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今日、健康診断の一つでX線検査をしました。
その時、ふと思ったのですが、X線検査やレントゲンは放射線を使用するわけですが、身体への影響はないんでしょうか?

それから、前に本で「日本は予防段階(健康診断など)で放射線検査を行うが、外国では治療が必要な段階(事故に遭い骨折の可能性有の場合など)のみで行う」と書いてありました。
外国と日本では放射線検査への意識は違うのでしょうか?
実際、日本は必ずと言っていいほど、健康診断にX線検査が組み込まれているのですが、X線検査を拒否することはできないのでしょうか?
理由もあれば合わせて教えて下さい。

A 回答 (2件)

害はありますよ。


最近ようやく日本でもフリーラジカル(所謂活性酸素)の害が言われるようになって来ましたけどレントゲンやX線をあびることで相当な量の活性酸素が発生します。本人にそれなりの抗酸化力があれば連続であびない限り深刻な害にはならないと思います。
伝聞の数字なので正確さは保障できませんが、年間レントゲン等の被爆で1万人が亡くなっているそうです。生物物理学の先生が言ってました。

後半の問いには専門で無いので答えられないのですが、健康診断はそんなにしょっちゅうやるものではないので大きな病気の発見の機会としてとらえればいいのでは?もしX線を拒むことでガンなどの大きな病気を発見できなかったら本末転倒です。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございました。
レントゲン被爆での死亡者数は知らなかったので、大変驚きました。
今後の受診などで参考にさせて頂きます。

お礼日時:2005/04/05 17:44

<放射線の影響>


放射線被曝による体への影響は
 (1)確定的影響
 (2)確率的影響
に分けられます。確定的影響とは一定レベル(しきい値)以上の放射線量を浴びると確実に障害が発生するというものです。医学的に影響が出るのは 250mSv以上です。確率的影響とは、放射線を浴びたからといって全員が障害を受けるのではなく、一定の割合の人が障害を受けるというものです。これ にはしきい値が無く、低レベルの被爆でも確率的には障害が発生します。1mSv被爆での致死ガンの発生率は10万人に1人です。

<検査での被曝>
いろいろな検査で被爆量は随分異なります(以下は1回の検査での平均線量で、値は設備によって大きく異なります):
 胸の単純X線撮影 0.4mSv
 胃の透視撮影(バリウム検査) 3.3mSv
 CT検査 20mSv~40mSv
ちなみに、自然から受ける放射線は1年あたり2.4mSvです。
検査での被曝では、いずれも確定的影響はありえない少ない量です。確率的影響については、単純X線撮影は自然放射線に比べて遙かに低く全く問題がないといえます。しかし、 CTは被爆量が単純X線撮影に比べて数百倍となるため、注意が必要です。CTを1回受けた場合の致死ガンの発生率は1200人に1人です。CT は本当にその検査が必要でメリットがリスクを上回ると判断されたときのみ行うべきです。また、胃のバリウム撮影は単純X線撮影よりも10倍くらい被曝します。胃の検査を行うのであれば、ファイバースコープによる検査の方が精度も高く被曝しないので好ましいと考えられます。

<他国との比較>
英医学誌ランセットに載ったオックスフォード大の研究成果によると、75歳までに発ガンした人の中で放射線による検査が原因の者は
 1位:日本3.2%
 2位:クロアチア1.8%
他国の平均が1.2%となっています。日本は年間X線検査数は他国平均の1.8倍であり、また被曝量の多いCTの普及率が非常に高いのが原因しているようです。

<結論>
(1)妊娠している人以外では、単純X線は全く問題ない。
(2)CTは確定的影響はないが、被曝量が多いので確率的影響を考慮して、必要なければなるべく避けるのが好ましい。
(3)但し、CTによる検査はさまざまな病気の確定に重要であることが多く、病気が発見できて治療できるメリットがCTの被曝によるデメリットより勝る場合はCTを受けるべきである。

参考URL:http://www.shimabarabyoin.jp/housyasenn/hibaku/m …
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