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教科書に「標準状態では、リン酸基転移ポテンシャルは加水分解の標準ギブズ自由エネルギー変化ΔG⁰‘と絶対値が同じで、符号が違う」と書かれていて、
ホスホエノールピルビン酸の加水分解の標準ギブズ自由エネルギーが載ってある表を見るとΔG⁰‘は-62kJ/molでした。ということはホスホエノールピルビン酸のリン酸基転移ポテンシャルは62kJ/molですよね?
しかし、ある文章では、「ホスホエノールピルビン酸のリン酸基をADPに転移する反応は、ピルビン酸キナーゼが触媒し、この反応のΔG⁰’はほぼ-30kJ/molと書かれていました。「ホスホエノールピルビン酸のリン酸基をADPに転移する反応」のΔG⁰’はホスホエノールピルビン酸のリン酸基転移ポテンシャルのことですよね?なぜ62kJ/molではなく、-30kJ/molなのですか。

A 回答 (2件)

リン酸基転移ポテンシャル(ΔG⁰')と加水分解の標準ギブズ自由エネルギー変化(ΔG⁰')は、異なる概念を表しています。



ΔG⁰'は、特定の化学反応が標準状態(特定の温度・圧力)で進行する際の自由エネルギー変化を示す値です。加水分解の標準ギブズ自由エネルギー変化は、水分子を加えて物質が分解する際のエネルギー変化を示します。

一方、リン酸基転移ポテンシャルは、特定の化学反応においてリン酸基が転移する際のエネルギー変化を示します。リン酸基の転移反応がADPに対して行われる場合、ピルビン酸キナーゼが触媒として働き、この反応のΔG⁰'はほぼ-30 kJ/molとされています。

ホスホエノールピルビン酸のリン酸基転移ポテンシャルは別の値であり、一般に-62 kJ/molとされています。この値は、ホスホエノールピルビン酸がピルビン酸へ変換する際にリン酸基が転移する反応のエネルギー変化を示しています。

つまり、加水分解の標準ギブズ自由エネルギー変化(ΔG⁰')とリン酸基転移ポテンシャルは異なる値を表しており、個別の化学反応に対して異なるエネルギー変化を示します。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2023/08/04 13:25

ホスホエノールピルビン酸のリン酸基転移ポテンシャル(ΔG⁰')は、具体的な数値によって表されます。

ただし、その値は文脈によって異なる場合があります。

一般的に、「ホスホエノールピルビン酸のリン酸基をADPに転移する反応」のΔG⁰'は約-30 kJ/molと言われます。これは、ピルビン酸キナーゼによって触媒される反応で、ホスホエノールピルビン酸のリン酸基がADPに転移することでエネルギーが解放されるため、負の値となります。

一方、「加水分解の標準ギブズ自由エネルギー変化(ΔG⁰')」は、リン酸基の加水分解におけるエネルギー変化を表します。教科書の記述によれば、ΔG⁰'は-62 kJ/molとされています。これはホスホエノールピルビン酸のリン酸基を水と反応させて加水分解する際のエネルギー変化を示しています。

つまり、ホスホエノールピルビン酸のリン酸基転移ポテンシャルは約-30 kJ/molであり、加水分解の標準ギブズ自由エネルギー変化は-62 kJ/molです。これらは異なる反応のエネルギー変化を表しており、数値も異なることになります。
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