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警察の手続きに詳しい方に質問です。
横領事件がどのように処理されるかを知りたいです。

自作の小説内で、
「主人公が横領事件を起こし警察に捜査される」
というくだりがあるのですが、そのシーンでの出来事の流れを調べています。
以下のような事件の場合、捜査・処罰はどのように進むでしょうか?


事件の概要(小説の設定)
フリーランスの映像スタッフ(29歳・男)が、ドラマ制作スタッフとして契約した映像制作会社から「カードキー」と「経費約3万円」を預かったまま音信不通になった。

・2か月の契約期間中、契約開始から1週間ほどで急に音信不通
・制作会社が持っている音信不通スタッフの情報は、LINEアカウントのみ
 (スタッフは名刺を渡さず、契約書も交わす前だった)
・1、2か月経っても連絡がつかない→制作会社が被害届提出
・カードキーがあれば、会社が入っているオフィスビルに勝手に入れてしまう
・制作会社側に処罰感情はあまりない。お金とカードキーさえ戻れば放免したい
・スタッフは両親のいる実家住み


想定した流れ(自分で調べた範囲で)
A:
被害届を受けて警察が捜査開始
→実家の親に任意出頭の要請(電話?郵送?)
→(電話の場合)本人に代わり、本人は出頭要請に応じる
→(出頭日までに)本人が制作会社にカードキーと3万円を返す
→警察署で取り調べ(取り調べは一回なのか?)
→横領品の返却完了、制作会社の処罰感情なしと確認
→微罪処分で前歴のみがついて、捜査終了
→主人公は前歴持ちとして社会に戻る

B:
被害届を受けて警察が捜査開始
→音信不通=逃走の意思あり、カードキーで侵入罪のおそれありと判断
→逮捕令状請求、受理
→逮捕しに実家に来る
→実家で警察官にカードキーと金渡す
→警察署で取り調べ 処罰感情なしと確認
→身元引受人(親)が、身柄引受書書く、訓告される(親も警察署に出頭する?)
→逮捕されずに微罪処分

C:
実際に逮捕・拘留される?(可能性低いか?) 
→逮捕されても1,2日拘留されて微罪処分


A~Cの想定だと、どれが一番現実的でしょうか?
想定に対して「これは起こらない」ということや、逆に「こうなりそう」ということがあれば、ぜひ教えていただきたいです。

犯罪を扱うシーンなので、現実に即してしっかりと書きたいと思っています。
小説は文学賞に応募する予定です。お力をお貸しいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • ご回答ありがとうございます。
    丁寧に書いていただき、とても分かりやすかったです。
    1点お礼と、1点補足をさせていただきます。

    お礼
    >カードキーを盗まれたとしても侵入されるおそれはないケースが多いのではないでしょうか。

    この点、「ログが取れる」「そのIDだけ無効にできる」という仕組みを失念していました。
    「・カードキーがあれば、会社が入っているオフィスビルに勝手に入れてしまう」
    という設定はなくしたいと思います。
    ご指摘いただきありがとうございます。


    補足
    >企業側だって刑事事件化したら手間もかかるし、~~オオゴトにはしたくないわけです。

    会社側(正確には、おそらく制作会社が入っているビルの管理会社)が、警察に届け出ざるを得ない、という条件を補足させていただきます。
    →(字数制限のため次の補足に続きます)

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2024/02/10 10:42
  • →この小説の設定は事実をもとにしています。
    事実では、制作会社が入っているビルがセキュリティーに厳しく(数年前に刃物を持った人物が侵入し、殺傷事件があったため)、カードキーが返却されないと警察に届けを出さないといけなくなる、という状況でした。
    その後、音信不通のスタッフが、経費とカードキーを返却したため事態は収束しましたが、小説では「もしスタッフがそのまま音信不通で、ビルの管理会社が警察に届けを出したら…」という状況を想定しています。

    以上を踏まえ、追加での疑問点です。
    ・管理会社は警察に「被害届」ではなく、弁護士を通して「告訴状」を出すのが自然か?
    ・「告訴状」を出したとして、この事件で受理される可能性はどの程度あるか?
    ・受理されたら捜査はどのように進むか?
    ・受理されなかったらスタッフの身には何も起きないのか?

