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追加借入利子率ってなんですか。誰か教えてください。お願いします。

A 回答 (2件)

質問を締め切られていない、という事は、まだ回答が必要だ、という前提で、書きます。


ただ、最初にお断りすると、比較的単純な投資採算は、わりと日常的にやっていますが、その問題の詳細がわからない上に、会計の方は相当疎いので、ピントがずれていたり、あるいは既に御存知のことばかりかも知れませんので、御了承下さい。

年金現価係数というのは、「例えば、毎年末に1万円ずつ10年間年金を支払う為には、現在年金資産は87,521円必要」(但し、年金の運用利回りは2.5%とする)という場合の、87,521÷10,000=8.7521を言うんですよね?その問題では、年金の運用利回りが、「追加借入利子率」になっていたと推測します。であれば、キャッシュフローを現在価値に割引く際の割引率として追加借入利子率を使ったのでしょう。

債券投資を例にします。いずれもクーポンは年4%、満期が1年後だが、クーポンが半年毎につくものと1年毎=満期時のみにつくものがあったとして、これを金利3%(但し年1回後払い)で借りてきた資金で購入するとします。その場合のキャッシュフローは、(購入額は1百万円/価格は100/元本部分は、借入金と債券で相殺されるとして)

(1) クーポンが半年毎
半年後債券受取利息20,000-借入金利息0=+20,000
1年後債券受取利息20,000-借入金利息30,000=-10,000

(2) クーポンが1年毎
半年後債券0-借入金0=0
1年後債券受取利息40,000-借入金利息30,000=+10,000

単純計算ではどっちも、残るキャッシュは10,000円になりますが、勿論これを現在価値に焼き直さなければなりません。で、焼き直す際の利率として、資金調達コストを使うと、(1)の場合は、+20,000÷(1+0.03÷2)-10,000÷(1+0.03)=9,996、(2)の場合は、+10,000÷(1+0.03)=9,709、となります。

この(2)の意味は、以下のように考えられます。

・1年後に10,000円の資金不足が見込まれるので、現時点でその支払原資として9,709円を預金でとっておく必要がある。(9,709×(1+3%)=10,000)

・ 半年後に余剰資金20,000円が予想されるので、現時点で19,704円借入して、それを全く別の用に使える。(19,704円の借入は、半年後の20,000円=19,704×1.015で返済できるから)

→差引、9,965円=19,704-9,709がネットで自由に使える資金となる。(1円あわないのは四捨五入のせい)

尚、調達コストが3%の時は、預金金利はそれを下回っているはずで、本当に預金したら、9,709円では不足するでしょうが、現実には、これ以外の投資案件や一般的な運転資金に使う事で、別のところで借入コストの削減につながる、と考えれば、預金の場合も3%と考える事が可能です。

たいへん長くなりましたが、将来のキャッシュフローを割引く際の利率として、資金調達金利を使うのは、それなりに意味のある事です。
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この回答へのお礼

なるほど、結構昔に投稿したので半ばあきらめ気味でしたが、だいぶ知識が深まりました。なんとか答えられそうです。ありがとうございました。

お礼日時:2001/09/21 23:51

前後関係がわからないので、確信はありませんが、「投資採算をとる際に資金不足額に適用する金利」と考えると、つじつまが合いませんか?


どういう場面で、この言葉に遭遇したのか教えて頂ければ、もう少し役に立てるかも知れません。

この回答への補足

簿記1級の会計学でリース取引の問題があります。そこでリース資産の現在価値を年金現価係数を用いて求めるのですが、その現価係数が追加借入利子率により異なってきます。計算はできるのですが、何なのか聞かれたらうまく説明できなかったのです。

補足日時:2001/09/19 14:53
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この回答へのお礼

短いくせにややこしい質問でしたがお答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2001/09/21 23:52

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