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カナヘビを飼育しているんですかもうちょっと何かしたほうがいいですか?
飼育ケースに大きい石と、隠れ家と水飲み場と工作で作った飾りみたいの。
餌は普通にミルワームにカルシウムパウダーまぶしています(鉄製ピンセットであげてる)。
紫外線ライトはなくて、日が出てきたら日光浴させています食欲がよくて、最近たまごを生みました(たぶん有精卵)。
もっとこうしたほうがいい! というのがあれば、答回おねがいします!

A 回答 (1件)

生態


春から秋口にかけて活動しており、普段は低地から低山地の草地に潜んでいます。昼行性で、午前中は石の上などでたっぷりと日光浴をするのが日課。午後はエサ取りなどで活発に動き回り、主にクモやコオロギ、バッタといった自分より小さな昆虫を捕食しています。完全な肉食ではないため、地面に落ちている果実などを食べることもあります。

日が沈むにつれて活動量が下がっていき、夜は草陰や倒木の中など安全なところに隠れて眠ります。

気温が15度以下になると活動できないので冬眠の準備に入ります。安全で適度な湿度のある環境を確保できれば、眠って春を待ちます。

繁殖と寿命
冬眠から目を覚ました春先から初夏までが繁殖・産卵期です。一度に2~3個、多ければ7~8個の卵を生み、通常は2か月ほどで孵化します。

赤ちゃんカナヘビは約1年で成体になり、約4~7年前後生きるといわれています。ただし、安定した飼育環境では9~10年生きることも不可能ではありません。

カナヘビの飼育用品は、基本的にはトカゲを飼うために必要なものと同じです。次のものを用意しましょう。

・飼育容器
・床材
・水入れ
・シェルター
・照明器具(紫外線ライト・バスキングライト)
・エサ

飼育容器
カナヘビが伸び伸びと暮らせるよう、できるだけ大きめの飼育容器を用意してあげましょう。おすすめは爬虫類専用のケージです。通気性やメンテナンス性に優れており、フタがしっかり閉まるので脱走のリスクを軽減できます。

床材
床材は湿っても問題のない腐葉土や落ち葉、ミズゴケなどが適しています。野生で捕まえた場合は、その場にあった土や落ち葉を持ち帰るとよいでしょう。床材の厚さは3~5cmが適当です。

木の葉100%腐葉土 25L H

赤玉土 小粒 3L

水苔 150g

水入れ
水飲み場は必須です。深いケースだと飲みにくいうえ、エサの昆虫が溺れてしまう恐れがあるため、浅めの水皿を用意しましょう。

シェルター
ほかのトカゲと同じく、カナヘビも隠れ家がを必要とします。身を隠せる場所がないとストレスで病気になるかもしれないので、必ず用意してあげましょう。

爬虫類専用の商品のほか、木の枝やゴツゴツした石、割れた植木鉢などを置いてあげるのもおすすめです。カナヘビの良い運動場にもなります。ただ、自然下にあるものには寄生虫やカビが付着していることもあります。心配な方はペットショップで販売されているものを使用しましょう。

照明器具
紫外線ライト
昼行性の爬虫類は、紫外線がないと体内でカルシウムが生成できず、「くる病」と呼ばれる骨軟化症にかかってしまいます。

バスキングライト
カナヘビが日光浴好きなのは前述の通りです。飼育下では思うように日光を浴びられないこともあるため、お陽さま代わりにバスキングライトを使用します。飼育容器内を加湿させる役割も担います。石の上などに設置するとカナヘビが日光浴しやすく、「ホットスポット」として利用してくれるでしょう。

エサ
カナヘビは肉食寄りの雑食なので、基本的にはコオロギやミルワーム、ワラジムシなどを与えてください。生き餌を扱う専門ショップで購入することをおすすめしますが、コストを押さえたい方は生き餌を繁殖させる手もあります。

なお、飼育下では栄養が偏りやすくなるため、カルシウムやビタミンを含んだパウダー状のサプリメントを振りかけて与えるとよいでしょう。

カナヘビの上手な飼い方【成体】

ここでは、大人のニホンカナヘビの上手な飼い方をポイントに絞ってまとめました。後述するカナヘビを飼育する際の注意点と共にご覧ください。

エサの与え方
カナヘビは肉食寄りのトカゲなので、添加栄養剤を加えた昆虫を週に2~3度与えましょう。多めに与えたとしても、お腹が減っていなければ無理に食べることはありません。ただ、食事をしないのは満腹だからではなく、エサのサイズが大きすぎるからというケースもあります。昆虫はできるだけ小さめのサイズを選びましょう。

やり方は、ピンセットでつまんでカナヘビの前に差し出してもよいですし、カナヘビにエサであることを気づかせて視界の範囲内に落とすでもよいです。ピンセットから直接あげる場合は、勢いよく食いついてもケガをしないよう、先端が尖っていないものがおすすめです。