    重ねて質問してしまい恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

      補足日時:2024/02/10 10:45

A 回答 (8件)

前回回答の「実はそのスタッフは一人で在宅で」とは、「そのスタッフは自分では在宅勤務のつもりで」の意味です。

一人でマイペースで仕事はするが、発注元の会社とは連絡を取ろうとしない(急に音信不通になる)奇怪なフリーランススタッフだったという設定は、変でしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとう

お礼日時:2024/02/11 10:55

質問者さんは、せっかく考案なさった設定を、活かしきれていないと思います。



前回の拙答からもお察しいただけるでしょう、私は一介の小説好きに過ぎません。「警察の手続き」には詳しくない。だから雑談程度に聞き流してほしいのですが、要は犯罪の「構成要件」ですよ。
想定のAもBも、「被害届を受けて警察が捜査開始」と決めてかかっていることが、そもそもおかしいのだ。Cに至っては「実際に逮捕」ですって?

犯罪が成立していなかったら、警察は被害届を受理しませんよ。ご質問の場合、業務上横領罪の構成要件でしょう。その構成要件を一つ一つ見ていきましょう。
小説の設定では、「契約書も交わす前だった」とおっしゃってます。しかし、警察はまず「ドラマ制作スタッフとして契約した」証拠を求めるでしょう。LINEのやり取りなどが残ってるとしても、報酬や労働条件などは取り決めていたのか? 契約として曖昧過ぎない?
「2か月の契約期間」、「1、2か月経っても連絡がつかない」ということは、被害届提出時において、まだ期間中だった可能性がありますね。仮に「カードキーと経費約3万円は期間終了後に返却・清算するつもりだった」と抗弁されたら、犯罪が未成立になります。
刑法の大原則であるところの、「罪を犯す意思がない行為は、罰しない」はご存知ですか? 質問者さんは、そのスタッフの「音信不通」が犯意の証拠とお考えのようですが、仮に「制作の構想に取りかかると自分だけの境地に入ってしまう」、「会社と連絡を取らなかったことは過失であった」と抗弁されたら? 「過失横領罪」は存在しないので、これまた犯罪が未成立になるでしょう。

「抗弁したいなら警察に捕まってから言え」と思うかも知れませんが、そもそも警察は捕まえてくれないでしょう。警察は、犯罪が成立してないなら捜査に着手しません。
「弁護士を通して『告訴状』」ともおっしゃっていますが、それならなおのこと、弁護士は犯罪の構成要件の確認が取れないと告訴状を書いてくれないと思います。

つまり、私が申し上げたいのは、「主人公が横領事件を起こし警察に捜査される」くだりを書きたいなら、「社員」または「契約書あり」などの設定にするべきってことです。
なぜ、わざわざ「フリーランス」、「契約書も交わす前」という設定になさったんですか? それならむしろ、「被害届を出したが受理されない」という宙ぶらりんの状況を描き、「フリーランスで、かつコミュニケーション拒否」の宙ぶらりん野郎と重ね合わせて、意外なストーリーを展開してみてはいかがでしょうか。
経費の持ち逃げと決めてかかるのではなく、実はそのスタッフは一人で在宅で、ドラマに挿入するサブストーリー動画を制作していた、それが出色の出来栄えだった、今は機材も発達したしネットからも素材を取れるのでそういうことが可能、などと。まあ質問者さんのご自由ですが。
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この回答へのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。
とても勉強になります。

>「主人公が横領事件を起こし警察に捜査される」くだりを書きたいなら、「社員」または「契約書あり」などの設定にするべきってことです。

よくわかりました。
今回は警察・犯罪が主なテーマではないので、あくまで事件を起こすことにするのか、あるいは未遂で終わることにするのか、考えたいと思います。


>なぜ、わざわざ「フリーランス」、「契約書も交わす前」という設定になさったんですか?

小説のもとにした事実がそうであったからです。
小説内で書きたかったのは、
「主人公がフリーランスで地に足のつかない働き方をしている」ことと、
「主人公が、『まだ契約書に住所も電話番号も書いていないから、LINEとメールさえ無視すれば逃げ切れるのではないか』と思うシーン」だったので、事実をそのまま採用しましたが、そうすると犯罪の構成要件がまったく満たされないことになるのですね。


>「被害届を出したが受理されない」という宙ぶらりんの状況を描き、「フリーランスで、かつコミュニケーション拒否」の宙ぶらりん野郎と重ね合わせて、意外なストーリーを展開してみてはいかがでしょうか。
 
