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(3)で回転数が整数値のときPQ上に戻るとかいてあるのですが、なぜそのようになるのでしょうか?

「(3)で回転数が整数値のときPQ上に戻る」の質問画像

A 回答 (1件)

電子の発射点を原点とし、PからQへ向かう方向をz軸、R面を上に


y軸、紙面奥に向かう方向をx軸とする。
電子の速度を
 v=<vx,vy,vz> (初速は<0,v₀sinθ,v₀cosθ>)
とする。磁界は
 <0,0,B>
となる。

運動方程式は
 mvx'=-eBvy , mvy'=eBvx , mvz'=0
ここで、w=eB/m とおくと
 vx'=-wvy・・・・①
 vy'=wvx・・・・②
 vz'=0・・・・・③
となる。①を微分して②を入れると(逆も)
 vx''=-w²vx , vy''=-w²vy
この解はよく知られており
 vx=Acoswt+Csinwt
 vy=Dcoswt+Fsinwt

初期条件
 0=vx(0)=A
 v₀sinθ=vy(0)=D
から
 vx=Csinwt
 vy=v₀sinθcoswt+Fsinwt
となる。これを①に入れると
 wCcoswt=-w(v₀sinθcoswt+Fsinwt)
sin/cosは一次独立なので
 C=v₀sinθ , F=0

したがって
 vx=v₀sinθsinwt
 vy=v₀sinθcoswt
積分して(積分定数は再使用)
 x=-(v₀sinθ/w)coswt+A
 y=(v₀sinθ/w)sinwt+C
初期条件から
 0=x(0)=-(v₀sinθ/w)+A
 0=y(0)=C

まとめると
 x=(v₀sinθ/w)(1-coswt)
 y=(v₀sinθ/w)sinwt
となる。これは
 (x-v₀sinθ/w)²+y²=(v₀sinθ/w)²
となり、電子の軌跡は x-y面の射影で見ると x=v₀sinθ/w, y=0
を中心とする円となる。

つまり、この円が1回転する、t=2π/w 後に電子はx-y座標の原
点(PQ上)に戻ってくる。

n回転する無時刻は t=2πn/w だから
 x==(v₀sinθ/w)(1-cos2πn)=0
 y=(v₀sinθ/w)sin2πn=0
となる、という意味。
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