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たしかに米国には日本のような天皇家や貴族制度などは存在しませんが、その代わり学歴による階級がガッチリあり、大学を卒業した人間と高校までしか卒業できなかった人間とでは住む世界が全然違うと聞きます。
(会社の食堂も大卒専用と高卒専用があるそうですし、そもそも大卒と高卒が友達になることもほぼ無いそうです。)

また、日本では最終学歴が高卒や専門学校卒の人間でも社会的地位が高いことが少なくありません(それでもやはり大卒が有利ですが)が、米国では(ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどの自力で会社を立ち上げられるくらいの人間は別ですが)大卒以上じゃないと一生底辺の人生を送らなければならないと聞きます。

これは何故でしょうか。やはりアメリカは多民族国家なので、人種差別はNGだが学歴差別はOKと考えているのが理由でしょうか。
皆さんの意見をよろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

理由は「アメリカは多民族国家で、人種差別はNGだから」です。



「社会」を作るとき、どうしてもヒエラルキーは必要というか、できてしまいます。

つまり「少数の指導的な階層・指導者に従って社会運営の実務をするエリート層・社会システムに従って生産と消費を行う中間層・主に生産を担うが使い捨ての労働者層」などです。

学歴社会というのは、上記のような区分を「学力によって行う」というシステムをいうわけです。

では逆に「学歴社会ではない社会」とはどんなものかを考えます。分かりやすく言えば「階級固定社会」です。つまり王族・貴族・平民・奴隷というような血筋によって階級が固定されている社会になるわけです。

実際には、これはもう少し複雑で、王族はある民族、貴族は別の民族、平民はさらに別の民族で、奴隷は地域から集められた様々な民族というようなこともあります。

この場合「民族」が違うと階級も異なり、民族が違うと属する宗教も違うので宗教が違うと階層も固定される、という事になります。

このような社会システムの国家は世界中にまだまだたくさんあって、途上国や後進国と言われるような国のシステムはだいたいこれらの固定的なシステムが残っています。
 
たとえばフィリピンで独裁者で追放された故マルコス大統領の息子が、今大統領に当選できたのは、マルコスの家系と妻のイメルダ夫人の家系がフィリピンの有力家系(貴族レベル)だからです。

庶民がどんなに頑張っても、上位の階級には行けないのが途上国の最大の問題点、つまり「学力があって、ものすごく頭がよくても、出身家系の身分が低ければ上位には行けない」のが途上国なのです。

これを踏まえれば「アメリカンドリーム」の意味が分かると思います。つまり「どんな出自でもどんな家系でも、どんな人種・宗教でも、自分の能力だけで金持ちになれるし、上位階級に行ける」のがアメリカン・ドリームで、だからこそ今でも世界中の人たちが移民したがるのです。

その代わり、指導者になるエリートを決めるのは「学力」ということになります。もちろん仕事で能力を発揮すれば金持ちにはなれます。たとえばyahooの創業者であるジェリー・ヤン氏は台湾生まれの移民1世で、20億ドル以上の資産がある成功者です。

家系や宗教などで階層が縛られているとこういうことにはなりません。
もちろん日本も平等社会で学歴でヒエラルキーが決まるわけですが、エリートを選ぶのに学歴以外の平等な物差しがない、というのが今の現状なのです。

>会社の食堂も大卒専用と高卒専用があるそうですし、そもそも大卒と高卒が友達になることもほぼ無いそうです。

これはちょっと間違っていて、正確には「会社経営幹部食堂と従業員食堂は全く別」です。高卒でも経営幹部なら友達になるし、会社から離れた場所なら大卒と高卒が仲良くしていることもたくさんあります。

ただし、アメリカはヨーロッパ型の階級社会なので、エリート層(政治権力)・経営者層・労働者層・学者層に別れていて、たとえば大学街なんかはぜんぜん違う雰囲気だったりします。
 日本のように、大学の隣に下町がある、というようなことはないわけです。これは欧米全体に言えます。

なぜ階級が分かれているかというと、これも学力の問題と関係しています。
元々「勉強して知識を身に着ける」というのは大変お金がかかるモノだったからです。

なので、近代以前は「学問は王族・貴族だけがするもの」で、平民以下は農業などの労働をして食料を作る作業しかしなかったわけです。
 このようなシステムが今でも残っていて、階層自体は「学力」で移動できるものの、階層構造そのものは存在しているのです。

