件中1~10件)

>音楽で「中間マージンをとっている連中」と表


うまくきれいに説明できますね。私には無理です。

著作権を購入すれば.著作権を取得できるのでご指摘のとおりです。が.ついでに.いろいろあるのです。次のことを含めています。

本を出版する場合は.
ある程度の有名人。版権使用料を現金などで支払い。
普通の有名人。版権使用料を現物で支払い。ですから.大学教授の多くは科研費などを使わないと本を醗酵できないのです。売れなくて講義の教科書に使う場合も多いです(版元から本屋に輸送するのではなく.教授の部屋から本を輸送する)。東京大学出版会等もこのような理由から作られた出版者です。
普通の人。金を払って印刷。自費出版とも言います。
子供の会社の社長は.「普通の有名人」.近所の作家は「ある程度の有名人」です。

消費税が導入されてから.これがよりひどくなりました。

芸術品販売の道も厳しいです。百貨店の店員の言われるまま値段をつけると.次第に値段が上がって行きます。売れなくなると以後まったくあいてされません。収入が0になります。ですから.作家名を挙げた百貨店の転じ即売会は一桁となる場合が多いです。
ある芸術かが参加している芸術教室の参加者の展示即売会もひどかったのです。教室の参加者だけの販売ということで.百貨店に打診し了解が得られたので用意したのです。
ところが.百貨店側は.芸術かの作品販売を抱き合わせで要求してきました。以前参加人員が不足して.1名分のスペースが空いたので.芸術家の作品を参考(非売品。商品ルートが決まっているので他のルートでは販売できない)として展示したことはあります。

JJルソーが唱えた「作られた需要」(名称疑問.学生時代読んだ本なので)があります。「必要もない商品を売りつけるために宣伝をして.無価値な物を価値があるような物として売りつける」という内容です。現在のCD生産はかなり多いです。しかし.生産されたCDのかなりの量が売れ残り.ゴミとして捨てられています。

最後に.以前会社の連中を都内にある子供の頃の遊び場をつれて回ったことがあります。その中のひとつ.芝居小屋というか演舞場というかにつれて行きました。切り紙の芸を見せてくれる方で.私が役者名を怒鳴ると.その役者の名場面を切り紙で作ってくれました。ところが.吊れていった連中は.役者名のような芝居の内容を知らないのです。結果として.日常生活品を怒鳴るので.まったくあいてされませんでした。勤め先の人々の生活では芝居を楽しむ文化的余裕はなく.かつ.そのような分化も流れ込んでいなかったのです(賢治(かな)のひまわりの種が最たるものでしょう)。

以前.大学ですべきこととして.「遊んで.遊んで.ふらふらになるまで遊んで.それでも遊んで.遊びまわるのが学生としてすべきこと」と答えたことがあります。
文化の発達には.日常生活に終われることがなく.遊ぶだけの余裕が必要です。所得が減っている以上.減った収入でも同程度の分化交流が可能な価格体系にしないと.文化を担う人々が減ってしまいます。まっているのは.文化の衰退だけです。

江戸時代.経済の衰退と同じに.分化が衰退して行きました。結果として.猥雑な内容しか江戸の文化として残りませんでした(心理額の欲求の多階層参照)。経済が衰退しても.同程度の水準を維持できなければ.担う人々がいなくなり.結果として衰退するだけです。経済が衰退して.収入が減っても.高度な欲求を満足・要求できるような文化の供給が必要です。

この回答への補足

お礼が遅くなり本当に申し訳ありません。お礼が出来る様になるまでもう少し…。(異常に時間が無くなってしまいまして)

補足日時:2005/04/06 06:08
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この回答へのお礼

