意識と認識と云う言葉は一般、同じ用法をされていのでは?と思っているので、そのことの確認と提案をしてみたいのです。辞書的にもあまり区別はされてなさそうなので。
仏教では識とは、知る事であると云い、6っつに分けています。眼・耳・鼻・舌・身・意の六識です。
これで思う事は、この六識は感覚作用ですよね。意に付いても〈感じる〉と云う感覚作用だと云えると思うのです。
そこで、この六識は感覚作用なので〈認識〉と云う表現を使います。感知したと云う事です。
認識とは生物が持つ感覚作用だと云いたいのです。
そうして、このような作業をしていると云う事を〈知る〉、という働きの事を認識とは区別して〈意識〉と云わなければいけない、とも云ってみたい。
これは、人間だけが持つ能力です。(高等な哺乳類なら少しばかり、こうした能力を獲得しているかもしれません)
人間は、感覚(認識)を意識(自覚?)し、意識したものを理性が受け止め、反応して行動(意力)する、と云う“形式”の内に有るのではないでしょうか。
感覚・理性・意思、という三つの働きですね。(記憶と云うのが?ですが)
再度の提案ですが、認識と意識という言葉は使い分ける〈べき〉ではないでしょうか?
No.19ベストアンサー
- 回答日時:
意識に2通りはありそうです。
1)意識する=する意識・・・意識を向けること。意志が向くこと。注意や注意力とも言えるかもです。アクセントとしての意識?
2)意識がある=ある意識・・・有意識の状態。無意識(無自覚な意識?)ではない状態。1の意識が可能な状態。覚醒状態。
状態なのでいろんな精神作用(注意・思考など)を伴うことができる。モードとしての意識。
二つの関係は、する意識⊂ある意識、つまり、注意⊂有意識、です。
認識には1と2どちらも必要・有用です。理性にも両方必要・有用です。
認識の定義を、物事の本質や意義を把握することとしてみますと、
意識と認識の違いというか関係は、1の場合、意識(注意)を用いて認識が導かれる関係です。
この時、認識を導く意識(注意力)は理性かもです。
というか、注意力(意識)を用いて事物に対する認識(本質の把握や意義の把握と、その把握した内容)を構成する精神作用が理性かもです。
というか、注意と認識と判断をする過程が理性かもです。
2の場合も、意志(有意識状態)に支えられて認識が構成されるという関係です。
なので意識は、注意(力)としても・有意識状態としても・意識は、認識(物事の意義や本質の把握)を促す要素と言えます。そういう区分は妥当かもです。有意識状態と注意力という二つの意識要素をもって物事の本質や有意義さを見出す行為とその成果が認識で、その過程の後に判断が付け加わると全体として理性の営みになるかもです。
【理性】 (goo辞書)
1 道理によって物事を判断する心の働き。論理的、概念的に思考する能力。
2 善悪・真偽などを正当に判断し、道徳や義務の意識を自分に与える能力。「―を失ってつっ走る」
3 カント哲学で、広義には先天的能力一般。狭義には悟性・感性から区別され、悟性の概念作用を原理的に統一・制御・体系化する無制約の認識能力。理念の能力。
4 ヘーゲル哲学で、悟性が抽象的思考の能力であるのに対して、弁証法的な具体的思考の能力
5 宇宙・人生をつかさどる基本原理。
人っぽい行為の形式をスケジュール表みたいに書くと、だいたい
有意識(注意力が持続的に起動しているモード)ーーーーーー→(持続)
注意(力) ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー →(断続)
感覚(入力感性直観)→知覚(悟性)→理性(思考・情緒?→認識→判断)→意欲→行為
みたいになるかもです。
流石ですね、tmklさん。
ブラジュロンヌさんには、しつこく意識とは?なんて云ってましたが。
意識を向ける、ってありますよね。
注意力、て云うのは正に意力と云えるでしょう。
ただこれには一つ前に〈認識〉と云う言葉を付け加えて見たいのですが。
認識したもの(気付いたもの)に注意を向け、検めて認識したものを理性が関与し、、、と精神活動は続くのではと、思いました。
〈意〉の働き(役目)には〈識〉と〈思〉があるのだな、と思いました。
No.25
- 回答日時:
★ (№24お礼欄) ~~~~~~~~~~~~
やっぱり、認識は受動的で意識は能動型のようですね。
ただ、あいまいな部分も多々あるようで、境界線を引くのは難しそうです。
なぜかといえば、捉え方次第でどっちにでも転びそうだからです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ ただ 意識は 〔広義の〕認識のようには思考しませんし それが何であるかの認識行為もおこないません。