竹ピンセット 平形 No.150 180mm

水の与え方
水は給水だけでなく入浴にも使われるため、非常に汚れやすいです。水道水で構わないので、毎日新しいものに取り替えてあげましょう。

カナヘビの警戒心が強く、水入れ容器の水に関心を示さない場合は、飼育容器全体に霧吹きを振りかけます。喉が乾いていれば、木の枝や床材の落ち葉などに滴る水滴を舐めてくれるはずです。

掃除の仕方
カナヘビは頻繁に排泄します。黒い粒のような形をしているものがフンなので、見つけたら取り除きましょう。

床材の土に植物を植え、フンを分解させるという手もあります。こうすれば汚れやニオイは目立たなくなりますが、あまりに汚れている場合は月1回程度の掃除は必要です。

飼育適温
カナヘビの飼育適温は25℃前後と、多くのトカゲと同じです。バスキングライトは35℃くらいに設定するとよいでしょう。適度に霧吹きをかけ、湿度を保っておくことも大切です。

冬の越し方
カナヘビに限らず、飼育下の爬虫類には冬眠をさせないという考えもあります。野生の爬虫類は冬眠するまでの準備を自分で調節できますが、飼育下だと飼い主さんが用意する環境を利用するほかなく、不十分であれば命を落とすリスクがあるからです。

・秋のうちにたくさんエサを与える
・飼育容器は温度変化の少ない場所に置く
・毛布などをかけて暗さを保つ
・乾燥させない
どれも大切なことですが、飼育下では十分なエサを確保できることがほとんどなので、注意したいのはそれ以下の3つです。カナヘビは15℃以上になると目覚めてしまうため、飼育容器を暖房などの影響が少ない場所に移動させましょう。

暗さや湿度を保つことも大切です。ミズゴケや腐葉土は十分すぎるほど湿らせておき、2週間に1回程度のペースで乾き具合を確認します。また、冬眠直前に水を飲むことがあるので、新鮮な水が入った水皿も入れてあげてください。

春先になり、気温が15℃を下回らない日が続いたら目覚める可能性が高まります。くれぐれも人間のタイミングで起こさないようにしましょう。

カナヘビの上手な飼い方【孵化~幼体】

多頭飼育をしている場合、カナヘビが知らない間に卵を生んでいることがあります。通常であれば約2か月でかわいいベビーカナヘビがたくさん生まれるでしょう。

卵が孵化するまで
カナヘビが産卵したら、卵を取り出して別の容器(小さなもので構いません)に移すことをおすすめします。これは、カナヘビは子育てに関心がなく、自分で生んだ卵ですら蹴飛ばしたり、踏んづけてしまったりするためです。また、生き餌のコオロギを放し飼いにしている場合は、卵を食べられる恐れもあります。

取り出す際はスプーンなどを使い、卵を割ってしまわないよう注意してください。また、卵の向きが上下逆さになると窒息死してしまうため、事前に目印をつけておくことも重要です。どちらが上か下かを見分けるのは難しいですが、生み落とされた状態の天地が「正」です。

床材や温度、湿度は大人のカナヘビと同じ環境で問題ありません。適切であれば約2か月で孵化します。

赤ちゃんカナヘビに必要なもの
赤ちゃんカナヘビが生まれた後も、大人とは別で育てます。前述のように子育てをする習性がないため、同じケースに入れると我が子ですら攻撃対象になります。お腹が減っている場合は「エサ」だと見なすかもしれません。

飼育用品は大人のカナヘビと変わりませんが、エサは赤ちゃんカナヘビの体に見合った小さな昆虫が必要です。ミニサイズのコオロギ、クモ、アブラムシなどを毎日与えましょう。人工飼料を食べてくれる子もいるので、いろいろと試してみてください。

そのほかのお世話
フンの掃除や飲み水の交換、日光浴ができる環境など、基本的には大人のカナヘビと同じです。

注意点として、水入れ容器が大きすぎると溺れてしまう恐れがあるので、水を少なくするか、浅めの容器を用意しましょう。また、水入れ容器に気づかない場合を考え、こまめに霧吹きしてあげることも大切です。

一般的に、生後2か月もすれば10cmほどに、6か月もすれば14~15cmほどに成長し、早い子なら大人と見分けがつかなくなります。

カナヘビを飼育する際の注意点
カナヘビがよくかかる病気は次の3つです。

日射病
カナヘビは日光浴が大好きですが、強い日差しを長時間浴びたいわけではありません。弱~中の日光を1時間ほど浴びたら十分で、以降は隠れ家にこもることがほとんどです。炎天下にさらされ続けると日射病を起こして死んでしまうので、特に真夏は細心の注意を払いましょう。

くる病
「満足に日光浴ができていない」または「栄養に偏りがある」ためカルシウム不足になり、骨が柔らかくなる骨代謝疾患です。適度な日光浴が必要なのは前述の通りですが、与えるエサにも気を配りましょう。カルシウムを含んだパウダー状の栄養剤が販売されています。
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この回答へのお礼

https://magazine.cainz.com/article/71223ここのページですね!
ありがとうございました!

お礼日時:2022/06/03 19:01

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