本当にお礼が遅くなりました。申し訳ありません。
結局は経済(生活)が有って初めて成り立つのが文化だという事ですよね。それはそれで当然だと思います。食事も出来ないのに映画を観る人は多くないでしょうから。しかし、お金をかけて映画を観なくとも、楽しめる文化はあると思います(これは御回答者様も同じお考えだと思いますが)。現在はそういった、本来は純粋に文化として楽しめる物、生活に潤いを齎す物、疲れた心や人の絆を癒す物という文化が、全て(言いすぎでしょうか?)経済に利用されている、されようとした結果、そのものが衰退する(これも言いすぎ?)と言う悪循環を、その文化を実は愛してもいない人々によって齎されているように思います。いっそ芸術・文化といった生活(生存)に直接関係の無い物は全て一切の利益追求をしてはいけないというルールを定めてシュミレーションして見たい物です。勿論文化といえどもエントロピー増大の方向を覆すわけには行きませんから(恐らく)コストはどうやって生み出すのかと言う命題は残りますが。う~ん、また判らなくなりました。著作権とは一体文化に何を齎すものなのでしょう…
誠に遅くなりましたが、御回答有難う御座いました。
※今回のような事(お礼がこんなに遅くなる)がこれからも暫く続きそうな状態ですので、次の機会あたりにこの質問を締め切らせていただきます。しかしポイントってどうしましょう?私的には全回答に20ポイントなのですが(困った)。

お礼日時:2005/04/12 23:16

現実はこうのようです。



★日本レコード協会、5人に賠償請求 市販楽曲を違法配信

・国内の主要レコード会社が加盟する社団法人「日本レコード協会」
 (東京都港区)は13日、ファイル交換ソフトを使って違法に市販の
 楽曲を配信したことが確認できた5人に対し、損害賠償を求めて交渉を
 始めたことを明らかにした。同協会が個人利用者に賠償を求めたのは
 初めて。背景には著作権侵害によるCDの売り上げ減があり、同協会は
 「今後も違法行為が確認できれば断固とした措置をとる」としている。

 同協会によると、5人は、いずれも「P2P」という、無料で曲の入手や
 配信ができるソフトを使っていた。音楽の違法配信が後を絶たないため
 調査を進め、行為が確認できた44件のケースについて、インターネットの
 プロバイダーに利用者の情報開示を要求。プロバイダー側は、本人が
 情報開示に応じた5人について個人情報を示したという。

 楽曲の違法配信をめぐっては各国で問題になっており、米国ではすでに
 全米レコード協会や映画協会が個人ユーザーに損害賠償の訴訟を起こす
 動きが広がっている。

 

この回答への補足

皆様、回答有難う御座いました。私自身が確かに正しい解答と言うものを判断できない事と、また、頂いた回答全てが私にとって役に立った事等の理由から、寄せてくださった回答数にてポイントを振らせて頂きます。本当は全回等に20ポイントなのですが…。ポイントシステムもどうなのか…と(言い訳です)。

補足日時:2005/04/22 13:53
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりました!申し訳ありません。
違法に市販の楽曲を配信した人々は、何を目的としたのでしょう?勿論普通は勝手に入手した人の物を誰かに売りつけて不当な利益を得ようとした物だとは思いますが、そうなれば何故著作権法では無く盗難、不当売買で裁かれないのでしょうか?発想としてはお店から商品を盗難(万引き)して販売するのは明らかに違法です。が、購入した物を譲渡したり分け与えたりする事は不当には当たらないと思います。勿論この場合は入手方法そのものが不当で違法なので正当化は出来ませんが、著作権法違反としてのみこれを罰する事は少し筋が違うと…。先ず不正に入手した事をこそ断罪すべきだと思います。何故拘るかというと違法配信という著作者の権利を侵したことによる罪ばかり強調され、そもそもが盗難である事が一般にはぼかされてしまうと感じるからです。つまり犯罪の枠を利益関係者自らが定義する事は、ある力を持った存在にとって不利益になるものを犯罪と断定する事ができる気が…。
この訴訟は民事ですよね?何故刑事で裁かれないのかに大きな疑問を感じます。飽く迄も盗難によって被害が出たのならば犯罪として刑事で裁くべきで、賠償云々はその後かと思いますが…。等と思ったまま書いてしまいました。う~ん。自分で読み返すとちょっと支離滅裂ですね(汗)。
お答え、有難う御座いました。

お礼日時:2005/04/22 13:37

著作権が過剰な一面を持っているということは、常に指摘されています。

まず、「過剰な一面」ということがどのようなことか、整理する必要があるでしょう。

いままで、ここで問題とされているのは、
・インターネットなどを用いた創造の機会を制限しかねないこと(#1)
・著作権の商業化により著作権使用料が不当に高いこと
……これくらいですか?