すでに認識されている対象に気を向き変えて思いを集中させる。だけです。
意識の属する意志は 認識・思考を知解に頼り知解から受け取っています。
知解(知性)は 意志が意識を振り向けた対象について その意識づけを受け継いでなおよく認識し思考しようとする。
そこは 互いに分業して〔したがって協業して〕いると思います。
意識は すでに出来上がっている楽譜を前にして 演奏に際しての注意書きをほどこすようなものでは?
楽譜は 知解(知性)が作成したものです。意識は タッチしていません。
(楽譜が完成したとき それでよいかを その作成者である知解をさしおいて 意志が判断するのですが)。
(判断は 認識・思考というよりも 最終的には 直観のような意志行為であるような)。
回答を見ながら、さんざん考えました。
その結果は、
〈認識は受信機であり、意識は探査機である〉
と、なりました。
取り敢えず、ですが。
※ 理性や意志が絡んでくるから、ややこしくなりますね。
No.24
- 回答日時:
★ (№21お礼欄) ~~~~~~~~~~
「お化けはいないと思う」
これが意見であれば認識で、恐怖の言葉なら意識と云える。
さて、ブラジュロンヌさんなら、これをどう分析されますか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ かつて キッチンの移動テーブルに水が溜まっていたのを 起きたばかりの寝ぼけまなこで見たとき ええっ? 幽霊のしわざか!? と驚いたことがあります。
天井から電灯の線と蛍光灯を伝って水が入り込んだみたいでした。(建設会社の人が そう言った)。
ともあれ お化けという観念にわが意識を集中させようとしてしまったようです。トホホ。
面目ない話ですが ひょっとしたら人は 不思議なものへと意識を誘導されることがあるかも。
過去に同じDNAの人はいないのに 輪廻転生を信じるという声を ちらほら聞きます。
《分析》には成っていませんが。
やっぱり、認識は受動的で意識は能動型のようですね。
ただ、あいまいな部分も多々あるようで、境界線を引くのは難しそうです。
なぜかといえば、捉え方次第でどっちにでも転びそうだからです。
No.23
- 回答日時:
自覚とは自分自身の状態を自ら知ることです
上記の自らが私となります
つまり自覚化とは私がわかるようにするためです
ぼやけについて
物質はその状態が確定していない状態をとっています。
状態が確定しない状態ばはっきりとした状態でない。このはっきりとした状態でないことわかりやすく説明したのがぼやけていると云う事です
因みに眼の前にある全ての物質が確定された状態ではない状態をとっています。それに対して意識を働かせるとは意識を働かせた物質の状態はその瞬間に確定するので不明瞭・不明確な状態から明瞭・明瞭な状態に変わります
これは物理現象ですか意識を働かせればその対象は必ず明瞭・明確な状態となります
No.22
- 回答日時:
キヴェさんおはようございます。
意識はこちらからむこうへの方向です。
認識はあたまのなかへはいった事柄です。
『認識と意識に付いて。』のNo.4https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9501171.html?pg=1#a …さんがよかったです。
『“認識”は“認識形式”により行われる、の、“認識形式”とは?』のNo.4https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10739513.html#an103 …に「認識形式とは日本語のことです。」とあります。
『意識と認識の意味に付いて。』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/10756973.htmlさんがあります。
仏教用語の意識と哲学用語の認識論があります。
認識論は Epistemology です。
意識と認識の各々に哲学と仏教の違いがあり日本語と英語があります。
哲学
日本語 英語
意識 consciousness
認識 cognition と recognition
『六識の英語』https://ejje.weblio.jp/content/%E5%85%AD%E8%AD%98さんに「reasoning」とありました。
仏教
日本語 英語
意識 reasoning
仏教用語としての認識の意味がわかりませんでした。
藤井真聖『adhyavasayaとsamaropa」https://cir.nii.ac.jp/crid/1050006363685044608に「ダルマキールティの認識論」とありました。
仏教教典に用語として認識の使用がありますか?
