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暖房器具は本当にエアコンはお得なのでしょうか

東北地方ですが普通にファンヒーターや石油を使っていますが

「暖房器具は本当にエアコンはお得なのでしょ」の質問画像

A 回答 (5件)

空調を機械や燃料の比較だけで選んで果たして十分な効果が得られるでしょうか?



私は東北の山合の積雪地帯の生まれ育ちです。
その後アメリカに渡り、当地でも極寒・豪雪地域に暮らす経験をしました。
家も何件か住み替えました。

そんな経験から、冷暖房については、熱源の機器より、断熱や室内温度差の低減のような熱対策の工夫が重要と感じています。

以下では、私が寒冷地に暮らすのに知ったり自分で追加した対策・工夫を紹介してみます。
まぁ、暇な年寄りですので、暇に任せて書いてみましたから、お暇なら読んで楽しんでみてください。

まず、家について。
屋根裏が日本とは全く違います。
天井板の上、つまり屋根裏の床には、厚く断熱材を入れています。
今住んでいる家の場合、天然の綿を 50センチ以上の厚さで敷いています。
それが天井全体に敷き詰められています。

壁は日本の今日の住宅と同じです。
家全体が外壁と内壁の二重構造で、間に断熱材を挟んでいます。
壁材は室内側が石膏ボード、外側は合板に化粧板を張ったものが主流です。
断熱材はグラスウールで、内壁側が黒い紙、外壁側がアルミ箔がついた厚さ 10~20 センチほどのものです。
日本でよく見かける黄色いフワフワのに比べると、ずっと詰まった重い感じのものです。

床について。
当地では、寒冷地の場合、家の多くは地下室を持っています。
なので、地下室に対して床の防寒対策が必要な場合が出てきます。
しかし、地下室は人が長い時間そこで過ごす場所ではなかったりします。
そのため、多くの場合、その床や壁はコンクリートの打ちっぱなしになっています。

これだとその上の1階は床からシンシンと冷えるのではと思われるかもしれません。
しかし、そうでもありません。
なぜなら、地下室にも多くはありませんが暖房の空気が入るようにしているからです。
その結果、地下室の床付近は確かに冷えますが、天井には暖かい空気層ができるので冷えないのです。
むしろ、床暖房のような効果さえあるほどです。

1階の床は、キッチンと食事室とトイレは木のフローリングでした。
2階も含めた残りの空間は、浴室は防水材とする以外は、廊下・階段を含めて全て長い毛足のついた厚い織物を敷き詰めていました。
この織物は結構いい断熱材になっていたと思います。

次に窓。
外窓のガラスは、ドアのも含め、家中のものを乾燥空気層を密閉した複層ガラスにしています。
その上で、窓やドアは2重にしています。
つまり、全ての窓には外に鎧戸をつけ、ドアは二重扉にしています。
鎧戸のルーバーは厳冬期はきっちり閉めてしまいます。
これは少しでもガラスの外側の温度を下げないようにする工夫です。
これがないと複層ガラスでも厳冬期には内側で結露してしまいます。

そしてカーテン。
窓の断熱ではこれが全てと言って良いと感じています。
薄手のカーテンと厚手のカーテンの組み合わせですが、特に厚手の方は、窓だけでなく、その延長の外に向いている壁も覆うように、そして天井から床まで壁全体を覆うようなものにしていました。
それで大事なのはしっかり光を遮れるほどに厚手のものと言う点です。

室内の気温の平準化。
暖房にしろ冷房にしろ、機械が作る暖気や冷気を吹き出させただけでは十分な効果は期待できないものです。
機械の周りだけ気持ちが良いものの、そこを離れるとそうじゃないという具合にです。

そこには二つの工夫をしてました。
ひとつは空気の攪拌で、もうひとつが1階と2階との間で動く空気を止めることです。

とかく冷たい空気は下へ、暖かい空気は上へ行きたがります。
それをかき混ぜると室内の空気の温度がどこも同じようになって心地よくなります。
当地ではそのために、天井扇をつけること、壁にサーキュレーターをつけること、冬でも扇風機を弱く使うこと、ファンのついた空気清浄機を使うこと、なんかが良く行われています。
ウチはそのどれも実行しました。

また、暖房時は1階の暖気が階段を伝って2階へ逃げないよう、冷房時は2階の冷気が1階へ逃げないようにすると、結構空調効果が上がるものです。
ウチではこのために階段に薄いカーテンをつけました。