著作権制度においてクリティカルな問題は、#1やご質問で指摘があったように、文化の発展を促すための著作権が逆に文化の発展を阻害しているのではないか、ということです。

この点については、近年、盛んに議論されているところで、クリエイティブ・コモンズや、オープンソースといった動きは耳にされたことがあると思います。

#2でも申し上げましたが、著作権制度は、文化の発展ということに対しては、シーソーのようなもので、重すぎても軽すぎてもうまくいかない、バランスをどこでとるのか、という問題が常にあります。

たとえば。インターネット上での著作物の利用について、どこまで著作権の対象とするのか。まったく著作権の対象としないのであれば、盗作や無断使用がはびこり、結果として、一部の技術的・社会的に優位にあるサイト(たとえばgooのような)だけが得をするということも起こり得ます(個人サイトより大規模サイトの方が集客力が強く、そのようなサイトが個人サイトから優れたコンテンツをかき集めるというような行動に出ることが想定されるため)。一方、すべての行為について著作権の対象とすることで、言論の抑圧のような事態も生ずるでしょう。

このような問題にご関心があるのであれば、ローレンス・レッシグの一連の著書などをお読みになることをおすすめします。

一方、商業化の問題です。
著作権(財産権)は譲渡することができますし、法人が持つこともできます。会社が著作権を持った場合、それは資産の一つですから、ここからより多くの利益をあげることが使命となるのは、ご理解いただけるでしょう。

音楽で「中間マージンをとっている連中」と表現されているのは、実は著作権者そのものです。音楽の著作権においては、作曲者・作詞者・編曲者のような音楽の著作者は、音楽出版社(音楽事務所)と呼ばれる会社に著作権を譲渡するのが普通です。その譲渡契約が買い取りの形式であったり、印税形式であったりするのです。

中間マージンをとっている連中許せねえ、というのならば、作曲者・作詞者のようなクリエイターは自分でレーベルを立ち上げて、プロモーションから販売まで行えばよいのです。そうならないのには、ひとつは音楽流通の現在の仕組みがあるでしょうし、もうひとつにはそのためにはやはり一定のコストがかかるということがあるでしょう。

法律は、どちらの方式をとっても構わないということになっています。もし、法律で現在の流通方式を変えようとするならば、まさに法規制を強化しなければなりません。

流通形態がかわりつつある現在は、このような構造を見直す機会であるのですが、新しい流通形態であるネット流通が正常に行えない(違法使用が多い)ということもあって、会社側もアーティスト側も有効なビジネスモデルを打ち出せずにずるずる来ているような印象があります。正常な流通が何らかの方法で保障されるのであれば、アーティスト独自のプロモーションとか流通とか、よりコストの少ない流通方法も考えられるのかもしれません。

この回答への補足

お礼が遅くなり本当に申し訳ありません。お礼が出来る様になるまでもう少し…。(異常に時間が無くなってしまいまして)

補足日時:2005/04/06 06:07
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この回答へのお礼

詳しい解説を有難う御座いました。事情があって←仕事が異常に忙しかっただけですが(汗)、お礼が遅くなりました事を深くお詫びいたします。
御回答を拝見する限り、やはりこれはという有効な手段が無いように思われますね。少なくとも現時点では。しかし流通形態が変わりつつあるという事は、少なくとも新しい発想、新しいシステムを模索するチャンスであるという事だとも思います。
今までに頂いた回答を分けますと
〇商業主義に走る限り文化の発展は楽観出来ない。
〇また、新しい概念によるシステムを構築しない限り文化の普及も伸び悩む。
〇著作権事業者や、著作物製作者、また、それを利用する私達自身の発想の転換が無い限り、現状を改善する事はかなわない。
と言った事になりますか。何れも今現在の状況がそのままで良いという事では無いですね。私自身ももっと色々考えて見ます。御回答有難う御座いました。

お礼日時:2005/04/12 23:00

>著作権料を上げる以外に方法が無いのでしょうか?