『『なぜ私は私なのか』という疑問に自分なりの答えを出してから死ぬのが人の道ではないですか(゜-゜)?』https://oshiete.goo.ne.jp/qa/13458107.htmlさんがあります。
最初に物心がついた時と物心がついたことを発見した時とそれから継続して物心があることの3つの時点があります。
どの時点か区別がなくて面白かったです。
とみくさんおはようございます。
No.14と19がよかったです。
よかったのは次の2点です。
No.14で辞書を引いてあって認識が意識の働きの一つであると書いてあるところです。
No.19で動詞の意識すると名詞の意識に区別したところです。
動詞の認識すると名詞の認識に区別します。
認識するを使うときに〇〇がが付かないです。
危険を認識する。
意識するを使うときに〇〇がが付きます。
私が危険を意識する。
名前の付け方でその名前で呼ぶものがどの範囲で切り取られているかわかります。
範囲がわかっても内容がわかりません。
現象学が Phenomenology です。
現象学で意識について述べられています。
綿引周『意識の存在論としての現象学』https://cir.nii.ac.jp/crid/1390285300169060480があります。
No.21
- 回答日時:
いぢわるヂイさんの登場です。
はい みなさん 注目! と言ったばあい 或る程度はすでにその注目すべき対象に目を注いでいるわけです。
注いでいなくても 見えている範囲内にある。そこをなお 気をつけて集中して見るように! と言っている。
注意も同じくであって すでに意を注ぐ状態にはある。そこをさらに気を集中させてその対象をとらえる。
――というように 意識するという行為は すでに軽くは意識しているか・ただちに意識しうる状態にあるときに おこなう。
したがって言えることは ふたつ。
一般に《意識がある》というのは 《意識を起こそうと思えば ただちには出来なくともそれを妨げる状態から元気を回復すれば 意識を起こすことができる》と言っている。
もうひとつに 《意識する》というばあい 別にその対象を知らないわけではない。すでにきちんと認識している状態にすでにある。
そして ここが肝心でややこしいのですが 意識した結果・意識によって認識が深まるものではない。
認識が深まるのは 知性(このばあい理性)によって知解がよく推し進められるからである。
意識は 間接的にはたらく契機である。
☆ ただし 意識するというのは 意志を振り向けて注意するということなのでしょうね。知解の能力たる理性を振り向けるのではない。
しかも 意識した結果 理性を注意深くはたらかせることになるのだけれど。
意識は 意志の能力行為。
認識・思考は 知解という能力行為(理性)。
そして 《判断》とは 意志なるチカラの固有のハタラキである。
理性によって知解するとき 途中の過程で個々の事項ごとにその思考の当否を問うてそのつど結論を決めて(つまり判断して)すすむのだし けっきょく最終的にもそれでよいかを判断する。
この判断は 理性によって問い求めた理由や根拠をふくみつつも 判断をくだすのは 意志である。
最終的に知解のチカラ(知性)の成果を採用するかどうかを 意志は えらそうに堂々と判断する。理性にさからうこともある。
おかげさまで、認識と意識の違いがだいぶはっきりとしてきました。
「お化けはいないと思う」
これが意見であれば認識で、恐怖の言葉なら意識と云える。
さて、ブラジュロンヌさんなら、これをどう分析されますか?
