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物理学のほうで、「数理物理学」という分野があります。
数学科でも、流体のナビエ・ストークス方程式を研究されている先生がいますが、物理学で研究する数理物理学と、数学科で研究する数理物理学の違いはどのようなところにあるのでしょうか?

A 回答 (3件)

「数理科学」2023年5月号の特集が「数理で読み解く物理学の世界」。

もしかして、ご参考になるのではなかろうか。(なお、この雑誌のバックナンバーには、もっとご参考になりそうなのも一杯あります。)
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京都賞を受賞したウィッテン(フィールズ賞受賞の物理学者兼数学者)


のインタビューの引用です。
「私がこの分野で研究しはじめたのは、素粒子物理学者たちが、現在、標準模型と呼ばれるものを考案したばかりの時でした。標準模型の理解には、新しい数学的な考え方が必須になりました。そのため、物理学において、数学の領域におけるこれまでにない問いが重要になりました。

しかし同時に、標準模型を理解するために、物理学者は場の量子論 をより深く理解しなければなりませんでした。場の量子論の理解は進み、数学者が興味を持っていた問題に答える数学的なツールとしても使えるにまで至りました。」

違いというより、相互に影響を与えあっているようですね。
詳細は知らないけど。
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この回答へのお礼

興味ぶかいお話ありがとうございました。
学生の頃、天才、と聞いたウイッテンは、今頃何しているのだろう、とふと思いました。

お礼日時:2023/05/11 01:07

僕自体は物理学系なのですが、知っている数学者の先生でシュレディンガー方程式を現在研究している人がいます。

物理学者としては、シュレディンガー方程式なんて既に研究尽くされて、研究することなんて残ってないと思うのですが、数学者に言わせると物理学者のシュレディンガー方程式の解き方は数学的には許せないことばかりだというのです。

このたとえは適当かどうかわかりませんが、2次方程式ax^2+bx+c=dを解けと言われたら、物理学者はいきなり解の公式を当てはめて解を出す。
すると数学者は怒りだすのです。a=0を場合分けしてないからダメだと。
すると物理学者は二次方程式の話をしているのだから、a=0だと物理学的に意味がないだろうと反論する。

数学って、意味のないような細かい場合分けが必要で、物理学者はそのうち、現実的に意味がある場合しか興味がないし、分母ゼロで割り算しても全然気にしない。数学者は現実的に意味がなくても、全ての場合分けのどれも大切に思う。
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この回答へのお礼

数学と物理は深いところで繋がっている、、、、ものの、数学科で物理はあまり、というかほとんどしなかったので、どうなっているのか・・・・。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2023/05/11 01:09

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