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祖父が半紙に書き遺してくれた、「遺言」かつ「家宝」とも言うべき「人生訓」があります。
それは、次のような内容です。

  人生の行路 平坦ならず
  波浪逆巻き 風雨荒し
  百折たはまぬ決心あれば
  光明 常に彼岸にひらめく

  正義の道を踏み行く我が身
  恐るべきもの 世にまたあらず
  困苦は我を 如何にともせず
  艱難 汝を玉にすと知れ

  ……

このところ、出典が非常に気になっています。
サイトをあれこれ検索して調べてみたのですが、ほとんどわからず、たった1件だけ、高齢者の方が書かれたと思われるサイトを見つけました。
それによると、どうやら、戦前の文部省唱歌「人生航路」であるらしく、「終わりの2行がどうしても思い出せない」と断った上で、次のように記されていました。

  人生の航路 平坦ならず
  波浪逆巻き 風雪荒し
  百折たわまぬ意気だにもたば
  光明 常に彼岸にあらん

  百里のみちを 踏みゆく者は
  九十里を以って半ばとすべし
  九仭の山を登らんとして
  功名一揆にかくことなかれ

  人を羨み妬むは愚か
  彼も人なりわれも人なり

  ……

酷似しているのですが、細かな所が微妙に違います。
そのためか、ますます、この「人生航路」という唱歌の歌詞が実際にはどうなっているのか知りたいと、強く思うようになってしまいました。

どうか、力を貸していただけないでしょうか?
歌詞を知っていらっしゃる方からのコメントはもちろんのこと、参考になりそうなサイト、著書(入手が比較的容易なもの)などの情報でも結構です。

A 回答 (4件)

 わたしのデータベース“流行歌”に、つぎの関連項目があります。


 戦前の“唱歌”ではありませんが、レコード発売年月や作詞家の生没
年月日から推して、ご参考になるかと思います。
 
<PRE>
 大蔵 文雄・詞《人生航路   194105‥ TAI 30049@》松平 晃・唱/多 孝・曲
 野村 俊夫・詞《人生航路   194001‥ COL 30480 》香取 みほ子・唱/森 稔・曲
 野村 俊夫・詞《人生航路   193810‥ TEI N172@ 》小野 巡・唱/佐渡 暁夫・曲
 野村 俊夫・詞《人生航路の歌 193612‥ COR C107@ 》有島 通男・唱/レイモンド 服部・曲
────────────────────────────────
 野村 俊夫  作詞 19041121    19661027 61 ~《暁に祈る/シベリヤエレジー》
</PRE>
 
(↑=表組なので、文字の大きさを、なるべく小さくしてください)
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この回答へのお礼

ひとつのヒントになりそうです!
いただいたアドバイスを参考にしながら、ちょっと根気強く探してみようかな、と思っています。
良きアドバイスをありがとうございました。

お礼日時:2005/03/31 00:37

参考になるかどうかはわかりませんが、下記回答にある


歌曲は下記サイトの昭和歌謡大全目次 戦前戦中編
にもありました。同じ物かも知れませんが。。
掲示板もございます。

それとお探しの歌詞を引用していると思われる著作がありましたのでそれも合わせて貼っておきます。
板垣英憲という方が書かれている心に残る名言・遺訓・格言
「人生の達人」の序章にありますがサイト上でみることができます。
http://aw0203040006.awmi2.jp/index1.html

参考URL:http://www005.upp.so-net.ne.jp/tsukakoshi/aisats …
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この回答へのお礼

ご紹介いただいた板垣氏のサイトを拝見いたしました。
確かに内容が酷似していますね。
ひとつの考えではありますけれども、歌のほうも板垣氏の著作のほうも、さらに元ネタ・元本のようなものがあるのでは?、という気がしてきました。たとえば、古い漢文などの中にあるのかもしれませんね。

いずれにしましても、良きヒントをいただき、たいへんうれしく思っております。
ご回答、ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2005/03/31 00:44

 さまざまな出典が見つかりました。


 
── 百里の道を行く者は、九十九里をもって全行程の半ばとす。
   ── 佐藤 一斎《言志四録》
 佐藤 一斎 儒学/林家塾塾頭 17721114-1115 江戸 18591019 88
             (安永 1.1020-1021~ 安政 6.0924)
   ── 《朝日日本歴史人物事典 19941130 朝日新聞社》P748
 
── 九仭の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)。
   ── 《書経・旅■》
 
── 艱難汝を玉にす:人は多くの艱難を乗り越えて立派な人物になる。
   ── 《?=広辞苑》
 
── 「人生の旅路 平坦ならず 波浪逆巻く 風雨荒し 百折たゆまぬ
決心あれば 光明常に彼岸にひらめく 百里の道を旅ゆく者は 九十九里
をもって半ばとすべし 功を一きに欠くこと勿れ」
(この文章は、以前勤めていた会社の「日々の糧」という本に書かれて
いた文章です。本当にそのとおりだなと思う。)
   ── 《私の好きな言葉BEST3 ~ 3ばん ~ 》
athletezone.at.infoseek.co.jp/record.htm - 3k - キャッシュ(削除)
 
── 「我も人なり、彼も人なり」あなたたちは「腐ったミカン」じゃ
ない。── 武田 鉄矢《3年B組金八先生 ~ シリーズ2&5 ~ TBS》
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この回答へのお礼

詳しくご説明いただき、ありがとうございます。
「日々の糧」という本は真宗関係の小読本のようで、いろいろ調べてみたところ、確かに、ご紹介いただいたような内容が載っているようです(相愛高等学校・中学校<真宗系>で日々の祈りの時間に使っているようです)。
いずれにしても、いろいろな古文・古書から抜粋して構成されているような感じですので、歴史または国語のカテゴリなどであらためて尋ねてみようか、とも考えています。
この度は丁寧にお教えいただき、厚く御礼申し上げます。

お礼日時:2005/04/05 20:47

NO2です。

補足ですが確かに人生航路の歌詞には元ネタが数多く取り入れられています。
「百里を行く者は九十を半とす」出典:「戦国策-秦策・武王」
百里の道を行くとしたら、90里を半分の地点だと意識するべきである。何事も終わりの間際が最も困難であるから、9分通りの所を半分と心得て、最後まで緊張して行なうべきであるということ

・彼も人なり我も人なり(かれもひとなりわれもひとなり)[=是(これ)も~] 人のできることなら自分にもできない筈がない。
艱難汝を玉にす
元はフランスのことわざらしいです。
「人生、行路難し」
人生には様々な苦難が降りかかり、生きていくのはなかなか容易ではない。
出典に室町時代の僧・絶海中津(ぜっかいちゅうしん)の漢詩
どうやらここから転じて海の航路にたとえられるようになったそうです。
人生航路という歌は西洋東洋の名言名句から紡ぎ出されているとおもわれます。
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この回答へのお礼

いにしへの人はいいことを言っていますよね。
学ぶべきものがたくさんあると思います。
いろいろと教えていただきまして、ほんとうにありがとうございました。

お礼日時:2005/04/05 20:49

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