プリン+醤油=ウニみたいな組み合わせメニューを教えて!

第二次世界大戦の始まりは独ソによるポーランド侵攻ですよね?ドイツばっかり悪者にされていますがソ連の責任追及はしないの?

A 回答 (4件)

戦後のニュルンベルク裁判史観と米ソ冷戦下では、そうした議論は事実上封印されていたようなものでしたが、ソ連崩壊後から認識に変化が起こりました。

、欧州議会は2005年5月に「第二次世界大戦終結60周年の欧州の未来」と題する決議を採択し、「終戦後、一部の国ではスターリン統治下のソ連による新たな独裁体制が始まった」と厳しく非難します。同決議はロシアで戦勝60周年が祝われた後に採択され、ロシアの認識とは全く異なる評価を下したのです。

欧州議会によるソ連批判はこれだけに留まらず、2008年9月23日には、独ソ不可侵条約が締結された8月23日を「スターリニズムとナチズムの犠牲者追悼の日」にすると発表しています。つまりソ連による戦争犯罪を明確に認めているのです。この頃からソ連とNATOの関係が不穏になっていき、ロシアはソ連が行った行為の正当化を主張し、ヨーロッパを批判し始めます。
2014年にロシアはウクライナ侵攻を行っていますが、プーチン大統領は同年10月にセルビアの『ポリティカ』紙のインタビューに答えて「欧州の一部では、ニュルンベルク裁判で作られたナチズム『ワクチン』の効果が薄れてきているようだ。……我々の課題は、ナチズムの英雄化や第二次世界大戦の結果の見直しに断固として反対の立場を示すこと」であり「歴史的記憶を守っていくことで、欧州全体の平和、安定、幸福につながる」と指摘します。

つまり、この頃から歴史認識を巡るヨーロッパとロシアとの対立が始まっているのです。
更に第二次世界大戦開始80周年記念の2019年に、欧州連合(EU)の欧州議会が「欧州の未来に向けた重要な欧州の記憶」と題する決議を可決しました。なぜか、この決議について日本では殆ど報じられていませんが、この決議はヨーロッパが第二次世界大戦のナチスだけを悪者とする歴史認識からソ連・共産主義独裁体制の戦争犯罪を正面から取り上げるべきだという認識に変化したことをはっきりと示しています。

一部を抜粋するとこんな感じです。
「第二次世界大戦は、前例のないレベルの人的苦痛と欧州諸国の占領とを、その後数十年にわたってもたらしたが、今年はその勃発から80周年にあたる。80年前の8月23日、共産主義のソ連とナチス・ドイツがモロトフ・リッベントロップ協定と呼ばれる不可侵条約を締結し、その秘密議定書で、欧州とこれら2つの全体主義体制に挟まれた独立諸国の領土とを分割して、彼らの権益圏内に組み込み、第二次世界大戦勃発への道を開いた」

「ポーランド共和国はまずヒトラーに、また2週間後にはスターリンに侵略されて独立を奪われ、ポーランド国民にとって前例のない悲劇となった。共産主義のソ連は1939年11月30日にフィンランドに対して侵略戦争を開始し、1940年6月にはルーマニアの一部を占領・併合して一切返還せず、独立共和国たるリトアニア、ラトビア、エストニアを併合した」

「ナチスの犯罪はニュルンベルク裁判で審査され罰せられたものの、スターリニズムや他の独裁体制の犯罪への認識を高め、教訓的評価を行い、法的調査を行う喫緊の必要性が依然としてある」

そして「共産主義者の犯罪をごまかし、ソビエトの全体主義体制を美化し続けているプロパガンダ」を非難し、「現在のロシア指導者が歴史的事実を歪め、ソ連の全体主義体制が犯した犯罪をごまかしている」ことを非難したのです。

ヒトラーとドイツの責任は既に追及されたが、ソ連とスターリンの共産主義体制が犯罪を犯したことも、もっと強く認識して、その責任を追及しなければならないという決議です。これは現在のプーチン独裁体制への批判にもなっていますから、この決議にプーチンは当然反発し、「全く受け入れられない」と述べています。

この歴史認識を巡る対立が今回のロシアによるウクライナ侵攻の一つの原因になっています。ロシア側がやたらとウクライナ(ロシアの敵)こそがナチスだと主張し、大祖国戦争やナチスという言葉がロシア・メディアで飛び交っているのも、ソ連は正しく、その歴史認識の変更は認めないということです。そして、プーチンの中ではソ連やロシア現体制を批判する西側こそがナチスと一体化した悪だという主張になっているのです。

欧州の未来に向けた重要な欧州の記憶に関する2019年9月19日の欧州議会決議(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AC%A7%E5%B7%9E …
    • good
    • 2

勝てば官軍負ければ賊軍は日本だけでは、ない様です。

    • good
    • 0

各国の思惑が渦巻いていましたからね。


ドイツはソ連に攻め込むための足場として絶対にポーランドが欲しい。
英仏ソともそれはよくわかっていた。だから英仏はソ連がドイツと手を組むはずが無いとたかを括っていたからソ連をほとんどガン無視。
それを見ていたソ連は、ドイツと英仏が戦争するように仕向けて、時間稼ぎをしようとしたのです。
    • good
    • 0

常任理事国をどうやって追求しましょうか?



それにソ連は崩壊しておりますので
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報