今回の質問で、この設定ではそもそも犯罪にすらならない、ということがわかりましたので、「主人公は犯罪級の大ごとを起こしたと焦っているのに、社会(会社・警察)はそれほど動じず、結局主人公は宙ぶらりんなまま」というところから次の展開に繋げていけそうだと思いました。


詳細なご回答ありがとうございました。
小説好きの方からご回答いただけて嬉しかったです。

お礼日時:2024/02/11 10:55

No2です。



事実かどうかは別として小説にする場合は万人が納得することが必須です。いくら事実であっても、多くの人が「納得できない」ようなプロットは採用すべきではありません。繰り返しになりますが、

・カードキーの紛失ぐらいで警察に届けるなんて企業はほとんどありません。
・3万円程度の被害で警察に被害届なり告訴状なりだすことはありません。

このあたりを変えないと万人が納得しませんよ。
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>重ねて質問してしまい恐縮ですが、よろしくお願いいたします。



空想と事実が混在しているので回答も難しいですが、

まず大前提として
「普通はカードキーが返却されない程度では警察に届けたりしないもの」
です。

しかし設定として
「カードキーが返却されないと警察に届けを出さないといけなくなる」
という例外的ルールが設定されているわけです。

要するに、「現実はどうあれ小説内の設定だから事件化するのです」とおっしゃっているのです。

例外を根拠に一般論をお尋ねなさっているので、回答がどこにも着地しないのだと思われます。

現実はどうあれ小説の設定なんだということなら、被害届でも告訴状でも何でもいいのではないでしょうか。

それだと書きにくいとおっしゃるなら、設定内に「警察に届を出さないといけなくなる」とある以上は、警察へ被害届を提出するのが妥当なのではないでしょうか。

一般論でそれはあり得ないよって回答すれば「実際にあったこういう例外事例をもとにしています」ってなっちゃうし、例外が前提なら好きにやればいいのではと回答すると「一般的にはどうなんでしょ」って疑問に思われてしまう、そんな状況ではないでしょうか。

普通でいくなら普通でいく、つまりカードキーが返却されないくらいで被害届を出すなんて無茶をすべきじゃないし、例外事例をもとにするなら好きにする、つまりストーリーがやりやすいように被害届でも告訴状でも好きに出して都合よく受理されれば良いのです。
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この回答へのお礼

ふたたびご回答ありがとうございます。
感謝いたします。

事実に基づいた前提(カードキー程度で警察には届けない)を訊ねながら、
架空の設定(カードキー程度でも警察に届ける)を付け加えること自体に無理があるというご指摘、理解いたしました。

「カードキー程度でも警察に届ける」というのは、あり得ない、無茶な設定なのですね。
私としては、「カードキー程度でも警察に届ける」ことは、現実でも「可能性はかなり低いが、あり得なくはない」ことだと認識してしまっていたので、
その低い可能性の中で、届けが出されたらどうなるかの手順も法律的に決められているだろう、と思ってしまったのですが、
そもそも届けを出すことが現実にはあり得ないことならば、小説の設定自体を変更したいと思います。

今回も丁寧にご指摘いただき、大変わかりやすかったです。
ありがとうございました。

お礼日時:2024/02/11 10:15

犯人が判っているのですから、被害届ではなく


告訴状の方が良いです。

被害届は受理されても、警察には
捜査義務は発生しませんが
告訴を受理したら、捜査の義務が発生します。

また、他の方も既に指摘していますが
このような小さな事件では
警察は受理しないことが多いです。

弁護士を通せば受理する
可能性が高くなります。


実家の親が任意出頭てのも
あまり聞かないですね。

横領ではなく、業務上横領
でしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
有益な情報で、大変助かりました。

・被害届ではなく告訴状がよい
・横領ではなく業務上横領
→小説をその設定に変更したいと思います。


「制作会社が入っているビルの管理会社が、カードキー窃盗については警察に届ける方針だった」という設定を追加しました。
(小説のもとにした事実がそうであるため)

その上で、以下の疑問がわきました。

・小さな事件では受理しないことが多い
→受理されなかった場合、企業側は民事で事件化しようとするのか、被害も少ないので諦めるのか、どちらの可能性が高いでしょうか?

・弁護士を通せば受理する可能性が高くなる
→例えばどのような条件(状況)があれば、告訴状が受理され捜査が始まりやすいでしょうか?

・親が任意出頭することはあまりない
→(捜査が始まったとして)本人のスマホ?実家の家電?に直接任意出頭の電話が来るものなのでしょうか?