現行の著者九件料で十分高いです。でなければ.「何億円の豪邸」なんて立たないでしょう。若者をダシにして自分たちの懐を暖かくしたのです。

>益還元率を上げる方法は無いのでしょうか?
ですから.中間マージンをとっている連中から増税すれば良いでしょう。

>私でも「違法に使用してしまおう」と言う気になってきます
「違法」の定義が問題です。中間マージンをとっている連中が変な理屈をつけて中間マージンを増やす傾向があります。
一例として.絵馬をあげましょう。社寺は.昔は.末端行政機関であり.かつ.分化の交流の場所でした。ですから「俺はこれだけの知識がある」「おれはこれだけ字がうまい」「折ればこれだせけの絵が書ける」として.わざんの問題を奉納したり.自分の絵を奉納したりしました。
江戸時代は.かわら版とか各種絵なども含まれるようになり.中央から地方への分化の移動が促進されました。中には.中央で廃れた文化が地方に残っている場合もあります(例.京都のサギ(鳥名疑問)の踊り)。これが.現世では新聞雑誌のような印刷媒体として発達しました。近年は.インターネットの画像掲示板やサイト等が相当します。
分化の高い地域から低い地域に複製されて伝播して行くというのが.文化の本来の姿なのです。

近代ヨーロッパでは.分化は王侯貴族が独占していた物でした。振興勢力が富をあつめ.独自の文化を築いて行きました。王侯貴族の行動を正当化する理屈を宣伝していたのがキリスト教であり.これに反対する考え方を認めさせたのが.宗教革命です。
この流れとして.国民主権・民主主義の原則として.「国民は自由である。法規制は必要最小限でなければならない」という考え方が広まりました。
ですから.著作権法による規制は必要最小限でなければならないのです。そのために.個人の適応除外という項目が設けられているのです。

ところが.屁理屈をつけて.この流れを止めて.自分たちが直接流そうとする人間が現れてきました。
正当な権利の行使である「個人としての著作物の複写・使用」を違法行為として.宣伝したのです。
ですから.ご質問者が「違法行為」としている内容の中には.合法な行為が含まれる場合があります。

本来ならば.このような権利の乱用を文化庁(著作権法担当嘲笑のはず)が取り締まらなければならないのですが.おそらく政治献金があったのでしょう。権利の乱用を助長している風潮があります。
政治献金は.ご存知ですね。大体1新規法令制定で1-2億円を関係者に.+関係官僚の天下りの役職(退職金と追加尼下さり着保証)の賃金で10億円くらい動きます。
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この回答へのお礼

判っていた事とは言え、改めてこのように書かれると醜悪な、自分の利益しか考えない、既得権益を守る事で世の中が荒廃しても自分が生きてる間だけ良ければそれで良い、と言う輩を皆殺しにしたくなりました(また物騒な事を…)。きっと回答者様も含めてこういった事態を知っている人(感じている人も含めて多数居るはずです)は皆そのように考えるでしょう。では何故、何が理由でこの様な正論が声を上げない(或いは握りつぶされるのかも知れませんが、その声があまりにも膨らめば無視出来なくなる筈です)のでしょうか?まあ、だからと言って自分が立ち上がる訳でもない自分自身が一番その理由を知ってそうな気もしますが(汗)。…ちょっと頭を冷やします。
これは著作権云々だけの問題に留まりませんね。
ディズニーしかり、マイクロソフトしかり、日本だけの問題でも無いですか…。
あまり色んな事を書くと2ちゃんねる?の書き込みみたいになってしまいますね。
…すこし考えます。
有難う御座いました。

お礼日時:2005/03/29 03:27

>泳げタイヤキ君が年間2000円で使用できるとは存じませんでした!


これはしもん氏と同じ勘違いをなさっているようで。
しもん氏がTV放送にちょっと使う局の作曲を依頼されて.そのときに持ちこんだ先でのない様です。TV放送された内容を記憶している範囲で書きますが.記憶違いがあるかもしれません。

馬鹿言っちゃいけない。きみ。これはかいとり。
有名作曲家で1回10円か20円。君みたいな新人は1円か2円。
レコードが1枚普通1円。新人ならば5銭ていど。

日本音楽著作権協会でのmidi使用料が年間?万円程度ですから.いかに中間マージンが高いかわかるかとおもいます。
通信各社で楽曲のオンライン販売をしていますが.200-300円という価格は.かなり高額の中間マージンが入っていることが理解できるでしょう。
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この回答へのお礼

