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浄土宗、浄土真宗にある程度の知識がある方にお聞きします。

浄土宗、浄土真宗などの浄土教の「南無阿弥陀仏を唱えたら極楽往生できる」
という教えは現実世界を蔑ろにした、現実逃避ではないですか??

A 回答 (7件)

平安末期からは末法思想が大流行した時代だ。


貴族など金持ちは、阿弥陀仏を本尊とする宇治の平等院鳳凰堂に代表される立派な阿弥陀堂を建立して功徳を積むことで、末法の世を逃れて極楽往生できると考えられていた。
それで全国に阿弥陀堂が建立されたわけだが、貧乏人にはそんなことは出来ない。出来ないとはいえ、貧乏人も人間だ。できることなら極楽往生したい。
こういう極楽往生が出来る出来ないの格差が、平安貴族たちの政権を武士たちが倒すクーデターの大きな背景にあったということでしょう。

それはそれとして、法然が浄土宗を開き、立派なお堂や立派な阿弥陀仏が無くても「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、それだけで極楽往生できますよと説法を始めた。
庶民は大喜びですね。これから阿弥陀堂を造ろうと思っていた金持ちだって、何だ大金を投じなくてもいいんだと大喜びです。

また、既存宗派からの勧めで、大金を払ってお堂を造ってしまった金持ちたちも、既存宗派に「お前ら騙したのか!」とクレ―ムの嵐。
宮大工や仏師たちも商売あがったりで、既存宗派に「何とかしてくれ!」と陳情とクレームの嵐。

それで既存宗教が結束して、大物を動かし、浄土宗を「民を惑わすトンデモ宗教である」と断罪。それで法然と親鸞が島流しにされたわけです。

>この「南無阿弥陀仏を唱えたら極楽往生できる」という教えは現実世界を蔑ろにした、現実逃避ではないですか??

念仏は現実逃避ではないでしょう。
「いくら頑張っても死ねば極楽浄土に行けない」。そういう後ろ向きの思いが社会秩序を乱して荒廃させ、戦乱が多発する乱れた世を作っていたわけです。
それを南無阿弥陀仏を唱えれば極楽浄土に行けるのなら、現世も頑張って良い思いをしようと、やる気が出てくる。そういう理屈です。
つまり、念仏は現実逃避の真逆です。当時は、現実にキチンと前向きに向き合うために必要なアイテムだったのです。
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現実逃避でしょう。



それほど、現実が過酷だった
ということです。

それを利用して信者を増やした
訳です。

心の隙間につけ込むのが
宗教です。
「浄土教思想は現実逃避??」の回答画像6
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>現実逃避ではないですか??



というよりも、、、

そもそもは、法然が書籍を読み間違えて(勘違いして)『南無阿弥陀仏』は誕生した。

それを、ありがたや、ありがたやで広まって行った。

しかし、日蓮は建長5年4月28日に、安房の国:清澄寺において『四箇の格言』を持って浄土宗を『念仏無間』と云われ破析されています。

『南無阿弥陀仏』と唱えるは、無間地獄の因と戒められています。


★『四箇格言』参照
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まぁ、それも有るだろう事は確かだが、一番広まった原因は他宗教に、比べ、日頃やることが、とにかく楽って事。

仏さんへのご飯、陰膳をしなくて良いし、葬式の時にする、死に装束も軽くで良い。つまり経済的。そして、一番大事なことは、死んだ時にあげるお経は、他宗教は、あんた、もう、死んだから、49日以降は、あの世に、行かなくちゃ、行かないから、旅の心得を教えてやるから、頑張りんさいよ。ってのがもっぱらの意味。つまり、葬式の時にあげるお経は、あの世に旅する為の講習会の講義を受けてる時間。浄土宗などは、仏様が連れて行ってくれますわ。って教え。簡単に言えば、個人旅行か、添乗員付の旅行かの差。初めて行くなら、やっぱり、添乗員付が良いよね~ってのもあり、普及したわけ。なので、浄土宗の葬式は、死んだ当人の為の出はなく、添乗員である、仏様に、この人を浄土まで連れて行ってね、よろしくって会。そりゃ~広まるさ。日本人は、何かと頼れる仲間が居ないと寂しがる民族性だから。
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不勉強な私ですから、良く理解できない部分が多いのですが



>現実逃避ではないですか
なんとなく、その様子が伺えるような気もします。

次は浄土の皆様が得意とする「一枚起請文」の文章です。
「もろこし我が朝にもろもろの知者たちの沙汰し申さるる観念の念にもあらず。また学問をして念の心を悟りて申す念仏にもあらず。ただ往生極楽のためには、南無阿弥陀仏と申して疑いなく往生するぞと思いとりて申すほかには、別の子細そうらわず。但し、三心四修と申す事のそうろうは 皆決定して、南無阿弥陀仏にて往生するぞと思う内にこもりそうろうなり。このほかに奥深きことを存ぜば二尊のあわれみにはずれ、本願にもれそうろうべし。念仏を信ぜん人はたとい一代の法をよくよく学すとも、一文不知の愚鈍の身になして、尼入道の無知のともがらにおなじゅうして、知者のふるまいをせずして、ただ一向に念仏すべし。」

要約しますと
いくら勉学に励んでも、南無阿弥陀仏を唱えない者は、尼入道と同じで無知でしかない
女性を見下しており、タリバンやアッラーの思想にも通じるような?
ノーベル賞の受賞者でも南無阿弥陀仏を唱えないと無知でしかない?
世界で仏教がある国は限定されますが、以外の国では「一文不知の愚鈍」の対象になるのかならないのか?

目で見たことのない極楽浄土とは
かぐや姫の時代を引きずっているような気もしますが?

無知な私は、理解不能な領域へ迷い込みました・・・
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だから日本国中


あっというまに広まりました
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はい、おっしゃる通りです。



現世とは違う極楽浄土があるなら、この世に生まれた意味もわからないし、とっとと現世に別れを告げて極楽浄土に行けばいいのです。

まったく頓珍漢な思想の宗教です。
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