これだけの対策をすると、空調には結構効きます。
暖房で言えば、秋口に外では氷点下にまで寒くなってきても、しばらくはほとんど暖房を必要としませんでした。

理由は後述しますが、当地では1年中、24 時間 365 日空調は止めません。
これだけの対応をしていると、空調はほとんど動かないことで暖房が必要ないということを実感できます。

我が家の現代的な空調は、家を丸ごと全部冷暖房するセントラル空調です。
二階の上の屋根裏に、電気動力で熱交換する冷房室内機と、都市ガスを熱源にした暖房用熱交換器機を設け、冷暖気をダクトで家中に送っています。
冬の暖房時、温風は各部屋の床や壁の下部に設けた温風口から吹き出し、夏の冷房時は、冷気は各部屋の天井や壁上部に設けた吹き出し口から吹き出し、それらの風は廊下の何か所かに設けた吸い込み口から室内機に戻っていくようになってます。

この他に、我が家には古典的な暖炉が家の真ん中とリビングにありました。
リビングのは暖房は出来ますが、あまり効率は良くありません。
どちらかと言うとある種のお飾りで、クリスマスやパーティー、来客の時などに使いました。
それに対して家の真ん中にあるのは暖房専用でした。
というか、我が家では冬場はエアコンよりこちらを主に使っていました。

リビングのはガスを使ったものですが、暖房用のは薪を使いました。
暖房用のは石を積み上げて煙道を作ったちゃんとした暖房用の暖炉でした。
この手の暖炉は、焚口で火をたくと、その熱を持った煙が煙道を伝って屋根上の煙突から出るまでの間に石壁を温め、その石壁に触れた室内の空気が暖められるという仕組みです。
なので、家は、1階ではファミリールームとダイニングルームが、2階では寝室が石壁を囲むように並べられ、それぞれの部屋にむき出しになった石壁で暖房されるようになっていました。

石壁は暖まるのに時間がかかりますが、一度暖まるとその暖かさはなかなか消えません。
なので、この暖炉では、秋の終わりに火を入れると、春が本格的に来るまで火は落としません。

この質問の広告には、いろいろな暖房器具の燃料代が1台当たり1シーズンで3~6万円とあります。

当地では、大人が腕で一抱えの量の薪が数ドル(数百円)です。
上記の暖炉では一冬にピックアップトラック2~3杯分程を使いました。
つまり、それでだいたい数万円と言うところです。
これは家1件分の1シーズンの薪代です。

暖房している空間の床面積が当地の家の『床面積』で、上記の家でだいたい 300 平米です。
当地の薪は安いとは思いますが、それにしても燃料代も断熱のやり方ひとつでこうも変わるという例と言って良いと思います。

前述したように、当地では1年を通じて空調は止めません。
理由はいろいろです。

家では2階にも水道を回しています。
バストイレと小さなキッチンなんかがあるからです。
厳冬期に暖房を止めると、その配管が凍って破裂したりします。
冬場、旅行などで人が居なくても、最低限の暖房は止めないのです。

同じように、夏場に冷房も止めません。
湿気や虫で家や家財が劣化することを防ぐためです。
当地では、冬の寒さが厳しい地域でも夏場高温多湿になるところが少なくありません。
なので、寒冷地と言えども冷房は欠かせないのです。

こういったことを通し、ちゃんと家を使っていれば家の価値が下がらないのも当地の特徴です。
防寒対策を追加したりすると、それだけで家の価値が上がったりしますから、その点でも対策には真剣になります。

熱源と同じように断熱も考えてみてはいかがでしょう。
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そのチラシは、たぶん、発熱量を全く無視していると思います。

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家の断熱状態とかにもよりますね。

普通に新築した場合は冬季雪が降る地域ではやはり暖房は灯油のファンヒーターとかになりますね。東京等の都会ならエアコンでの暖房でもOKですが・でもやはりファンヒーターの方が暖まる
感じは強いですね。
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東北地方も南から極寒の北までありますよねぇ・・・



南なら確かにギリ!電気で行けるとは思いますが・・・・
北なら化石燃料必須!!!と聞きます。。

GWで間もなく5月なのに・・・・雪だって。。

https://twitter.com/unagiasan/status/15200852768 …
https://twitter.com/mgm9421/status/1520085366279 …
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住宅がG2以上


高気密高断熱では無い場合、熱源不足で冷え冷えです。
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