重要なのは「日本は西洋型の社会ではない」ということです。
なぜ日本が西洋型ではないかというと「土地を守るのは自分」だったからです。

西洋型は「学問は王族・貴族だけがするので、財産も王族貴族だけが持っていればいい」ということで、平民以下は上流階級が与えた土地に住み与えられた仕事をしていました。現代でいえば「経営者が決めた仕事を行う労働者」と同じだったのです。

日本の場合は、墾田永年私財法ができたことで「自分の土地は誰でも自分のものだが、自分で守らないとダメ」というルールになりました。これが武士の発生につながるのですが、同時に「誰でも可能な限り学問をしないと、自分の財産を守れない」ということになったのです。

もちろん個人ではなく、一族で学問ができる人・武力がある人・それ以外は農作業、というように分担はしたわけですが、日本には明確な階級社会ができなったのです。

だから日本の学力社会は欧米の厳密な階層社会とは異なっていて、わりとグズグズなのです。
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▲日本と比べ、アメリカでは学歴が給与に深刻な影響を及ぼしています。



日本では男性の生涯賃金平均は高校卒業者で2億6千万円、
4年制大学卒業者で2億9千万円(労働政策研究・研修機構調べ)ですが、

米国国勢調査によると、
アメリカでは男性の生涯賃金平均は高校卒業者で140万ドル、
4年制大学卒業者で250万ドルと、
アメリカの方が日本よりも学歴の違いによる給与の差が
大きくなっています。

さらに、その上の学位となると修士号が290万ドル、
博士号が380万ドルと、学歴が高くなるにつれて生涯賃金も顕著に
上昇します。




これは何故でしょうか。
 ↑
あそこは、多民族、多人種ですので
差別には敏感です。

しかし、学歴なら、これは能力による区別だ
ということで、差別にならない。

そういう考え方があるんだと
思います。
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日本の場合は学歴と実力が一致しないからね。


博士課程で3年学費を払い続ければPhDとれる国と、必要な条件をクリアしないと卒業できない国の違い。
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ワープロのミスがありました。

次のように修正。

他人の成功を妬み、出る杭は打たる「嫉妬の文化を持つ」単一民族の日本とはまるで違います。
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すでに自分で回答の一部を書いているように、米国は学歴社会というよりも階級社会です。

階級の高い人は住む世界も違います。

たとえば、米国副大統領のカマラ・ハリスさんは、全米屈指の名門歴史的黒人大学であるハワード大学とカリフォルニア大学ヘイスティングス・ロー・スクールを出て、アラメダ郡の地方検事局でキャリアを開始し、サンフランシスコ地方検事局とサンフランシスコ市検事局に務め、サンフランシスコ地方検事になり、カリフォルニア州司法長官に、さらには女性上院議員にもなっています。そしていまは米国副大統領です。

これは学歴というより階級です。出来る人間は階級社会の頂点を目指して自分を磨き、ハイクラスの仕事ができる腕と職務経験(実績)とキャリアを使って階級社会の上層部に上がって行くわけです。

米国社会は進取の気性・アントレプレナーシップに富み、出来る者の成功を歓迎します。他人の成功を妬み、出る杭は打たれます。「嫉妬の文化を持つ」単一民族の日本とはまるで違います。
学歴差別ではなくて、格差です。結果として、そういう格差ができるのは社会的に容認しています。
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日本の学歴社会は、終身雇用で就職したら退職まで安定していますが


アメリカの学歴社会は、単なる登竜門で企業の中で切磋琢磨しなければ
たとえハーバードやスタンフォード卒でも
翌日にはデスクが無くなっています

Twitter社にも多くの有名大学卒がいましたが
イーロン・マスクの一言でクビです
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聞きかじったことばかりだな。

証拠も定義もないのに「なぜ?」って…。

パ〜か?
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この回答へのお礼

アメリカは日本とは比較にならないほどの超学歴社会です。
先進国の中で日本ほど学歴を軽視している国はありませんよ。

お礼日時:2022/12/31 14:47

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