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高校生物の内容です。
DNAから転写されてできたmRNAがリボソームと結合してアミノ酸を翻訳したら,その後はどうなるのですか?
教科書では「翻訳されてできたアミノ酸がmRNAから離れて・・・」と記述されていますが,もしmRNAがそのまま残るのであれば,次に転写しなくても,無限に翻訳され続けるのではないでしょうか?
それとも,一度翻訳が終われば,mRNAは壊れてしまうのでしょうか?

A 回答 (1件)

mRNAは有限の寿命を持ちます。

翻訳は1度ではないですがそうめちゃくちゃたくさんというわけでもありません。高校生物の教科書や参考書にも、「ポリゾーム」という、1本のmRNAに複数のリボゾームが結合して翻訳している構造の写真は出ているはずです。

「数でとらえる細胞生物学(羊土社)」という本の記述によると、大腸菌において
・mRNAはだいたい3分ごとに分解される。
・mRNAそれぞれが分解される前に10〜100のタンパク質を生成している。
とのことです。
https://www.yodosha.co.jp/yodobook/book/97847581 …

真核生物では違う可能性はありますが、「mRNA 寿命」で検索して引っかかってきた以下の記述によると、酵母細胞で半減期の中央値が2分とのことです。
https://crisp-bio.blog.jp/archives/3004723.html

平均の話とは別に、個々の遺伝子にはmRNAの非翻訳領域に自身の寿命を制御するシグナル配列が入っていることがあります。
http://www.takahashi-office.jp/column/seibutsuga …
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この回答へのお礼

非常に詳しくて分かりやすい説明をありがとうございました。
とてもよく分かりました。

お礼日時:2022/12/02 10:07

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