

演繹:(deduction)推論の一種。一定の前提から論理規則に基づいて必然的に結論を導き出すこと。通常は普遍的命題(公理)から個別的命題(定理)を導く形をとる。数学の証明はその典型。演繹法。(広辞苑)
デカルトは、帰納にはしばしば裏切られるが、演繹を「間違えなければ」正しい結論を得られる、という意味のことを言っています。
しかし、現実では議論というものはまとまることがまずないと言っていいと思います。国会の議論とか討論番組での議論などはその典型であると言えます。
では、何故議論はまとまらないのでしょうか?何が間違っているのでしょうか?
No.6ベストアンサー
- 回答日時:
数学や論理学という形式科学は、一応演繹法が手段ですね
対象認識と物理のような自然科学は帰納法が中心ですね。
自己反省、自己認識、自分の誤りを否定して正しい自覚の肯定へと、
進むのは、弁証法的傾向が強いですね。
・真理は帰納的に探究し理解的認識
・悟りは演繹的に探究し直観的認識、と一応結論します。
国会でなくても、日常でも会話が成立しない場合があります。
何故か?・・深く考えますに次の要因が考えられます
・生命の相関性を認識する「知恵」がない
・差異を尊重し、成長の糧とする「勇気」がない
・苦しむ人に同苦し、連帯する「慈悲(愛)」がない
これがあれば議論は成立し、裏切られる事はないとおもいます。
No.8
- 回答日時:
子供は社会から排除されたら生きていけないと本能的に知っているので社会から排除されないよう大人以上に打算的な判断をするから話しがまとまります
他方多くの大人達は社会の中で生き抜いてきた自負があることから社会から排除されるとは考えなくなるので持論を押し通せるようになるが、他人の持論を押し切るだけの力が互いに無いことが多々ありそうなった場合には不毛なぶつけ合いが続くだけなので話はまとまらない
又は互いの持論が互いの持論の許容範囲内に収まるよう互いの持論の許容範囲をそれだけ大きくすれば話はまとまるのですが許容範囲を大きくする=妥協すると互いの存在価値を否定しかねない事になるので互いに保身の為に存在価値を否定しないようにするために妥協=許容範囲を大きくしないようにするので話しがまとまらない
といった感じですね
No.7
- 回答日時:
何故議論はまとまらないのでしょうか?
↑
社会学などの議論は
正しいか否かではなく
説得力があるか、声がデカいか、で
決まるかです。
何が間違っているのでしょうか?
↑
理論が間違っているのです。
社会学における理論というのは
生じた結果を、因果の流れで説明する
モノに過ぎないからです。
その説明は言語でやりますが、
言語そのものが不完全です。
更に、言語の意味内容は経験則で
決まります。
正しいか間違っているかでは
決まりません。
社会学が一部の人に評判が悪いのは、宮台真司氏のせいでしょうか?(笑)
なかなかどうして、深い学問だと私は思いますよ。
確かに文系の学問を数学的に扱うことには無理があるのかも知れません。何か違うやり方が無いのかなとは常々思っています。
No.5
- 回答日時:
数式は右辺・左辺の関係性から答えを導き出すシステム
このシステムは局所的かつ理想状態においてはより有効であるが非局所的かつ非理想状態において決して有効とは言えない
わかりやすい例で言えばケプラーの法則では三体問題が解決出来ないと言うことです
議会の議論は非局所的かつ非理想状態をテーマにするので一般数式を用いては解け無いのです
非局所的かつ非理想状態における問題はを解くには
多角的かつ多極的かつ多面的かつ多層的に捉えた上でそれぞれを円環に繋げる事
それによって浮かび上がってくるそれが解答となります
オマケ
以上を踏まえればこれまでの思考は単純な二極思考でありそれは科学には向いているが議会の議論等には向いていないのです
ですが未だ二極思考をし続けているのは左右の関係性で答えを導き出す数式を長い間教わり続けるからです
単純な帰納と演繹だけですべての問題が解決できるわけでもないでしょう。
組み合わせや、経験も踏まえた議論で実際にはやってゆくべきでしょう。
で、そのくらいのことは誰でもわかることです。
子供の頃を思い出してみてください。話はまとまることの方が多かった。大人は何でごちゃごちゃやっているんだろうと思いませんでしたか?
No.4
- 回答日時:
演繹・帰納といった論理学的な手法は、数学や物理学など理系分野においては適しているが、国会の議論は純粋に数理的な課題解決では解決できない人文科学系の課題が混在している。
簡単に云えば、問題を理で解決しようとしても、情に訴える反論には対処できない。
また解決のために理を持ち出しても、別の理で反論されたり、情には別の情で反論されたりということも延々と繰り返される。
このように人間社会は価値観が溢れるほど多い超複雑系システムで単純には割り切れない。
このサイトでも「社会学は役に立たない」と繰り返し主張する人がいたが、確かに社会学は人間社会という超複雑系システムを扱う学問なので物事を単純化することが非常に難しく、単純化や法則性を見出したと主張しても、それは決して森羅万象のほんの一部を説明できるものでしかない。
だから「社会学は役に立たない」と主張したくなる気持ちもわからないではない。
国会論戦がまとまりにくいのは、以上のような必然性があることで、間違っているわけではない。
古代中国で、政治を行う官僚に最高の頭脳が求められ、科挙で選抜されたのも、それだけ人間社会を扱う政治が非常に難しいことと認識されていたからだ。
欧米で古代ローマのカエサルが最大級に尊敬されているのは、カエサルが偉大な戦術家であったからではない。
行き詰まった古代共和制ローマに、皇帝プラス元老院という、現代の大統領プラス議会という現代に通じる政治システムを創造したからだ。
今もまた、世界が混迷の時代を迎えている。今こそカエサルを上回る政治の天才が必要とされている。
それが何かは、凡人の私には分かりませんが、実現すれば、ご質問者の懸念もある程度解消されるのではないかと思います。
お言葉ですが、よくある、非常にまずい考え方であると思う。
政治は「妥協するものである」と言いますが、確かに結果的にそうせざるを得ない性質のものですね。現実社会は複雑に利害が絡み合っているからです。
だから、「清濁併せのむ」なんていう言い方もありますように、一般的には政治とはよくわからない難しいもの、になってしまう。
となると、本来のジャーナリズムがいくら突っ込んでも、「暖簾に腕押し」状態になってしまう。まして、一般庶民には、雲の上の存在になってしまう。となれば、民主主義とは言え、実質貴族政治みたいになってしまうではないですか?
何をどう妥協したのか?それは何故そうしたのか?将来はどうなるのか?等々、厳密な論理で説明するべきは政治もしかり、行政のやり方もしかり、大企業の方針もしかり、だと思います。
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