勘違いの訂正、早速有難う御座います。そうですか、やはり2000円でってのはありませんか。残念(いや使い道は無かったのですが)。しかしこの中間マージン、恐らくCD(レコード)制作費用や公国宣伝費等も入ってはいるのでしょうが、すっきりしませんね。結局作成者の成果の還元率は低いって事ですね。前の回答で頂いた「若手」が誰を指すのか少し判って来ました。ただ、「若手」の受け取る利益を増やす為には著作権料を上げる以外に方法が無いのでしょうか?中間マージンの部分を切り詰めて、もっと製作者の利益還元率を上げる方法は無いのでしょうか?勿論それは中間マージン搾取者の利益を減ずる事になりますが…。例えば多く売れた物、一般の評価が高かった物はその率に応じて受け取れる利益率が上がるような決まりを作れば、傑作を生んだ努力と才能が報われ、作成者の意欲も上がると思うのですが。売り上げが伸びれば中間マージン策取者の利益も増えるのですから、多少は業界にも受け入れられると思うのは、一寸甘いですかね。まあ現在の利益が下がる方向では絶対に納得しないでしょうけど、その姿勢が誤った商業主義による文化発展阻害の最大要因な気が致します。実態は存じないので飽く迄も感覚的には、ですが、そういう中間マージンの為に高額になるのならば、私でも「違法に使用してしまおう」と言う気になってきます。

お礼日時:2005/03/28 07:48

>少ししか利用されない個人の著作者には一円も渡らない可能性もあります。


これは.農業の分野では解決しています。最低保証金精度で.生産代金までは保証されませんが.出荷にかかる経費くらいは支払えます。

たしか.泳げタイヤキ君の買取価格が2000円/曲でしたね。年間使用料がこの程度の金額以下ならば.この程度の利用料金を支払えば良いでしょう。
日本音楽著作権協会のだれかは「現在の著作権料では若手への支払いが少なすぎる」といっていました。多額の著作権料を取れる方々の自分のとり分を小額者にまわすことができるだけの力量はあるでしょう。
作成者の数が増えない限り.文化の発展はありません。
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この回答へのお礼

御回答有難う御座います。最低保証金制度が農業で適用されているのは、それが文化と言った曖昧な物ではなく、生きる為に必要な、全ての人の為になる物を生産しているからでは無いでしょうか?この辺、一寸未だ理解できていないかもしれません。勉強せねば(汗)…。
泳げタイヤキ君が年間2000円で使用できるとは存じませんでした!使ってみようかな…って私の場合使い道無かったです(笑)。ところで若手への支払いが少なすぎると言われる著作権料ですが、若手とは誰を指すのでしょう?また、多額の著作権料を取れる方々が、その著作物のクオリティ等による正当な評価を受けた上で受け取る多額の著作権料であれば、小額者にまわすと言う事の必要性が理解できません。これは、その著作物の評価に関わらず、全ての創造者が利益を受け取るべきだという考えに基づいているのでしょうか?一寸理想論に過ぎるかもしれませんが、多額の利益を得ることの出来る才能ある方々が、受け取った利益の一部を自らが属する文化の発展の為に自発的に提供(或いは養成機関等への寄付)して行けば、経済面での新しい人の出現は補助されるのでは無いでしょうか。例えば税金と同じように、ある一定以上の著作権により得られた利益はその利益率に応じて文化発展用財源として徴収される等の制度を適用すれば…。仰るように、作成者の数が増えない限り文化の発展は望め無いと思いますが、(不公平な物言いかもしれませんが)全ての作成者を保護する為にその基盤として文化利用料金を確保し、隅々にまで渡るような方策を取ってしまってはそれこそ不要(飽く迄もその当時の価値基準でしか計れないので、後の世の天才が不遇を受ける可能性は否めませんが)な出費の為に文化の発展を妨げるような気が致します。私が(不勉強の為)知らなかった知識を教えて頂き、このような事を考える機会を与えて下さいまして有難う御座います。ただ、もし御回答に対する私の理解が間違っていたり、考え方に不備がある場合、是非その旨教えて下さいませ。宜しくお願い致します。