No.20
- 回答日時:
不明瞭・不明確な状態について
テッシュペーパーを目に当てて見ると視界全体が真っ白くなります。
まさにこのような状態が不明瞭・不明確な状態です
テッシュペーパーをとって見ると視界がはっきりします。まさにこのような状態こそが明瞭・明瞭な状態です
それを踏まえて
意識を働かせるとは
上記で言うところテッシュペーパーをとって視界をはっきりさせる事で不明瞭・不明確な状態を明瞭・明確な状態にする事です
理解されましたか?
No.18
- 回答日時:
連投になりますが ひとこと。
意識には 概念として認識するといった作用は ないですよね。
言葉が出来ていてその概念で――舌の受けた刺激内容を 甘い・辛いといったふうに言葉にして――認識するのは すでに感性ではなく 知性です。その内の悟性です。
その甘いといった認識について さらに注意深く思いを集中させて確かめるのが 意識作用です。確かめるだけです。確認した意識像を保持するとしても 保持するだけです。
甘いをめぐる論理的なあるいは情緒的な文章展開は 知性(なかんづく理性)によります。
そのとき むろん そのように自己表現しようと欲する意志がはたらきますし 同時にむろん記憶のアーカイヴから情報を引っ張り出しても来ますが。
意識は 言わばアクセントです。精神の一連の過程に割って入るといった役目は ありません。
理性ない知性の役割りを 意識に負わせるのなら 別ですが。(そういう定義は 冗長になると思います)。
繰り返しになりますが、認識したものを理性が判断し、それがまた認識を産み、、、と続くのではないでしょうか。もちろん、延々と続くわけではなくて、思考停止が〈行動〉に移る、と云ったような段階で精神活動は続くと。
そして、意識と云う働きは、そうした心の動きを〈知る〉機能であると。
No.17
- 回答日時:
№13で 訂正があります。
☆☆ (№13) ~~~~~~~~~~~
◆ 意識
・・・
そして この《九識》の中には入っていないと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆ この一行を取り消します。意識は 末那識と共通の要素を持つと考えられます。
*
メモとしてのごとく。
(あ) 意識の《意》を 精神全体に対応させる規定は――哲学としては――避けたほうがよいと思います。
もしその規定によるなら 《意識》と言ったときには 精神の記憶・知解・意志のすべてのハタラキに対応しているかに捉えられてしまいます。
(い) 細かい定義ですが。
・ 《知覚》は ① 感覚と同義か ② 感覚および〔悟性による〕認識をもふくめる場合かのふたつの用例があると思います。
・ 知解行為は 悟性による〔感覚内容の概念化としての〕認識とそして理性による認識内容の思考・思索とに分かれる。
(う) 意識は やっぱり精神のハタラキとして 特別なもののように思います。
新聞記者に遊軍記者というのがあります。政治部だとか経済部だとかのような特定の担当についていず テーマが出て来るとその臨機に応じて活動する。
ちょうどそれと同じように 何か特定のことが現われると そのことに注意を向ける。注意を集中してしっかりと確認する。――これが 意識作用だと規定したい。
意識は 何の意識かと言えば 現実の意識です。世界のすべてのことが 対象に成り得ます。
訂正前の一文にはちょっと首を傾げていました。
こうした回答を貰っても、意識と云う言葉に能動的な働きが有る、ようには思えないのですが。
あくまでも、客観視する働き(自身の心を見つめると云)だけであると、受け止めて見たいのです。
認識に付いては、理性とのやり取りで、その内容を発展させていく、と云う作業が有るのかも知れないと、思い始めています。
そして、こうした心の動きを見つめているのが〈意識するこころ〉であると。
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