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何故20世紀になると帝国主義は否定されたのですか?
 これは俺の考えですが植民地を広げていくより、吉田茂の『軽武装内政主義』の様に、今有る自国の領土内で経済発展をしようとしたほうが国が豊かになるからかな?と思うのですが。

A 回答 (6件)

植民地政策を採ったのは、植民地を


いじめるためではありません。

資源などを取り上げ、つまり
儲けるためです。

しかし、第二次大戦で英仏など
ヨーロッパが弱体化し、事情が変わります。

日本軍の援護でインドが独立し、
その影響で、植民地に独立運動が盛んに
なります。

当初は軍隊を使って押さえ込もうとした
のですが、独立運動が激しくなり
無理に押さえ込むよりも
独立を認めて、貿易に切り替えた方が
採算が取れる、つまり
儲かるようになりました。

これが帝国主義が終焉した理由です。
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この回答へのお礼

助かりました

良い意見をありがとうございました

お礼日時:2023/06/12 15:14

20世紀は帝国主義全盛期です。

俺がどう考えようが、歴史的事実です。
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#4さんと被る部分がありますが、簡単にいうと「第2次世界大戦で旧世界が全部壊滅したから」です。



帝国主義の国家=植民地を持っている国家というのは、イギリス・フランス・オランダ・スペイン・ポルトガル・ドイツ・ロシアぐらいで、アメリカは第2次大戦の前に米比戦争によって、フィリピン独立が既定路線になっていました(日本軍がフィリピン占領したので中断)

帝国による植民地支配というのは結構な手間と莫大な軍事的コストがかかるので、イギリスにしてもフランス・ドイツなどにしても植民地にはそれほどの軍事力を置いていませんでした。

なので、第2次大戦で日本軍が進軍していくと、びっくりするぐらい簡単に日本軍に負けてしまったわけです。

そして、帝国主義的国家の本国内での戦闘は各国の国力を奪っていきます。イギリスやオランダなどはドイツによる侵攻で大打撃をうけ、フランスは一時期占領され、ドイツは敗戦し、スペインなども軍事費の増大や戦後の混乱で国力を失っていきます。

つまり帝国主義が否定されたというより「本国が大変なのに、植民地なんか構っている暇はない」という状態だったわけです。

そしてもう一つ、敗戦したとはいえアジア人国家である日本軍が白人たちに勝ったことでアジア人は「俺たちも独立できる」と強く意識するようになります。
 ヨーロッパの本国はそれを阻止するために軍隊を派遣しますが、独立戦争の勢いは強く、結局撤退します。

また第2次大戦の後、台頭したアメリカやソ連は「自国内部の開発が全然進んでなかったので植民地を必要としなかった」という点もあります。

 ソ連は周辺国をどんどん連邦に取り入れ、内部で開発することで発展できましたし、アメリカも戦後、ヨーロッパ復興のための物資製造工場になって発展し、またどちらも石油などの天然資源を自国領土内に持っていたことが植民地を必要としなかった理由にもなります。

結局、植民地というのは「本国が非常に大きな経済や軍事力をもち、自国内での発展性が乏しくなったために外に発展場所を求めた」ためのものだったわけです。
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一番大きな理由は、第二次世界大戦で唯一戦災を免れた米国の思惑。



米国は資源が豊かで格別に植民地を必要としなかったが、欧米の中では後発国で植民地獲得競争に出遅れたこともあり、植民地保有国には市場を囲い込みせず開放すべきと元々主張していた。

そこに英仏蘭など主要植民地保有国の本土が、ドイツに占領されたり激戦で瓦礫の山となってしまい、また、日本の参戦でアジアの植民地の多くを失ってしまった。

その状況で米国が欧州の主要植民地保有国側に立って参戦し、勝利したわけだが、戦後の復興、特に戦争で荒廃した本国の復興に巨額の資金が必要になっていた。

そこに世界で唯一戦災を免れ、世界で唯一の超大国に変貌した米国が、マーシャルプランという復興計画を欧州諸国に提案した。
莫大な支援を行う代わりに、前々から米国が主張していたように市場を開放して米国企業が本国と植民地に進出することを認めろ。そういうプランだ。

そして各国は背に腹は代えられないとそのプランを受けた。
そういう話なら、市場独占のうま味が失われたうえに、植民地には暴動や反乱がつきもので人命損失やコストもかかっていたので、もう植民地は不要という機運が高まることになった。

それでも油田など巨大利権の問題がある場合は、簡単には植民地の独立は認められなかったが、アジアについては、同じ黄色人種の日本軍が白人の植民地軍を一掃したという事実が大きく独立派の人々を勇気づけた。
さらには降伏した日本軍の武器の一部が独立派に流れたり、日本兵の一部が独立派の軍に参加したりと、独立軍の士気と軍備がかなり強化されていた。

その結果、宗主国は本国から軍を送って再び植民地化を狙うこともあったが、以前のように簡単に鎮圧することは出来ず、逆に敗北したり、戦いが長期化してしまった。インドのようにガンジーの非暴力・不服従運動も大きな効果を上げた。

そしてアジアの動きがやがてアフリカにも波及していくことになる。

「今有る自国の領土内で経済発展をしようとしたほうが国が豊かになる」
この理屈は、米国のような領土も大きく、地下資源も非常に豊かな国でのみ可能な話で、資源の無い国には縁のない話だ。

その後、世界の流れは、自由貿易主義に向き、自由をどこまで自由にするかでの外交戦が繰り広げられるようになった。

そういう潮流の中で、ウクライナ戦争が勃発してしまった。これはロシアがウクライナの完全植民地化を狙った戦争だ。過去の遺物でしかなくなったはずの植民地主義を復活させてはいけない。
なぜ、ロシアのような領土も広く、資源も豊富な国がそんなことをやらなければならなかったのか。非常に不思議な話でもある。
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帝国主義の定義を「自国の利益、領土、勢力の拡大を目指して他国を支配、侵略し強大な国家を作ろうとする政策」とすると、


他国の地域を併合する「旨味」が減って、逆に「責任」が増えてきたからじゃないかと思います。
以前は
占領した地域にある資源は本国(の企業)のもの。元から住んでいる住民なんて、植民地の原住民として搾取するだけすればいい。
だったのが
占領地域にある資源は元々そこの地域(の企業)の物。地域を領有するという事は、そこの住民に本国国民と同等の保護を与える義務が発生する。その一環としてインフラも整備する必要がある(実験都市としてアジア各地の新領土に投資したら、つい頑張りすぎて内地以上の立派な都市ができてしまったのが、かつての大日本帝国)。

になったので、
いろいろ国内向けの建前はありつつも政権として「新しい領土なんて手がかかるだけなので、本音としては「いらない」」になってきたのではないかと。
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日本が負けると分かっていた第2次大戦に踏み切ったので、欧米の帝国主義が否定されることになったとおもっています。

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