お礼日時:2005/03/27 11:37

#5の補償金制度の導入については、利用者の立場から要望が強いところです。

つまり、許諾/拒否権である著作権(財産権)を報酬請求権化するということです。

しかし、このような仕組みの導入がごく一部にとどまっているのは、様々な問題があるためです。一例をあげます。

・ まずお金を集める仕組み:現在の私的録音・録画補償金制度は、私的録音・録画につかわれる機器・媒体に課金することで、補償金を集めています。しかし、これらの機器・媒体がすべて著作物の録音・録画に使われるとは限りません。また一方で、補償金の対象外となっている機器・媒体が著作物の録音・録画に使われることもあります。また、機器・媒体ではなく、利用行為に対して課金しようとすれば、その実状把握に膨大なコストがかかります。

・ お金を配分する仕組み:サンプリング調査によるしかありません。補償金の範囲が広がれば広がるほど、配分の精度は落ちていきます。少ししか利用されない個人の著作者には一円も渡らない可能性もあります。

・ お金を配分する機関:集金をし、サンプリング調査等をし、著作権者の連絡先を把握し、なおかつ、お金の管理分配をする機関が必要になります。その運営コストは、広範な著作物を対象にすればするほど高いものとなるでしょう。(JASRACのような機関を考えていただければよいと思います)

ちなみに、著作権使用料も課税対象です。これを増税し、仮に価格統制をかけたところで、利用者の負担は変わらず、かえって著作物の供給が圧迫されるだけなのは、お礼で御指摘のとおりだと思います。

企業の著作権使用料が大きすぎる、ということは、制度の外から切り崩すこともできると思います。つまり、可能な範囲で、オープンソースのものを使っていくとか、自分がものを発表するときも、著作権を過剰に囲い込まないとか、そういったことです。
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この回答へのお礼

>・ まずお金を集める仕組み…
これは新しい技術改革を待たねば難しいでしょうか?例えばこれの適用をインターネット関連に絞って試験的に運用してみる事は、現在でも可能では?音楽配信もネットを通じての物だけならば実態把握も可能…ここまで書いて違法コピーやプロテクト問題があった事を思い出しました。いたちごっこになるだけですか…

>・ お金を配分する仕組み…
調査精度の問題が解決しない事にはせん無い事ですが、少ししか利用されない物に対して少しの分配(或いは無分配)はやむをえないのでは?逆に万人が好んで使う物に大しては大きな報酬が有るという。これが正常な制度であるように思われますが。元々文化の紡ぎ手は大きな報酬が目的では無く、自身の創作意欲を満たす事が目的だと思い(たい)ます。それが万人に受け入れられれば結果的に大きな報酬を得られると言う…奇麗事を書いてしまいました(汗)。

>・ お金を配分する機関…
うーん、もう解決策を考えようとする以前に無理。天才の登場が待ち遠しい…。

>企業の著作権使用料が…
この考え方に基づき、良い物を開発して無償(或いは常識的な範囲での有償)で配布している人たちがたくさん居ますよね(或いは企業、組織も少数ですが)?しかし結局儲けたい派の人たちからすれば邪魔な存在で、彼らの活動がやりにくくなるように制度、仕組みが出来上がってゆくような気がします。なんといっても制度、仕組みを決める側の人たちが儲けたい派なのですから。確かに個人としては仰るように可能な限りのオープンベース使用、また、自作の著作物(いや、ほんの僅かですが)は無償か必要最低額で配布と言った事を心掛けておりますが、逆に仕事で何かを人から得る場合(人の労働力も含めて)、何とか安くと交渉する自分もあります。勿論企業の論理に従っているわけですが、予算がこれだけしかないけどやるしかないといった事を繰り返す内に相手を蔑ろにしてしまうといった状態になる事が有ります。その度に自分が属する企業体に背いてしまう事になりますが、全ての人がこんな事を遣り出したら企業は潰れ、元も子も無くなりますよね?結局は著作権に限らず、全ての労力には正当な報酬を算定すべきなのでしょう。これって現段階では解決不能…でしょうか。お礼の癖に長々と済みません。また、様々な角度で判りやすい解説を有難う御座いました。

お礼日時:2005/03/25 22:23

4番です。

他の質問に答えていて.思いついたこと。
Winnyを合法という判決を出す。
「私的録画保証金」の範囲を「私的著作物保証金」に拡大して.登録著作物の授受を自由化する。不特定多数に対して販売する著作物は.登録を義務付ける。
「私的著作物保証金」を生活を圧迫しない程度の価格に抑える。