重ねての質問で恐縮ですが、もしお答えいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

お礼日時:2024/02/10 11:21

残念ですが質問者さんの知識レベルでは、(犯罪を扱う)小説を書けないでしょう。

ほかの回答者さんがおっしゃってることが、ことごとく当を得ています。「民事上の不法行為として扱われるだけ」、「カードごとにIDが振られていて」「そのIDだけ無効にすることができます」、その通りだと思います。したがって、ご質問のA~Cすべてが非現実的です。

いっそのこと、「書けない小説を書きたがるダメ人間」として、自己風刺のユーモアを交えてお書きになってみては?
たとえば初期の安岡章太郎がそういう作風でした。あの人は慶応の英文科まで出ているのに、「僕は落第生で」が口癖でした。
父は高級軍人(陸軍獣医の幹部で少将まで昇進した)だったのに、章太郎は惰弱で勉強に身が入らず、軍隊も志願せず、結核にまで罹ります。あげくの果てに、敗戦後は実家が零落して(父は無気力になって、退役少将に見合うような再就職をしなかった)、一家立ち退きの強制執行を食らったりしています。

どんだけ気性が挫けて頭脳も衰えていたかというと、父は(獣医なので化学の知識もあり)、しょう油を合成して売ろうとしたのですが……。合成しょう油とは、食料難で大豆が手に入らず、まがいもののタンパク質分解物(アミノ酸液)をしょう油風味にしたものです。それは透明な液なので、見た目もしょう油風にカラメルなどで色付けしなければなりません。
ところが、父は陸軍少将まで務めた人なのに、そこまで頭が回らず透明なまま売ってしまったのです。「あそこのしょう油はニセモノだよ!」と一気にバレて売れなくなりました。父はエリート、息子も高学歴のはずですが、家計は窮迫します。

それでも安岡は「海辺の光景」、「流離譚」などの名作を物して、日本文学史に名を遺す小説家になりました。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

たまたま、今書いている小説は「自分のダメ人間さ」を下敷きにしたものでした。自己風刺のユーモアが交えられているかどうかわかりませんが…

安岡章太郎の小説は、ちょうど読んでみたいと思っていたところでした。
合成しょう油のエピソード、おもしろいですね。
「海辺の光景」、「流離譚」読んでみます。

お礼日時:2024/02/10 10:55

設定に無理がありますね。



No1さんのおっしゃるとおりです。
3万円ぐらいでは事件化なんかしません。桁が2つ違います。
それにカードキーでは特定のカードを簡単に無効化できますよ。
そうでなければカードキーなんて運用できません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
有益な情報で、大変助かりました。

>3万円ぐらいでは事件化なんかしません。桁が2つ違います。

「微罪処分とされる判断基準のひとつとして、被害が軽微であること(財産犯では金額がおおむね2万円以下)がある」
という内容を複数のウェブページで読んだため、3万円だと事件化するのかと考えてしまいましたが、実情は違うのですね。
(「桁が2つ違う」被害額になれば、企業側も仕方なく警察に訴えるということでしょうか)


>それにカードキーでは特定のカードを簡単に無効化できますよ。

おっしゃる通りですね。無効化の仕組みを失念していました。
このことを考慮して、小説の設定を考えたいと思います。

お礼日時:2024/02/10 07:53

その程度の横領で刑事事件化することは考えにくいです。



民事上の不法行為として扱われるだけだと思います。

企業側だって刑事事件化したら手間もかかるし、横領されるなんて対社会的には恥ずかしいことですし、オオゴトにはしたくないわけです。

よって、ABCどれでもないと予想します。

また、カードキーは、私の知っている範囲では、カードごとにIDが振られていて、どのカードが使われて侵入したかログが取れますし、盗難や紛失があった場合は、そのIDだけ無効にすることができますので、カードキーを盗まれたとしても侵入されるおそれはないケースが多いのではないでしょうか。

企業側の実損は、カードキーをもう1枚再発行する際のコストだけです。

IDが振られていないカードキーもあるのかもしれませんが、セキュリティ的にはザルな、イマドキでは考えにくいカードキーだと思います。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
企業側が警察に届けなければいけなかった事情がある、という条件を「補足」で説明させていただきました。
その上で浮かんでしまった疑問があるので、もしご回答いただけましたら大変助かります。

お礼日時:2024/02/10 10:50

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