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和気清麻呂は、道鏡の天皇になろうとした野望を阻止しました。現代の皇位継承の男系男子派を和気清麻呂にたとえる人がいますが、本当ですか?

A 回答 (1件)

>和気清麻呂は、道鏡の天皇になろうとした野望を阻止しました。



戦前の皇国史観ではそのような考え方が主だったのですが、最近の研究では特に道鏡はそのような野望をもっていなかったようだといわれていますね。むしろ称徳天皇の「贔屓の引き倒し」だったのでしょう。

和気清麻呂は結果的には摂関家である藤原氏の支配を確立することに手を貸したのですから、藤原氏が復権した時に大出世していますよね。

道鏡や和気清麻呂のことは「続日本紀」に書かれていますが、藤原氏が覇権をにぎった中で作成されていますから、藤原氏に敵対した人物に対して厳しくなるのはしかたがないのかもしれません。歴史は常に「勝者」の歴史ですから。

>現代の皇位継承の男系男子派を和気清麻呂にたとえる人がいますが、

産経新聞が「皇統の断絶という日本最大の危機を救った人物」と言っていますね。昔は男性の精子に「血筋」が通っていると考えられました。女性の子宮はその「血筋」を育てる場所だったのです。いわば「種」と「畑」の関係と思われていたのですよ。ですから当然「種」が大事だったのです。

でも現在の生物学は子供は男女両方の遺伝子を受け継ぐことがはっきりしています。「男系男子」などというのは時代遅れの思想でしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。大変勉強になりました。目からウロコが落ちました。

お礼日時:2022/04/22 10:17

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