
No.15
- 回答日時:
>日本は、地政学的に世界最悪の危険地域ですね。
その通りです。
>中国、北朝鮮、ロシアの覇権強権独裁者の三馬かが近くですね。
日本が地政学的に世界最悪なのは中ロだけでなくアメリカという《世界でもっとも軍事力と経済力を持っている3か国にかこまれていること》です。
ハッキリ言って、北朝鮮なんてぜんぜん大したことありませんし、朝鮮半島が統一化してもそれほど危険ではありません。
朝鮮半島の国が日本にとって危険になるのは「その後ろにある大国が朝鮮半島の国家を支配下に置いたとき」です。
これは白村江の戦いで倭国軍が敗北したときから始まります。朝鮮半島の勢力だけでなく、後ろから大国が援助するようになると日本は勝てなくなるのです。
この辺りは明治期から朝鮮併合・満州国建国・ノモンハン事件(ソ連と対立)&盧溝橋事件からの日中戦争のように、日本が大陸に入れば入るほど勝てなくなります。
それでも明治以前は大陸側を警戒するだけでよかったので、なんとかなったのですが、黒船来襲でそうはいかなくなりました。太平洋の向こう側に「アメリカ」という新たな大国が存在することが明確になったからです。
殆どの日本人が意識しませんが、実は黒船の70年前からロシアは日本を開国させようと躍起になっていました。
ロシアが日本に接触して開港を求めたのは安永7年(1778)まで遡ります。明治維新が1868年ですから、実に90年前にはロシアがペリーと同じように開国要求をしていたのです。
そしてその後、北海道の松前藩に対する攻撃など、ロシアは何度も日本に開国を迫っていますが、アメリカが来るまで日本は開国要求を完全に否定していて、黒船来航(1853年)の後には、ロシア軍はポサドニック号事件として知られる対馬占領事件も起こしています。
日本が「黒船」をことさら歴史の中に取り上げ、ポサドニック号事件を忘れているのは、実はロシアや中国への対応方法が1000年かけてすでにできているからです。
だから、最初に書いたように中・ロ・北朝鮮だけでは地政学的に最悪とはいえないのです。日本にとって最悪なのは、150年前にアメリカという新しい敵が現れたことで、これにより、日本は米中ロという世界最大級の軍事・経済国家に囲まれ、なおかつこの3か国は核も持っている、という地政学的なリスクを被ることになったのです。
>日本は、如何なる準備が必要ですか。平和ぼけしないで、本気のご回答を、切によろしくお願い申し上げます。
本気の回答をすると「アメリカは元々、日本の仮想敵国であるという点を忘れてはいけない」という事につきます。
そしてもうひとつ「日本は自国一国では、米中ロに対抗できない」という事実です。
戦前はアメリカはそれなり、ロシアはそこそこ、中国は西洋列強に抑え込まれて弱体化、だったので戦争を始める前にロシアと日ソ不可侵条約を結んで「お互いに攻め合わない」安全策を取ってから、日本は対アメリカ、ソ連は対ナチス戦争を始めたわけです。
ところが今はロシアはそれなりに強大・中国も結構強大・アメリカは世界一強大な国なので、日本一国では太刀打ちできません。
となると、日本は「これらの3つの国の軍事力学的中心点になる戦略」か「いずれかの国と軍事同盟を結ぶ」しかありません。
軍事力学的な中心点というやり方はスイスが採用していて、独仏伊というスイスから見ればかなりの大国の軍事バランスの上で中立を維持するやり方です。
しかし敗戦した日本にはこのやり方はできなかったので、朝鮮戦争を機にアメリカと軍事同盟を結ぶ方法を選んだわけです。
今後については、スイスのように中立国を選ぶ方向性もあるかもしれません。ただしその場合は核兵器配備と国民皆兵制が必要で、かなり難しい選択肢だと思います。
ならば「米中ロのうち、もっとも価値観が共有できるいずれかの国と軍事同盟を組む」しかありません。
これがアメリカと同盟を組んでいる一番大きな理由です。
またこれは実はアメリカにとっても非常に有利な軍事同盟でもあります。なぜならアメリカ本国(西海岸)から見て日本列島までを「すべてアメリカ海軍の管理下に置ける」からです。
世界で唯一、本国以外に日本の横須賀に空母の母港をもち司令部を置くのは《日本列島の位置がアメリカ西海岸の反対側の大陸の手前にあり、西海岸・ハワイ(真珠湾)・横須賀に港があることで、太平洋全域にアメリカの覇権が維持できる》からです。
もし日本と同盟を結べないなら、戦前のように日本軍が復活して、太平洋の半分まで日本の管理下になるかもしれず、それは「真珠湾攻撃を防げない」ということを意味します。
アメリカにとっては、日本が中国やロシアと軍事同盟を組んで太平洋に進出しても同じ結果になります。
つまりアメリカ側も「日本が中ロと軍事同盟を組まないようにする」ために、日米の安保は絶対に必要なモノなのです。
これを踏まえたうえで、現在の日本の今後の方向性を考える必要があり、直近では中国の膨張主義に対応することになると言えます。
なので、今もっとも危険なのは台湾有事ですし、南シナ海の中国の覇権主義(十段線)に対しても日本はフィリピンやベトナムと共同して南シナ海にプレゼンスを確立する必要があります。
同時に、アメリカをはじめとした西洋諸国、特にオーストラリア・パプアニューギニア・ソロモン諸島などをコモンウェルスとして同盟関係を保っているイギリスは中国の膨張に敏感にならざるを得ないので、日英同盟の強化も有効であるといえます。
当面の間、今後30年ぐらいはこの方向性しかないと思いますが、しかし今後《日本と米英が考える資本主義の方向性が違ってくる》こともありえますので、その時に日本が中国やロシアと組めるのか?(1000年に渡る歴史から言えばまず無理)、東南アジアと日本が一体になって大東亜共栄圏の地域にEUのような地域組織を作れるのか?は常に考えていかなければならない問題だと思います。
有り難う御座いました。ロシアが仕掛けたウクライナ侵略戦争中で、イーロン・マスクがウクライナの通信遮断したたり、国連を麦輸出等で常任理事国なのに核威嚇を、両者にした、最悪のロシアですね。そのグループ中国・北朝鮮です!
No.14
- 回答日時:
軍事力増強‼️富国強兵‼️(≧▽≦)自衛隊は砲弾不足してますよ‼️( ;∀;)
No.12
- 回答日時:
日本は、地政学的に世界最悪の危険地域ですね。
中国、北朝鮮、ロシアの覇権強権独裁者の三馬かが近くですね。
↑
日本は平和ぼけしているので
そうした危険地帯に位置している
という認識がありません。
日本は、如何なる準備が必要ですか。
↑
1,核武装
21世紀、最高の知性といわれ、ソ連崩壊、
リーマンショック、ユーロ危機、
トランプ当選、英国EU離脱、「アラブの春」
などを的中させたエマニエルトッドは、
日本が核武装すれが、日中間の平和は
永続的になる、と指摘しています。
2,NATO入り。
お互いに戦闘する義務が発生しますので
これら三国も手を出せなくなります。
3,原潜
日本海に3隻沈めておけば、日本海からの
侵略は阻止できます。
4,米国との同盟堅持。
米国は信用できませんが、同盟を
した方が良いことは確かです。
5,中ロ北と同盟する。
そうすれば、三国からの脅威は弱くなりますが
欧米を敵に回すことになります。
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