一箇所に集まった金は.ゆうせんを含むレンタル店の売上とか.図書館の貸出頻度とか.TV・ラジオの視聴率で割り振る。
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この回答へのお礼

う~ん、これで解決? しそうな気がしますね。これが適用された場合、全ての著作物はそれを利用(視聴、鑑賞含む)する段階で利用者が無理のない金額で購入し、以降の使用は自由、と言った事になるのでしょうか? この場合、その私有化した著作物を使用した結果、更に第三者がこれを使用する場合も「私的著作物保証金」が相応に抑えられた額にすれば不正使用しようとする人も減るのかも…。私が頂いた御意見の論旨を間違えて捉えていないのならば、かなり良策な気が致します。有難う御座いました。

お礼日時:2005/03/25 18:53

>ではいったいどうすれば…


著作権使用量に対して増税すれば良いでしょう。新規課税対象にして新税を総説するだけです。
消費税のときのように価格の監視をつけて。

本来.教養娯楽費は所得の上下に大きく影響を受けます。大雑把に言えば.所得を100とすると.50が税金年金等の公的負担。10-20が借金。ここまでが所得の変動において変化しない部分です。のこり30-40が.バブル崩壊・小泉の改革によって半分に減りました。だから.スーパーの売上は半分に落ちているのです。
ソフト会社の売上は本来ならば半分に落ちるべきものです。マンガ等の娯楽用品も半分に落ちるべきです。

落ちないのは.異常な高価格販売を行っている著作権業者だからです。日本音楽著作権協会の売上も半額に落ちるように許認可の見直しをすべきでしょう。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなり申し訳ありません。拝見してから理解するまでにまた時間がかかり、更に遅れてしまいました(汗)。現在著作権使用量に対する課税がなされていない(或いは低すぎる課税?)事は恥かしながら存じませんでした。ただ、仰るように課税額を引き上げ、適正な額にした場合、結果消費価格だけが高騰し、ソフトや音楽の儲け率は変わらない事にはならないでしょうか?そうなれば文化の発展と言った側面はますます阻害されないでしょうか?もしも適正な税金と適正な著作権使用料が守られれば、仰るように課税により解決の道も見えるか・・・とは思います。
御意見有難う御座いました。

お礼日時:2005/03/25 18:22

著作権業に従事する人々は昔からいました。


このような人々は.大体が「親の遺産を食いつぶして行く」かたがたです。現在は.著作権で数億の家が立つなど.著作権が優遇されすぎています。

著作権使用量はよりすくなるすべきでしょう。

「著作物のコピーがあるからその分高くしなければ企業として成り立たない」と多くの企業化は言いました。しかし.コピーをできなくしたマイクロソフトではソフトの値段を下げ様とはしません。TV放送も同様です。著作権を制限する方向で議論しないと.一般大衆(収入の減少がはなはなしいです。少なくとも.税金などの公的負担分が小泉によって1割ぐらい上昇しています)が分化を教授できるには.消費者価格をバブル機の半値ほどに避ける必要があります。

この回答への補足

皆様、回答有難う御座いました。私自身が確かに正しい解答と言うものを判断できない事と、また、頂いた回答全てが私にとって役に立った事等の理由から、寄せてくださった回答数にてポイントを振らせて頂きます。本当は全回等に20ポイントなのですが…。ポイントシステムもどうなのか…と(言い訳です)。

補足日時:2005/04/22 13:50
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この回答へのお礼

御意見有難う御座います。著作権に寄って生計を立てている方々は、著作権使用料を下げた場合どうなるのでしょう?もしも世の中が整理単純化されて著作権者=創造者、製作者のみになったとしても基本的な構造は変わらないと思います。また、コピーを不可にする技術によってコピーされる事を防いだとしても、今度はそのコピー防止にかかるコストが上乗せされ、結果企業等が黙っていれば得られる利益を手放すとは思えません。う~ん、頂いた投稿を拝見している内に、どう転んでも不当に儲けようとする企業に腹が立ってきました(笑)。最もそれがまた商業というものの本質なのかも知れません。ただ、著作権と言うものをそういった商業ベースで考える事は、つまりは文化発展を阻害する一因にもなるのだとは思います。しかし、ではいったいどうすれば…現状のままではいけない気がするのですが。

お礼日時:2005/03/23 05:19

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